7/31/2021

2021/7月の散歩(茂原観音)

2021/7/31
家の近くに気になる小山がある
お寺さんがあるのだろうと思っていたが、今まで訪れたことがなかった
今日は家からの散歩に、この山を目指してみた
後で知ったことだが、ここは下野三十三観音第20番の廃寺、穴穂山普門寺の茂原観音を祭っており、旧国道4号線(日光街道)にも、「茂原正観音道」の道標がある、古くからの信仰場所だったようだ
ちなみに日光街道から「茂原正観音道」をたどると、いつもライブでお世話になっている「菜々彩」のお店があるという不思議な縁のあるお寺だ
廃寺とは言っても、きちんと管理されている様子がわかる
地元の方々が、今でも聖観音様をきちんとあがめているに違いない
家からも近いし、今後も訪ねてくるとしよう
次はカメラも持って来るとしよう


7/24/2021

明治里山(7月の植物相調査)

2021/7/24
久しぶりの明治里山植物相調査
イヌゴマ(犬胡麻、Stachys aspera var. hispidula)
ヌマトラノオ(沼虎の尾、Lysimachia fortunei)
ソバ(蕎麦、Fagopyrum esculentum)
ヒメヤブラン(姫薮蘭、Liriope minor)
クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草、Liparis kumokiri )の実
アキノタムラソウ(秋の田村草、Salvia japonica)
ミズオオバコ(水大葉子、Ottelia alismoides)
ミゾソバ(溝蕎麦、Polygonum thunbergii または Persicaria thunbergii )
クズ(葛、Pueraria montana var. lobata)
クサギ(臭木、Clerodendrum trichotomum)
ヒヨドリバナ(鵯花、山蘭、Eupatorium makinoi )
ムサシアブミ(武蔵鐙、Arisaema ringens)の実


7/05/2021

日本の滑稽な水際対策

注)以下の投稿は、2021年7月初旬の成田空港での対応をもとに書かれています。

アメリカ建国記念日の7/4(日)に、JALの直行便でSan Diegoから成田に飛び、翌7/5(月)に帰国した。
建国記念日ならば、アメリカ人は日本往きのフライトを予約しないであろうから、空いているという予想の元、4月初旬に予約を入れていた。
5月に日本を出国後、COVID-19のδ株の世界蔓延をうけ、日本入国者に対する水際対策が強化されることとなった。
その結果、外国籍者は日本へ上陸できないこととなり、July 4thに関わらず外国籍者は日本往きのフライトから、乗り継ぎ客以外はいなくなっていた。
さらに日本国籍者でも、δ株蔓延地域からの入国者には、同様のホテル隔離が義務付けられた。
私の直近14日間の滞在州であるメリーランド(以下MD)とカリフォルニア(以下CA)は、δ株蔓延地域から除外されていたが、いつ何時状況が変化するとも限らず、厚生労働省ホームページの状況から目を離せなかったが、幸いなことに帰国時まで除外州でいてくれた。

厚生労働省発行(発行年月日不明)の「水際対策に関するガイドライン」によると、4ページ目の第1章1.水際対策の基本方針 として、
・新型インフルエンザに感染した又は感染したおそれのある者(以下「感染者」という。)の水際での侵入防止を徹底し、国内でのまん延を可能な限り防ぐこと
・帰国を希望する在外邦人の円滑な帰国を実現すること
とあり、オリンピック関係者に対する特別扱いは、本来の水際対策の趣旨から外れた、また邦人の円滑な帰国を実現していない、滑稽なものとして存在していると感じたため、その実情を書きしるしたいと思う。

搭乗時にカウンターで確認される書類が「検査証明書」つまり搭乗72時間以内に検体を採取してのPCR検査結果である。
強制送還させられた若者が出たという例のもので、所定のフォーマットの使用にこだわりがあったり、JPGファイルではだめだったりした例のものだ。
私は厚生労働省の最新フォーマットのPDFファイルを検査機関から電子メールで受け取りそれをスマホから提示したところ、JALカウンターのかたから印刷するのでそのメールの転送を依頼された。医師がサインをした原紙またはPDFでなければならないと理解していたのだが、成田では紙が必要とのこと。メール添付のPDFをPrintするのだから、原紙の必要はないということか。厚生労働省も日替わりで対応を変えてくるので、最新情報の入手が肝要です。

7/4当日の搭乗顧客は9人、勤務中のCAが7名と移動のため座席に座っていたJAL社員が7名、パイロット2名をいれても合計25名を乗せたB787でした。
搭乗ゲートでは、職員が手持無沙汰で悲しい感じ。

搭乗直後の機内において、入国に必要な書類として「誓約書」「質問票」と通常の「通関申告書」を渡され、到着時までに記入するよう促される。

7/5 16:20 成田到着。

9名の乗客のうち2名は乗り換え客だったため、残り7名がずらずらと、前と後ろを職員に挟まれながら到着ゲートから移動していった。
17:05 空港内の通路に、間を取って置かれた折りたたみ椅子に座らされた。以降の各場所には写真撮影禁止の張り紙があるため、文字のみの記録となります。
我々の前方と後方には、別の便で到着したと思われる乗客が、フライトごとに集団を作り座っている。
どの便の乗客も10名前後という感触。

そこに別の職員が来て、各書類の記入漏れを確認して回ります。

「誓約書」とは、入国後14日間の行動制限を制約するものですが、実行力を持たせるために2つのスマホアプリを利用します。このアプリのダウンロードができない場合は、個人負担でスマホをレンタルしなさいとなっています。そのことに同意しますか?という質問文があったが、私はダウンロードが完了していたのでこの質問への回答該当者ではないと判断し、空白にしておいた。その旨を職員さんに説明したが、ダウンロードができても動作できなければ(動作確認はこの後のステップになります)スマホを借りていただくので、同意しろといわれた。入国することが重要なので、ここは素直に従った。
ところでこの「誓約書」は、氏名記入欄があるが自署とはなっていない。想像するに通常なら右上に印鑑をつく蘭があるのだが、帰国者が印鑑を所有するわけもなく取り外したら、あれへんなことになっちゃった、ということではないか。
未成年でもない限り誓約書にサインも日付もいらない国があることに、正直驚いた。

「質問票」とは、入国前14日間の滞在地や現在の健康状態を記入するものだが、質問の一つに、感染者との接触があったか?という項目がある。滞在中に訪れたスーパー、レストラン、土産物や、その他もろもろの人の中に感染者がいたかどうかなど知り様がないので空白にしておいた。その旨を職員さんに説明したが、入国することが重要なので、ここは素直にNoと記入した。
入国前14日間の滞在地に関しては、自己申告なのでなんとでも書けてしまう。仮にMDがδ株蔓延地域に指定されても、CAから帰国しましたと書けば、それでいいことになる。滑稽にもほどがある。
14日間の待機先とそこまでの移動手段も、自己申告制である。

到着便のグループごとに、順番に別室に連れていかれるが、San Diegoからの便の後は、ほとんど到着便がなかったため、我々は一番最後に別室に連れてゆかれた。ここまで約1時間の待ちであった。

別室では書類の正式審査があり、過去滞在地、待機場所、移動手段に関しての口頭確認がなされるが、やはり裏付けを取るわけでもない。

18:08 書類審査の後に唾液採取です。後に書きますが検査結果が出るまでにかなり待たされます。
それならば到着後すぐに唾液を採取してくれれば、1時間早く終わったのに、と思ってしまいます。さらに言えば、到着前の機内でも採取は可能と思われます。
唾液採取の30分前は飲食禁止なのであれば、各航空会社が成田到着前にアナウンスしてくれればよいだけのこと。作業している人にとっては、何ら時間短縮には興味ないでしょうが、我々の前の便には子供を連れた家族もおり、もうすこし利用者目線で全体の流れを作れないものかと思います。
また唾液ですが、ヨダレではなくツバを取ります。そのことの説明もなく、掲示もないので、ヨダレを出そうとしている人は苦労していました。私はペッペと終わりにしましたが。

18:17 スマホアプリの設定ステージに移動します。最初の待合所から1時間12分が経過しました。
ここでもまず椅子に座り担当窓口が空くのを待ちますが、その間にインストールの確認が回ってきます。これも最初の待合席でできたよね。
必要なアプリは2種類です。所有者位置情報アプリのOELと、ビデオ通話アプリのMySOSです。COCOAもダウンロードすることを強要されますが、陽性判定が出ない限り必要ないアプリです。

また27ページにも及ぶ、これらのアプリのインストールからの説明書もこの時配布されますが、ちょっと待ってくれよ!
インストールは搭乗前に済ませろというのが、厚生労働省ホームページの指示だろ。苦労してサイトをあちこち読み解いて、漏れが無いよう注意してホームページを確認して回ったのに、これ1冊あれば完璧じゃん。なんで厚生労働省ホームページがこの説明書のように順序だてて書いてくれてないの?なんで今更これを渡すの?
入国後に必要なページは、OELで2ページ、MySOSで2ページ、その他1ページだけじゃん。

さてアプリの設定窓口に呼ばれますが、OELの担当者はOELだけ、MySOSは別の窓口です。
インストールされたアプリの初期設定を、担当者の指示通りに行います。
これもさ、できない人にだけ丁寧に説明すればいいだけの話じゃない?
最初の1時間待ちの間に、初期設定に必要な5ページの説明書を配って、できる人はそこでやればいいだけじゃない?まあ、ここでの時間つぶしは、抗原検査の結果待ちに含まれるわけだから、いいんだけどさ。

18:29「誓約書」の審査です。
自筆のサインではない書類を審査しても、あまり意味は無いと思うけどね。つまるところアプリの動作が確認できなかった人は、ここでスマホをレンタルしなさいという場所。
入国の翌日から14日の間、自宅にとどまり、海外からのウイルスをまき散らしません、ということを誓約させる場所。
われわれは搭乗の72時間前には自費でPCR検査を受け、厚生労働省指定のフォーマットで医師のサインを持って日本まで来たのよ。さらにさっき唾液を検体して、抗原検査も陰性でなければ入国できない人たちなわけ。どうやってコロナをまき散らせるのよ。
そのCOVID-19ウイルスに対しての超優良自国民を14日間、今日を入れると15日間もアプリで監視されて、オリンピック関係者は素通りなわけ?
この規則に従わないと、罰則は氏名の公表だとさ。入国することが最優先なので、はいなんでも誓約します。
でもさ、誓約書は取られてしまうので、何を誓約したか忘れちゃうよ。

次に向かうのは、抗原検査結果発表を待つ待合室。
入り口で係の人が手書きでリストを作っている。検体番号と氏名を、座席の番号の欄に記入している。不思議なリストだなあと思うが、入国することを優先させる。

18:35 ここでも係員が新規の着席者に説明して回る。この番号でお呼びしますので、呼ばれるまでお待ちくださいと。
じっと待つこと1時間。この間に順次検査結果が出た人の番号が読み上げられる。みな疲れ切った表情で待合室を後にする。
自動車免許試験所の結果表示ボードを借りてくるとか、大画面のスクリーンを準備して、番号をパソコンから表示するとか、できると思うのだが読み上げる。
やっと呼ばれたという安堵のため息が次々と出るため、途中から番号が聞き取りにくくなる。そもそも座った席の後ろから読み上げるが、耳はそちらには付いていない。
入り口で検体番号と座席番号のリストを作っているのだから、その席に行って指示を出すこともできると思うが、自分の場所から読み上げる。後ろの方から読み上げる。大抵連番で呼び出されるが、たまに飛ぶので聞き漏らせない。
私にはできない仕事だなあと、PASONAの人はえらいと思う。

19:37 呼び出されて向かう別室で、ひとりづつ結果の紙をもらう。
ここで陽性結果が出たら、同じフライトの人はどうなるの?ここまで来たら個人の結果ではなく、その機体としての結果だよね。国内への蔓延を防止したいなら、少なくても同じ便の人は全員隔離だよね。さっきの待合室には、100人弱の人が一つの部屋にいたけどさ。きっと換気は完璧だったんだろうけどさ。
だったら唾液はフライトごとのバッチ検査(プール方式)にして、結果発表を早くできない?
陽性が出たバッチの搭乗者は、それから個別に検査して、個人結果発表までもう1時間待つのは、辛いけどさ。

これで水際対策特別対応は全て終わり、預け荷物の受け取りに向かう。
陰性判定の紙を見せてパスポートコントロール。
あれ?陰性判定の紙が一番重要なんじゃないの?くれるの?個人情報は受け取れないの?
???
機体到着から3時間半以上経過した荷物のターンテーブルはとっくに止まり、荷物だけが陰性判定を待ちわびて取り置かれていた。
預け荷物の制限ぎりぎりまで詰め込まれた大荷物だったが、税関審査を無事終えて成田の外気を吸ったのはちょうど20:00。
吸いたかったぜ!