8/23/2020

2020/8月の散歩(益子)

 2020/8/23

益子の獨鈷山(とっこさん)西明寺(せいめいじ)へ
天平9年(737年)、行基菩薩が十一面観音を安置したのが草創とされています
入山手前にある獨鈷處(どっこいしょ)
シイの木とブナの自生する参道






明応元年(1492)建立の茅葺の楼門は、国指定重要文化財。
左手には天文7年(1538)宇都宮家宗により建立された三重塔で、こちらも国指定重要文化財。

 右手には閻魔堂
中には「笑う閻魔大王」などが収められている






本殿には、重要文化財の厨子に本尊の十一面観世音菩薩が納められている。開扉は12年に一度の午年に行われ、前回は平成26年(2014年)


承元3年(1209年)に宇都宮景房(かげふさ)が本堂修復記念として植えたという高野槙
高さ30mまで成長するのは北関東では珍しいという
本殿裏手に回り込みました
慈母観音菩薩

本堂裏からさらに「関東ふれあいの道」を進む

10分ほどで権現平という展望台へ出る
真岡、宇都宮方面を望めるが、樹木と雲で展望はきかず


ふたたび西明寺へ戻る
ノブキ(野蕗、Adenocaulon himalaicum Edgew.)
拡大すると面白い花です。頭花を構成する小花の内、外側には雌花が並び、内側には両性花が並ぶ。雌花は結実するが、両性花は不稔。では何のための両性花なのか?
ヤブミョウガの花と実
フジカンゾウとナツアカネの雌?

どうでもよいのですが、休憩所・獨鈷處のトイレの張り紙は、あまり笑えませんね

2020/8月の散歩(塩谷)

2020/8/5
塩谷町船生までナツエビネ観察に行く途上
ノカンゾウ(野萱草、Hemerocallis fulva var. disticha)


コバギボウシ(小葉擬宝珠、Hosta sieboldii)
コマツナギ( Indigofera pseudotinctoria)
シャクチリソバ(赤地利蕎麦、宿根蕎麦、Polygonum cymosum (シノニム: P. dibotrys Hara)
ヤブラン(藪蘭、Liriope muscari)
キツネノカミソリ(狐の剃刀、Lycoris sanguinea)
ノカンゾウの奥にキツネノカミソリ
キリの実
塩谷町船生の風景
とある杉林の中
ナツエビネ(夏海老根、Calanthe puberula )の群落






レンゲショウマ(蓮華升麻、Anemonopsis macrophylla)
森の持ち主が、一緒に歩いてくれた





キエビネ(Calanthe sieboldii)の葉だというが、巨大さとつやの良さにビックリ



茎が3連し同時に咲くの珍しいそう

他よりは色が薄いが、昨年は真っ白なものがあったそう
オオハンゴンソウ(大反魂草、Rudbeckia laciniata)
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙、Crocosmia x crocosmiiflora)
ミソハギ(禊萩、Lythrum anceps)
ナツエビネの森の持ち主は、天恵菇(てんけいこ)の栽培者
その工場を見せていただいた
15℃以下を保つ必要があり、基本は冬の生産らしい
直径7cm以上が天恵菇を名乗れるそうだが、ゆうに倍はありそう
田舎巡りは楽しいなあ
ウワバミソウ(蟒蛇草、ミズナ、ミズ、Elatostema umbellatum)
という山菜を分けていただいた。葉ではなく茎を食してみた。セロリのような感じ。
工場では真っ白だったのに、もいだ後に椎茸色に
天恵菇のお刺身。贅沢な椎茸という感じ。