2026/7/10 (Fri)
ようやく天気と体調が整い、茨城県日立アルプスの南端、風神山(ふうじんやま、かぜのかみやま)~真弓山(まゆみやま)の縦走を目指す
歩き始めは、標高237mの風神山自然公園駐車場
ユキノシタ科
チダケサシ属
ナワシロイチゴ(苗代苺)
コアジサイ(小紫陽花)
標高241.9mの
風神山(ふうじんやま、かぜのかみやま)山頂に到着
関東平野の広がる南からの温帯風と、日立アルプスの連なる北からは、阿武隈高地から寒帯風がぶつかる風神山
山頂には、江戸時代に建立された風神・雷神の石碑があり、五穀豊穣・ 海難回避を祈願した神様といわれている
テングタケ科の
ツルタケ(鶴茸)か?
関東平野の日立側北端で、常磐自動車道の日立トンネルの上にあたる
フタリシズカ(二人静)は葉縁に粗い鋸歯があり、葉の根本(葉脚)が鋭角(90度以下)であるのに対して、
ヒロハフタリシズカでは葉緑に細かい鋸歯があり、葉脚が鈍角(90度以上)または円形だとすると、これは
ヒロハフタリシズカ(広葉二人静、Chloranthus japonicus Siebold、センリョウ科チャラン属の多年草)
テイカカズラ(定家葛)
ヤブコウジ(藪柑子、薮柑子、ヤマタチバナ、十両、Ardisia japonica)は、サクラソウ科ヤブコウジ属の常緑小低木)の蕾か?
咲いている花も、見つけた
縦走路は明るい雑木林で、天気も良く快適だ
(ヒロハ)フタリシズカの実
ミツバ(三つ葉、三葉、野蜀葵、Cryptotaenia canadensis subsp. japonica、セリ科ミツバ属の多年草)あるいは、
ウマノミツバ(馬之三葉、変豆菜、ヤマミツバ、Sanicula chinensis、セリ科ウマノミツバ属の多年草)が成長し、花茎をのばして白い小さな花を付けている
この後花茎を長く伸ばし、下から順に開花してゆき、見慣れた花の姿になる
ハエドクソウ(蠅毒草)は、花柄に小葉は付かないようなので、
オニルリソウ(鬼瑠璃草)だと推測するが、一般には淡青紫色花で、この状態では判別できない
小さなUp/Downが続く
実のトゲの先端がカギ状に曲がるキツネノボタン、真っ直ぐな
ケキツネノボタン
傘は鮮やかな赤色からオレンジ色で、縁にははっきりとした放射状の溝(条線)があり、傘の裏側のひだと柄は黄色く、オレンジ色のだんだら模様(斑模様)が見られ、おそらく食用の
タマゴタケだとは思うが、タマゴタケモドキ、ベニテングタケなら猛毒だ
おおきなトマトが落ちていた
ではなく、タマゴダケの傘が開く前
林の切れ間から、栃木方面が望める
木に付けられた看板には、日光男体山や那須連峰が望めるとあるが、今日は霞の奥だ
傘、ひだ、柄がすべて黄色い
キタマゴタケ(黄卵茸、Amanita kitamagotake、テングタケ科テングタケ属に分類されるキノコ)で食用可
オカトラノオは、陽当たりが好きなようだ
ムラサキニガナ(紫苦菜、Paraprenanthes sorosia (Miq.) C. C. Chang ex C. Shih、キク科ムラサキニガナ属の多年草)の葉と、
花序
風神山からの峰歩きで横から侵入した形だが、真弓山の麓から表参道が続いているようだ
三の鳥居をくぐると、神門が見える
お寺の山門のようでもあり、神仏習合だったのだろう
境内社が並ぶ参道
大同2年(807)の創立で、坂上田村麻呂、大伴乙麻呂が北征の日に八所権現を斎祀。寛治年間(1087-1094)に、源義家がこの神に戦勝祈願し、陸奥を平定して凱旋のおり、弓八張を奉納したことから、真弓八所権現と呼ぶようになった
佐竹氏が社殿を造営。また水戸藩主徳川光圀公は山王大権現の称号を贈り、真弓山が水戸城の鬼門にあたるので、神徳を崇敬して二十余村の大鎮守とし、春季大例祭には歴代の水戸藩主は御連枝(分家)の殿様を代参させたといわれている
祭神は大洗磯前神社や酒列磯前神社と同じ、大己貴命(おおなむちのむこと、大国主)と少彦名命(すくなひこなのみこと)だが、創立年が上記2社より古い!
明治元年に社号を真弓神社と改めた
社殿の脇に、
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)の開花始め
先客がウルイじゃないのか?とおっしゃっていたが、山菜として食べる早春の若葉が、ウルイとして出回っている、同じ植物
ヤブカラシ(藪枯らし)
神門を出て左手に沢をくだると、「爺杉」があるらしい
看板近くにあった「婆杉」は、落雷によって焼失したといふ
このあたりが常陸五山(他に東金砂山、西金砂山、竪破山、花園山)のひとつ、
真弓山ピークのはずだが、山名版は見当たらず
とりあえず標高305mの真弓山登頂ということにします
県の天然記念物に指定されている、推定樹齢約千年の巨杉
1本の杉ではなく2本の合体型で、二股に分かれた部分から
モミジが成長している
「爺婆杉」でも良さそうだが
足元は
ウワバミソウ(蟒蛇草)で覆われている
沢を登り返す
風神山への帰路、ピークの一つに祠があった
ヒヨドリバナ(鵯花)
太平洋が望める休憩所
この登山道は、とても丁寧に整備されている
ダイコンソウ(大根草)
直径20cmはありそうな、
シロオオハラタケ(白大原茸、Agaricus arvensis、ハラタケ科ハラタケ属の菌類)だろうか?
隣のキノコは、さらに大きい
アカチャツエタケ(赤茶杖茸、Collybia neofusipes、ツキヨタケ科アカアザタケ属の菌類)ではないだろうか?
展望所からは、日立エレベーターのG1TOWERと、茨城県庁ビルが見える
オオバノトンボソウ(大葉の蜻蛉草、ノヤマトンボ、ノヤマトンボソウ、Platanthera minor、シノニム:Platanthera sigeyosii、ラン科ツレサギソウ属の地生の多年草)
バラ科の
ヤマブキショウマか、ユキノシタ科の
アカショウマか?
芝生広場の展望台から、太平洋がばっちり見えました
河原子海岸ですね
今年20回目の山歩きは、距離も高低差も無い、比較的快適な尾根歩きでした
Up/Downは激しそうに見えますが、比高レンジ80mですから
下山メシは、日立市大みか町の「昼だけうなぎ屋」で、炭焼ふじたま丼
日本料理ダイニング「㐂本(きもと)」から、常陸牛御膳
二つの料理店が、同じ店舗で営業しているが、厨房はどうなっているの?
絶品のお刺身
常陸牛も柔らかくて甘い
牛にぎりを別注
食事中に邪魔しに来た、体長9mmほどの「タカサゴキララマダニ」
マダニに喰われたら、マダニの口器が皮膚に残ったり、体液が逆流して感染症のリスクが高まる恐れがあるため、無理に取るとらずに皮膚科へ行けという
マダニは人間や野生動物の皮膚にしっかりと口を突き刺し、数日から10日くらいかけてゆっくりと血を吸い続け、体は風船のようにふくらみ、10mmから最大20mm(2cm)にまで巨大化するというが、それまでかませておいてよいのか?
医者もお昼休みだったが、午後の開院までには地元に帰れるので、美味しいお昼もそこそこに、自宅近くの皮膚科へ直行
休診日なら救急に行けということか?数日間ぶら下げておけということか?
クマもヤマビルもいやだけど、マダニも厄介者だ~