12/26/2008

クリスマス in メキシコ









カリフォルニア半島最南端のロスカボスに来ました。

波打ち際に生まれたばかりの海亀が流されている。
こら、海に帰れ!
こっちもリストラの波にもまれているんだ。お前らも生きろ!



全地形対応車(ATV)







月面走行車のような名前だが、要は砂浜や石ころ道をアドベンチャーツアーするときの車である。
1台でいくら、と支払うため5人家族の我が家は2人乗りを2台と、一人乗り1台の計3台借りてアドベンチャーツアーに参加した。
ツアーはすばらしく楽しいものだったが、この乗り物にある張り紙にはこう書かれていた。

1、公道は走るな ・・・ 99%は公道だった。ただし未舗装路だが
2、2人乗り禁止 ・・・ だって2人乗りで申し込めるんだもの
3、16歳未満の運転禁止 ・・・ 免許も年齢確認も無かった

バケーションは、個人責任で楽しみましょう。

背景の海は、メキシコ太平洋に伸びたカリフォルニア半島の先端から、ほんの少し内湾に入ったところです。




鯨たちの越冬場所として有名で、前日のシュノーケリングボートツアーでは船のほんの30m先端で、1頭のグレーホウェールが、サーカスさながらのテールアップ、深く潜水してからの垂直とび半回転ひねり4連発、その後は左半身を上にしてのヒレによる海面たたき(バイバイしているかのよう)を披露してくれました。

鯨見学ツアー船には乗った事はありませんが、こんなに間近に、しかも曲芸の連発を見れる機会はまず無いのではないでしょうか。
魚たちと戯れる目的の船だったため、家族の誰もがカメラを持っていなかったのが、残念でした。



とはいえ、帰宅後のある事故で、旅行の写真が全て消滅してしまうのですが、その件は別のときに・・・

11/01/2008

サザンオールスターズ


この夏突然の活動中止宣言をしたSAS。
「夏の大感謝祭ライブ」WOWWOW放送を、録画されたDVDで観た。

30年前、友達とバンドを組みフォークロックの真似事をしていた私には、強烈な印象を与えたスターバンドだった。
代官山の事務所下にある喫茶店に通い、そこのトイレで桑田に遭遇したこともあった。
「あ!どうも」 「どうも」なんて、いつもの顔で微笑んでくれた。
斬新な曲を次々と発表し、それに刺激されて我バンドの創作活動に火をつけられた。
SASに唄ってもらいたいなと思って作った曲も、いくつかある。
あれから30年間も、日本のロックを代表し続けてきたのは、並大抵の人たちではない。

コンサート前半の懐メロ連続1時間演奏は、昔の曲の良さをあらためて突き付けられた。
ステージを変えてのアコースティックっぽい演奏では、キーボードだけでこれだけ音楽ができるのだと知らされた。
後半のロックオンパレードでは、どこまで歌い続けられるのか、あきれながら圧倒された。

ブルースでお涙頂戴をせずに、これだけすばらしいコンサートをできるバンドは、日本に限らず世界にもそう無いのではないか。
私個人には、本当に強く影響を与えつづけてくれたSASだった。

2度も録画してくれたAEさん、ありがとう。

10/26/2008

日本出張終了


日本への出張が終わり、成田空港に入る。
Austinへの毎週出張が奏して、AAの関連グループであるJALも「さくらラウンジ」が使えるようになった。
・・・っとここでPCのバッテリーが切れ、アメリカに着いてしまった。

SFO(サンフランシスコ)のさくらラウンジは行きにくくて小さくて、すでに飛行機に搭乗したかのような込みようだったが、成田はいいねえ。
連絡トレインの手前と先の2箇所にあり、新しくできたという手前に入った。
ファーストクラスには、さらに別の待合室があるようだ。

中は結構広く、席も混んでいない。
何人ものお嬢さん方が、席を立ったお客の片付けと案内に配置されている。
喫煙席も大きく、4分の1が埋まっている程度。
ドリンクやスナックがセルフサービスで選べる。
高級そうな麦焼酎と、おかわりは吟醸日本酒をいただいた。

席の正面がSFO行きのゲートだが、まだ機体が到着していないので、今回購入した本
『ここまで解けた「古代史」残された謎』 関裕二著
の残りを読む。
この著者にしてはかなり噛み砕いた文章と内容で、初心者にはお勧めかもしれない。
私は氏の著書を他にも読んでいるので、単に理解ができたのかもしれないが。

10/14/2008

プルーンとプラム


こんなことを書くのは、己の無知を知らしめるようで気後れするが、知っていた人は笑い飛ばしてくだされ。

日本の親にアメリカからの土産は何がいいかと聞くと、答えは必ず「プルーンとコーヒー(またはココア)」である。
もちろんドライフルーツなので、通関上は問題ない、と信じている。
プルーンもコーヒーも仕入れはCostcoである。
毎回同じ袋入りプルーンを買い、手土産としていたが、今回たまたま袋を良く見るとそこにはなんと、PLUMと書いてあるではないか。
全くの偶然だが、自分たちが食べるフルーツとして、生のプルーンが手元にあり、容器にはPruneと書かれている。

ありゃ、今までプルーンだとして重たい思いをして運んでいたのはプラムだったのか!?
繰り返すが、生がPruneで乾物がPlumと表示されている。

カリフォルニアの巨大農作地帯サクラメントバレーを貫く国道5号線を春先に走ると、無数の桜の木を目にする。実はそれらは桜ではなく、全世界の70%の生産量を誇るプラムの花なのです。8万エーカー(324平方km)のプラムの森がそこにはあるそうです。

では、プルーンはどこで採れるのだ?

カリフォルニアプルーン協会というサイトへ行ってみた。
http://www.prune.jp/index.html

ここによるとプルーンの定義として、
「プルーンは乾燥したプラムです。全てのプルーンはプラムから出来ますが、プラム全てがプルーンにはなりません。種のついたまま乾燥させても発酵しないプラムだけがプルーンとなります。しかし、全てのプラムがそうなるわけではありません。カリフォルニア プルーンは南フランスを原産地としたダジャン種です。熟した時は、外皮は綺麗な紫色となり、果肉は琥珀色になります。」
と断言している。
つまり生はプラムで乾燥はプルーンだと。
では、Costcoの商品は間違い?

なんとカリフォルニア乾燥プラム協会(?)というのもあります(英語です)。
http://www.californiadriedplums.org/

さらに前出のプルーン協会のサイトにある、プルーンができるまでの動画の最後に、袋詰めされたプルーンが移りますが、袋の印刷はPLUMと書かれています。あの袋詰めが、まさにCostcoで売っているそのものです。

結局どうでも良いのかもしれません。
おいしいプルーンを作るためにプラムの木を改良し、すでにプルーンの木というのが存在するのかもしれませんし、プラムを乾燥させたのだから、これはドライプラムだ、と言い張る農家のオヤジもいるのでしょう。
Napaのブドウ畑を、私はワイン畑だと言い切っていますが、許されそうですね。
枝豆と納豆は、未来永劫入れ替わることは無いでしょうが。

9/29/2008

ちょっと遅い夏休み


姉夫婦が9年ぶり(?)のCA訪問。
到着翌日にNapaからSonomaのワイナリー巡り。


10時過ぎ、家を出た時は曇天、雨になるのかと心配になったが、Napaに着いた時には晴天となった。ワインフィールドはやっぱり晴れた空の下で回りたい。
Yountvilleで昼食。ファンシーなレストランで小粋でおしゃれなサンドイッチを楽しむ。本日最初のグラスワインをいただく。
ワイナリー巡り開始。

まずは"MUMM NAPA"スパークリングワインで有名。
"Roundhill"ワインテイスティングで5種類のワインを試飲。
"V.Sattui"4種類のワインを試飲。
"Robert Mondavi"ナパのワイナリーで一番有名かも。

Napaを後にして、Sonomaへ。
"BR COHN"持ち主はドゥービーブラザースのマネジャー。オリーブの生産もしている。

今回5軒のワイナリーを回ったが、どこもそれぞれ独自の個性があって魅力的。こんなワイナリー巡り、テイスティングが楽しいとは知らなかった。
Sonomaのダウンタウンを一周。6時を過ぎてどこも店じまい。ウィンドショッピングとなる。

一気に南下。
サンフランシスコの北、Tibronで夕食。
ハーバー沿いの本格イタリアンレストラン。前菜のポートベラ、クラムチャウダーから「これはいける」の声が上がる。続くパスタ、シチューも最高のお味。ボトルワインも飲みきって、大満足のディナーだった。アメリカでもおいしいイタリアンが食べられた~!さっすが、サンフランシスコだ。

大いにワインを楽しんだ一日だった。ナパ・ソノマは大人が楽しめる場所。姉も兄も気に入ってくれたようでホント良かった!
次回はまだ飲めない息子(アメリカは21歳から飲酒OK)を運転手に雇おう。


Austin出張をはさんで、木曜はオークランドでライブ鑑賞。
先日のナベサダ公演の姉妹店でDUHKSという、カナダのバンドを楽しんだ。

金曜から1泊でカーメルまでドライブ。
ホテルでは面白くないと、必死に探し出したBed & Breakfastに泊まり、繁華街をぶらぶらショッピングして周り、おいしい食事に当然のワイン1本。
その夜、B&Bのリビングで持ち込んだワインを飲みながら、馬鹿話にふけっていると、他の宿泊客夫婦に話しかけられ、高級スコッチのOBAN Single Malt 14年をがんがん飲まされた。

旦那は信号機で言う黄色の会社の研究開発博士。もとはテキサス機材社のKファブにて、原版への補助パターンによる近接光効果を確立した人らしい。また干渉計にも詳しく、行き帰りの位置ずれが起こるヒントを聞いちゃった。

この夫婦は再婚1年半で、今日は奥さんの誕生日、さらに旦那のプロポーズ2周年ということで、われわれに絡む前からかなりお酒を召しており、われわれが話を聞いてあげるものだからさらに激飲みして、最後は歩けなくなっておりました。

翌朝、旦那は完全に二日酔い。対して年長の奥様は昨夜の醜態はどこへやら、ドライブの情報をホストさんに聞きまくっていました。どっちが運転するのだろう?

こちらはベンツでモントレーへ行き、ピアで美味しくランチをいただき、1号線沿いにある農家の直販所でアーティチョークの心臓唐揚げ、数珠なりのメキャベツなどを仕入れ、我が家で最後の晩餐会。
最後の夜は日本からの手土産焼酎と赤ワイン2本で締めました。

楽しんでいただけたのか、疲れさせただけなのかわかりませんが、本日帰国の途につかれました。
夏も終わり、我が家も皆日常の生活に戻ります。

9/16/2008

庭の恵み


5月から住んでいる新しい家の庭には、果物が豊富です。
前の家にもいろいろあったのですが、木自体が若いのか、あまりおいしいフルーツは収穫できませんでした。
8月後半から「イチジク」が完熟です。
ためしにひとつ食べてみると、自然の恵みそのもので、大変いけます。
子供たちには人気がないようなので、老夫婦で毎朝ひとつづつもいでは、おいしくいただいています。
毎日ひとつの実が熟するところから、一熟→いちじく、という説もあります。

日本人にはあまりなじみがない果実にも思えます。
高価だったために、私の口に入ったことがなかっただけかもしれませんが。
英語ではFig。大昔から果実として重宝されてきたようです。

完熟イチジクはやわらかく、ちょっとどろっとしていますが、一歩手前はツブツブ感覚があり、甘みも適度です。
最も完熟すると鳥やアリたちも狙っているので争奪戦です。
先客に食べられてちょっとグロになったイチジクです。


今朝はトーストに果肉を塗って食べてみました。
これはいけます、無加工ジャムです!

9/01/2008

8月最後のイベント


ナベサダ、渡辺貞夫のコンサートに、快晴のサンフランシスコまで行ってきました。
サックス吹きの次男と、ベースマンの長男も希望により参加。

会場は、場末のバーを想像していた私にはびっくりの大きさと新しさ。
中はレストラン形式で、もとはすし屋からのスタートとのことで、お寿司の味も良かった。
昼の部ということもあり、子供連れもOK。ただしお子様料金は15歳までということで、うちは大人4人分。
それでも一人$30を切る料金で、あの場所でJazzが楽しめるなら良いんじゃないでしょうか。

一人で出てきてソロを聞かせるのか、子供受けを狙って童謡やらゆきさおりの世界に走るのか、海外在住の日本人慰労の懐メロをやられるのかかなり不安だったが、オリジナルのバンドメンバーで登場し、日本語一切なしのまじJazzパフォーマンスであった。

年齢を感じさせない力強さと、年輪を重ねた音色とで、期待以上に聴かせてくれました。
世界のナベサダ、まだまだ健在です。

8/08/2008

Julian


San Diegoからの帰路、ルート15を北上し、アップルパイで有名な町Julianに立ち寄った。




長さ100m程の町の目抜き通りは、バイク乗りと観光客であふれている。




リンゴしか作物が無かったのだろうか、自家製アップルパイの店がそこそこにある。
どのお店がおいしいか食べ比べをしたかったが、結局2軒で味見をし、おいしかったMOM'sパイを土産にした。

Julianから田舎道を走り、南CAワインの産地Temeculaへ。
NapaやSonomaに比べて知名度は無いに等しいが、石ころだらけの山を開拓して、こじんまりとしたワイナリーが集合している。


このうちの一つで遅い昼食がてら、白ワインを一杯。
一口目はフルーティーでさっぱりした飲み易さ。進むにつれフルーティーさには慣れてしまい、さっぱり感が物足らなさに変わる。
試飲をすれば安くいろいろなワインを飲み比べられるのだが、一口目の感触とボトル一本飲み干す頃の感触の差があり、あまり当てになるものでもない。それほどの味覚を持っていないということか。

ここから帰路につき、途中工事渋滞にも巻き込まれ、家に着いたのは夜中の1時半。
息子達と犬が、アップルパイを待っていてくれた。

8/07/2008

San Diego


娘の夏期講習が終わるのに合わせ、引越しで余った家具を少し持ってSan Diegoまでいつものドライブ。
ドライブとは言ってもPick-upトラックでの高速道路は、不快ではないが快適とも言えない。

いつものように出張でためたポイントを使いHotelに泊まる。いつも往復で2泊するが、この小旅行にかかる経費は、ガソリン代と食費だけなのは助かる。
ただし途中の日本人居住区で、Book Offや日本食材店があるため、多少余計な出費もある。

娘の試験が午前中で終わり、午後から家具の搬入、その後ブラッと海に出かけた。
この夏初めて見る海だが、生憎と雲が多く日没は拝めそうに無い。




アザラシのいる浜辺に行き、カモメとペリカンの飛び交う海を少しだけ散歩した。
こんな環境に住んでいる娘がうらやましいよ。