5/30/2022

2022/5月の散歩(日光)

2022/5/30
今日も朝10時過ぎに思い立ち、日光へ
手前の今市で昼食は、茶そばのやぶ定
京都宇治抹茶を練りこんだ天もりそばは、さっぱりすっきりの味で、ツユも好みです
ここのカレーは、美味しいし、セットメニューの値段はお値打ち
食後は二荒山(ふたらさん)神社の別宮、滝尾(たきのお)神社
二荒山と大猷院の間にある参道から入ります
日光開山の祖、勝道(しょうどう)上人(しょうにん)の足跡を、ずいぶん辿ってきましたが、ここは男体山へ行こうとしていた上人の前に、地蔵菩薩が現れたという場所に祀られた空烟(くうえん)地蔵
さらに山道となっていきます
参道脇には、フタリシズカ (二人静、Chloranthus serratus) の大群
まだ花をつけているものもあり、麓との気温差を感じます

水辺には、クリンソウ(九輪草、Primula japonica)も花をつけています
しばらく登ると、行者堂と呼ばれるお堂があります
山岳信仰である修験道の開祖とされる、役小角(えんのおづぬ)
弟子の前鬼(ぜんき)と後鬼(ごき)を左右に従えている
ここから参道はいったん下り、石の道に変わるが、結構歩きづらい
これより先は神聖な場所であるため、大小便を禁ずるという、大小べんきんぜいの碑

白糸の滝に到着


ヤマタイミンガサ(山大明傘、タイミンガサモドキ、Parasenecio yatabei、キク科コウモリソウ属の多年草)が伸びてきている
滝尾神社にお参りします

二荒山神社のHPでは滝尾神社で統一されているので、滝でも瀧でも構わないようである
石段を登ると白糸の滝を上から覗ける


影向石(ようごういし)とは、遠くの神を遙拝したり、来臨する神を拝んだりする場所だという
鳥居の真中の穴に、3つの小石の内一つでも入るとその日、いいことがあるといわれる運だめしの鳥居
もみじの新緑と楼門
国の重文「楼門」
弘仁11年(820)に創祀されたと伝えられ、田心姫命(たごりひめのみこと)を祀る
「日光三社」の一つである滝尾神社の御本殿と唐門は、どちらも国の重文
日光三社とは、男体山の新宮、女峰山の滝尾、太郎山の本宮を指すそうです

女峰山の神が降臨した場所とされる御神木の三本杉
神聖な空気で満たされています
滝尾稲荷神社
霊泉「酒の泉」
末永く美味しくお酒がいただけますよう、どこよりも強くお祈りを捧げました
子宝に恵まれ安産になるという「子種石」
同じ道を降りてきました
滝尾神社の向かいにある、滝尾高徳水(たきのおたかとくすい)神社
帰路は東照宮の裏手に続く滝尾参道は、とちぎの景勝100選の道
ヤマフジが、まだ良い香りを届けてくれています
慶長5年(1600)関ヶ原の戦いの折り、徳川家康が乗った名馬の碑。家康が亡くなった後も、元和3年(1617)から寛永7年(1630)に亙たる14年の間、東照宮に御神馬として奉仕した神馬の碑

菅原道真を祀る北野神社


開山堂は、勝道上人が弘仁8(817)年3月1日(旧暦)に遷化(死去)したとき、荼毘(火葬)に付した場所で、東照宮の管轄です
勝道上人の生地から火葬場まで、ついに来てしまいました
お隣にある観音堂は、別名香車堂と呼ばれているそうです。
将棋の駒の香車が戻らずに直進する駒なので妊婦がこの駒を借りて帰り、自宅の神棚にお祀りすると無事安産すると言われているそう
苔生したさまが、結構えぐい
開山堂の裏に、勝道上人のお墓があります
墓地にはエンレイソウ(延齢草、タチアオイ、Trillium smallii )が沢山実をつけていました
墓地の裏山は「仏岩」と呼ばれる崖になっており、上人が荼毘にふされた場所だそう


お産に縁のある、自然石二つからなる奇石「陰陽石」
神橋の袂までくだり、向かい側にある、とちぎ名木百選の「太郎杉」
滝尾神社の御朱印をいただくため、二荒山神社まで戻ります