7/18/2009

無血開城

9月に引越しを考えていたが、大家の呆れた度量により、現在の3割引の家賃で契約を更新することとなったのは、ご存知の方もいるであろう。

昨年春に今の家に越してきた際、ガレージの一角に、物置棚に囲まれた領主の城を築いたのは、過去の日記写真にて紹介しておった。


当初は一人ガレージでパソコンをいじる、ウヰスキーをなめながら一服する、小物を組み立てるなどと、秘密基地として活用していたが、夏の到来とともに熱気と虫たちに占領された。
冬には隙間風と寒さに負けそうになった。
それでも一国の主の城は、その存在自体が重要な意味を持つことは、世のお父さん方ならわかっていただけるであろう。

秋には参勤交代のため江戸に向かわねばなるぬが、跡継ぎたちが城を守ってくれると信じていた。
ところがどうだ、城主の留守を良いことに、城の変わりに家のガラクタを入れたダンボールをおきたいから、この邪魔な城はガレージセールで売ってくれと、こともあろうに正妻に言われた。
期待の跡継ぎにも、「俺は使わん」と無碍も無く捨てられた。

「開城するくらいなら自決の道を選びましょう」といってくれる家臣もいるにはいたが、別の家臣には、「江戸にもっと立派な城を作るチャンスですよ、旦那」、とそそのかされた。
「あんな正妻はさっさとたたき切って、江戸に参りましょう」と言われ、かなりグラッときた。

ムフフ、明るい未来が見えてきたぞよ。

7/14/2009

不可思議なワイン


NINE POINTSという、どこかで聞いたようなワイナリーのシャドネを、セーフウェイで買ってきた。
かなりの値引率だったのが購入動機である。
ナパのワイナリーだし、本で読んだのかなと思っていた。家に帰ればすぐにわかることだと思っていた。
早速インターネットで調べるが、そんなワイナリーは出てこない。
GoogleでもYahooでも、出てこない。
そんなはずは無いと思い、今度は購入したSafewayのWebへ。
しかしそこでもサーチにかからない。
なんだそれ?
問題の味だが、Chardonnayにしては香りが良くついている。
若干甘口だが、そのせいもありついつい飲み干してしまう。
特別上等なお味というわけではないが、10ドル前半で買えればまあお得かな。
ラベルを見てもシンプルなことしか書いていない。
ワイン販売の規則だから、ナパバレーで収穫した葡萄には違いあるまい。
でもInternetに引っかからないって、なにそれ?
もしかするとStag's Leapというワイナリーでは?
と私もそう感じた。
ところが、Stags' Leapは、超一流のカバネ畑でしょう。
確かにWeb Searchではそれらしいものがヒットするのですが、2007年のシャドネーは出てこないし、写真すら載せていないので、確定できずにいます。

一流のワイナリーが、安いワインに異なるブランド名を付ける場合があります。
最近のものではMERRIVALEがSTARMONTというブランドで、コスコに出ていますね。

すると娘がInternetで見つけてくれた。
http://www.vinolist.com/wine/2004-Stags-Leap-Winery-Napa-Valley-Nine-Points-Cabernet-Sauvignon-41830.html 
これでこのワインに箔が付くというものです。

ところで、Stags' LeapとStag's Leapという元祖と本家があるのをご存知でしたか?
どちらのStags Leapも、予約をしないとワイナリーに入れないほど、お高くとまっていますからね。

Stags' Leap Winery (NINE POINTSはこちら)
http://www.stagsleap.com/pages/wines/wine/ 

Stag's Leap Wine
http://www.cask23.com/wines.htm

7/07/2009

アメリカ独立記念日と七夕


7月4日はマイミクさんの誕生日、七夕さんもマイミクさんの誕生日、さらに別のマイミクさんの結婚記念日。
ということで子供たちの友人、その家族を招いて家でBBQパーティー。





前日から買出しで忙しく、当日も朝から準備に追われるのは、家人と娘である。
私は来客が来る頃から肉を焼くだけで、気楽なものである。


息子たちも自分の友人が来る手前、テントを作ったり椅子を並べたりくらいはしていたようだ。

平和な一日だった。
ありがたや。