8/27/2013

いなばのタイカレー

Facebookで仕入れた「いなば」のタイカレーシリーズ。
タイで生産しているという、本格的なタイカレーが、缶詰で楽しめるという。
試に上三川の家のそばのヨークベニマルで探してみると、おお、あるではないか。
さっそくレッド、グリーン、イエローのトリオ・ザ・タイカレーを買ってきた。

後に知ったのだが、チキンのグリーンタイカレーや、容量の違う缶詰も多種出回っているようだ。
今回の トリオ・ザ・タイカレーは、120g入りの標準バージョンのようだ。
さっそく器に移し、電子レンジで温めなおす。
グリーンのツナタイカレーは、まさにタイカレーの旨みをそのままに、イエローはココナッツミルクを入れややマイルドに、そしてレッドはバンブー入りのアーブの風味豊かな、まさにタイ料理店のカレーのお味。
とはいえ、タイに行ったことがあるわけではなく、アメリカで行ったタイ料理店の話である。
日本、特に栃木・茨城・千葉を拠点としている我々には、タイ高級料理店に行く機会は、なかなかないのです。

カレーの時のご飯は、日本のしっとりねっとりご飯ではなく、パラパラの長粒米が良いだろうと思い、また松戸の自然料理店での経験から、五穀米を普段の倍入れたご飯を準備したのだが、これまた計算通りにピタリと当たり、タイカレーの旨みをさらに引き立てます。

レッド、グリーン、イエローのどれが一番おいしいとか、巷では言われているようですが、それぞれが違うタイカレーですので、ぜひ同時に味わっていただきたいと思います。
それが、トリオ・ザ・タイカレーの正しい味わい方ではないかと、思うのです。

8/20/2013

遠刈田温泉旅行

2013/8/13
上三川(かみのかわ)の家から、帰省ラッシュの東北道を一気に北上し、福島/宮城県境の国見SAまで来ました。
国見SAを選んだ理由の一つは、店外のテラスがあり、犬を同伴して昼食が取れること。
35度の気温の中、ペットを車に閉じ込めておくことはできません。
白い建物がレストラン。冷房の効いたレストランは、順番待ちの状態でしたが、外のテラスは御覧の通り。テラスというより公園のベンチですが、日影があって良かった。
注文した一つ目はカツカレー。お勧めしません。
もう一つは東北丼&うーめんセット。
東北丼には、ソースとんかつ(カツはカレーと同じ蔵王高原豚でした)、玉こんにゃく、野沢菜、人参の煮物。
うーめんとは、温麺と書き、油を使わないそうめんだそうです。
高速道路からもたくさんの桃畑が見えましたが、SAの今は桃一色。大玉6個3,000円は、一般道沿いの直売所より、かなりお高め。
ここでは桃果汁100%のジュースで我慢します。
東北自動車道を白石ICで降り、蔵王町方面に向かい、今回の宿に荷物を降ろしました。
夕飯までまだ時間があるため、遠刈田の街を散策することにします。
とても小さな町なので、中心地はほんの数ブロック。その中心と言える公衆温泉「神の湯」です。
正面入り口の左手には、無料足湯があります。源泉はとても熱いので、足を入れることができません。みな一番下流の湯が温んだところで、足湯を楽しんでいました。
神の湯の前は、唯一のメインストリート。
大きな天狗のお面がありましたが、由来その他は未調査です。
一本裏通りに、いい感じの豆腐屋さんがありました。
豆腐屋の向かいに、Facebook友達になっていただいたS夫人さんの工房「花*花」があります。
今回お初にお目にかかるため、緊張しながら暖簾をくぐります。
可愛い赤絵のストラップやアクセサリー、箸おきや、湯のみ、茶碗などがあります。妻は雛飾りがとても気に入った様子でしたが、次の機会に。
今回お世話になった宿は、Family ペンション アルファさんです。http://www.pension-alpha.jp/
犬が中心ですが、ペットと同伴できる宿で、特筆すべきは食堂にもペットと入れること。犬の大きさも問わず(うちの犬は体重30㎏の大型犬になります)さらに3頭まで無料。その上人間の宿泊料金も、最安値クラスです。
ペット同伴OKのホテルはいくつか泊まりましたが、食事の時も一緒にとは、初めての経験。今回はお盆Weekとあって満室で、食堂にも何匹もわんこ達がいます。それでも、どの子もおとなしい~。

さて夕飯メニューは、なすのずんだ(えだまめ)和え
トマト・きゅうり・いかのマリネ
ふろふき大根のとりひきあんかけ。山椒が効いてます。
ふたたび登場のうーめんのおくずかけ。
こうして出会う、その土地ならではの料理は、旅の楽しみの一つです。
これに白いご飯はさすがに多すぎたので、宮城のご飯は遠慮しました。

2013/8/14
今日の目的は御釜を見ること。
ハイキングの詳細は、こちらをどうぞ。
山を下りて昼食は、ZAO BOOというもちぶたBBQ&Grilleのお店。
ハンバーガーが売りのようでしたが、あえてもち豚メンチプレートを選択。このメンチはGood.
腹ごしらえの後は、前日お邪魔した花*花さんのS旦那さんが作った、陶芸工房へ。「元窯」と書いて、げんようと読みます。
とても気さくなS旦那。FenderのClassic Guitarも触らせていただき、見事な焼き物、ほんの少しおすそ分けいただいてきました。
渋い青色が気に入った、3点です。これはビールや焼酎に合いそうです。
下の2つはコーヒーマグです。
上三川に戻った後に、庭のテラスで撮影したものです。

元窯さんの後「こけし館」に行き、東北特有のこけし文化と地域性について、お勉強をしたのでした。
館内は撮影禁止のため、膨大な数のこけしをお見せすることはできません。
さらに蔵王酪農センターにて、こってり脂肪のソフトクリームをいただきました。

2日目のペンションのお料理は、鶏の漬け焼き
枝豆のかき揚げ
マグロの刺身サラダ
筑前煮
さらに鰻とおろしの温麺で、今日もお米は食べられません。もう満腹。

2013/8/15
さて最終日の朝一は、蔵王酪農センターの隣にある、ブルーベリーファーム。
今年は暑さで収穫が今一つという事ですが、ブルーベリースムージーを頼むと、たくさんのブルーベリーを一生懸命につぶし始めました。これは期待できそうと、ミントを浸しただけのお水をいただきしばし。最後はシェーカーにかけて、絶品スムージーの出来上がり。
これはその時のミント水を、上三川で再現したもの。
庭のミントを摘んで、ギュッと茶こしに入れたものに水を注ぎ、冷蔵庫で冷やしただけ。
暑い今の時期には、お勧めですよ。

ペンションのある烏帽子地区と遠刈田地区の間には、御釜から流れ出る濁川と、烏帽子岳側から流れる澄川が合流した松川が流れており、遠刈田地方の特色を持つ(昨日習った)こけしの欄干をもつ、こけし橋がかかっています。
こけし橋から松川の上流方面には蔵王連山が見えます。

魅力あふれるFB夫婦とお会いでき、楽しかった遠刈田を後にして、エコーラインを使い蔵王を抜けて山形側に下りてゆきます。
米沢あたりで昼食時刻となり、米沢牛ではなく喜多方ラーメンを検索しましたがヒットせず、赤湯ラーメンというご当地ものがあるようです。人気店らしい2軒のラーメン屋に行ってみましたが、どちらも店外に長い行列があり、それだけでめげてしまいました。
2件目のラーメン屋のはす向かいに蕎麦屋があり、そちらに行くことにしました。

米沢の東南の山の入り口にあるのは、蕎麦屋「北澤」
頼んだのはもりそば2枚、天ぷらとイカげそ上げ。
ソバ粉から自分の畑のソバを使い、100%自家製のお蕎麦は香りもありこしはもちろん、なかなかのものです。
天ぷらは、驚きの青梗菜(ちんげんさい)の一枚あげ。ご自分の畑の野菜だそうで、こちらもGood.
イカげそ上げは、さすがに自分の海ではないでしょうが、塩気もありこちらもGood.
絶品はこちらのお漬物。ナスもさるものながら、きゅうりにしみ込んだぬかのおいしいこと。
これを二人分いただけるのは、幸せという物でしょう。
これまたおどろきの甘辛さの大根。これは作れないな。

山形では味付けが甘いらしく、「北澤」さんの味もかなり甘めでしたが、それが土地の味という事で、OKではないでしょうか。

宮城で軒並みお店の並ぶ「桃」を買った後、山形では「ぶどう」がシーズンを迎えようとしていました。
新種のPortlandというマスカットのブドウを買い、いよいよ家に戻りましょう。

ところが東北道は渋滞マーク。昨日から始まったという帰京ラッシュです。
福島からの東北道上り線は、会津若松帰りの車+那須高原帰りの車+日光帰りの車ということで、宇都宮まで40㎞の渋滞のよう。
予想された渋滞のため、さっさと磐越道~常磐道~北関東で上三川へ向かうことに。

しかし、福島~二本松間が渋滞しているため、東北道には乗らずに裏道で磐越道のICを目指します。途中にある川俣町の道の駅で、ちょっと一息。
この114号線を行くと、「浪江町」「北相馬郡」の標識が出る。
さらに山道をゆき、磐越道に乗った我々。「高速料金って、どこを通ろうが均一なんだよね」「今日は上三川に帰る理由はなんだっけ?」「水戸に泊まろうか」ということで、急きょ水戸の別宅を目指すことに。

毎度ながら行き当たりばったりの人生です。

8/16/2013

蔵王山刈田岳の夏

8月のお盆休みに、宮城蔵王を訪れました。
蔵王エコーラインを遠刈田(とおがった)側から登り、御釜展望台のあるPより一つ手前の、大黒天Pに車を止め、片道約1時間の刈田峠アタックを開始。
標高差は、たったの300m強です。
愛犬も一緒に登山します。
出発時は25℃の気温ですが、快晴に恵まれ、これからどんどん暑くなりそうです。
この時期の高山植物は限られたものだと思いますが、出会えた自然を自分の記録に残します。
ヤマハハコ(山母子)
平地のハハコグサに似ていることからこの名前が付きましたが、同じキク科の植物です。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草、コガネギク、Solidago virgaurea subsp. leiocarpa、キク科アキノキリンソウ属の多年草、高山植物)
蔵王連山の火山の跡が、よく見えます。

シロバナトウウチソウ(白花唐打草)
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)とアサギマダラ
アサギマダラ Parantica sita とは、タテハチョウ科 Nymphalidae に属する蝶で、アゲハチョウの様に細かく羽ばたかずにふわふわと飛翔し、また、人をあまり恐れないそうです。
夏に日本本土で発生したアサギマダラのうち、多くの個体が秋になると南西諸島や台湾まで南下することが判明した。
この秋の南下の中には直線距離で1,500 km以上移動した個体や、1日あたり200 km以上の速さで移動した個体もあるという、なかなかのつわものです。
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)とハチ
イワオトギリ(岩弟切)
コマクサ(駒草)
蔵王では中央蔵王に限られた花。かつては群生していたそうである。
山から持ち帰ってしまう人が多く、数が激減しているという。今時そういう人は少ないのだろうが、知らずに踏まれてしまうこともあるのだろう。花の周りに石で輪を作り、目立つようにされていた。
ちなみに平地では育たないそうです。
シロバナニガナ(白花苦菜、学名:Ixeris dentata var. albiflora)
ハイキングコースから、御釜が見え始めました。
苅田岳山頂に到着です。是非拡大写真もご覧ください。「絵葉書のように美しい風景」などと表現するが、実際の風景のほうが美しいに決まっている。



刈田嶺神社(かったみねじんじゃ)
好天に恵まれ、エメラルドグリーンの御釜を堪能しました。
蔵王エコーラインには、御釜の他にも見所があります。
遠刈田温泉側から順に並べてみました。

①エコーライン入り口の大鳥居から、前烏帽子岳方面を望む。
②滝見台から、三段の瀑布を作って澄川に注ぐ三階滝を眺めることが出来ます。
日本の滝百選に選ばれている名瀑で、高さ181mを細く三段に流れ落ちます。
②右手遠方には、不動滝かな?
③こちらは不動滝の見晴台です。
蔵王山中の瀑布のうち最も規模の大きな滝で、高さ53.5m、幅16m、滝つぼ32mあります。

④蔵王不動尊

⑤賽の磧にある、蔵王寺・延命地蔵尊