8/20/2013

遠刈田温泉旅行

2013/8/13
上三川(かみのかわ)の家から、帰省ラッシュの東北道を一気に北上し、福島/宮城県境の国見SAまで来ました。
国見SAを選んだ理由の一つは、店外のテラスがあり、犬を同伴して昼食が取れること。
35度の気温の中、ペットを車に閉じ込めておくことはできません。
白い建物がレストラン。冷房の効いたレストランは、順番待ちの状態でしたが、外のテラスは御覧の通り。テラスというより公園のベンチですが、日影があって良かった。
注文した一つ目はカツカレー。お勧めしません。
もう一つは東北丼&うーめんセット。
東北丼には、ソースとんかつ(カツはカレーと同じ蔵王高原豚でした)、玉こんにゃく、野沢菜、人参の煮物。
うーめんとは、温麺と書き、油を使わないそうめんだそうです。
高速道路からもたくさんの桃畑が見えましたが、SAの今は桃一色。大玉6個3,000円は、一般道沿いの直売所より、かなりお高め。
ここでは桃果汁100%のジュースで我慢します。
東北自動車道を白石ICで降り、蔵王町方面に向かい、今回の宿に荷物を降ろしました。
夕飯までまだ時間があるため、遠刈田の街を散策することにします。
とても小さな町なので、中心地はほんの数ブロック。その中心と言える公衆温泉「神の湯」です。
正面入り口の左手には、無料足湯があります。源泉はとても熱いので、足を入れることができません。みな一番下流の湯が温んだところで、足湯を楽しんでいました。
神の湯の前は、唯一のメインストリート。
大きな天狗のお面がありましたが、由来その他は未調査です。
一本裏通りに、いい感じの豆腐屋さんがありました。
豆腐屋の向かいに、Facebook友達になっていただいたS夫人さんの工房「花*花」があります。
今回お初にお目にかかるため、緊張しながら暖簾をくぐります。
可愛い赤絵のストラップやアクセサリー、箸おきや、湯のみ、茶碗などがあります。妻は雛飾りがとても気に入った様子でしたが、次の機会に。
今回お世話になった宿は、Family ペンション アルファさんです。http://www.pension-alpha.jp/
犬が中心ですが、ペットと同伴できる宿で、特筆すべきは食堂にもペットと入れること。犬の大きさも問わず(うちの犬は体重30㎏の大型犬になります)さらに3頭まで無料。その上人間の宿泊料金も、最安値クラスです。
ペット同伴OKのホテルはいくつか泊まりましたが、食事の時も一緒にとは、初めての経験。今回はお盆Weekとあって満室で、食堂にも何匹もわんこ達がいます。それでも、どの子もおとなしい~。

さて夕飯メニューは、なすのずんだ(えだまめ)和え
トマト・きゅうり・いかのマリネ
ふろふき大根のとりひきあんかけ。山椒が効いてます。
ふたたび登場のうーめんのおくずかけ。
こうして出会う、その土地ならではの料理は、旅の楽しみの一つです。
これに白いご飯はさすがに多すぎたので、宮城のご飯は遠慮しました。

2013/8/14
今日の目的は御釜を見ること。
ハイキングの詳細は、こちらをどうぞ。
山を下りて昼食は、ZAO BOOというもちぶたBBQ&Grilleのお店。
ハンバーガーが売りのようでしたが、あえてもち豚メンチプレートを選択。このメンチはGood.
腹ごしらえの後は、前日お邪魔した花*花さんのS旦那さんが作った、陶芸工房へ。「元窯」と書いて、げんようと読みます。
とても気さくなS旦那。FenderのClassic Guitarも触らせていただき、見事な焼き物、ほんの少しおすそ分けいただいてきました。
渋い青色が気に入った、3点です。これはビールや焼酎に合いそうです。
下の2つはコーヒーマグです。
上三川に戻った後に、庭のテラスで撮影したものです。

元窯さんの後「こけし館」に行き、東北特有のこけし文化と地域性について、お勉強をしたのでした。
館内は撮影禁止のため、膨大な数のこけしをお見せすることはできません。
さらに蔵王酪農センターにて、こってり脂肪のソフトクリームをいただきました。

2日目のペンションのお料理は、鶏の漬け焼き
枝豆のかき揚げ
マグロの刺身サラダ
筑前煮
さらに鰻とおろしの温麺で、今日もお米は食べられません。もう満腹。

2013/8/15
さて最終日の朝一は、蔵王酪農センターの隣にある、ブルーベリーファーム。
今年は暑さで収穫が今一つという事ですが、ブルーベリースムージーを頼むと、たくさんのブルーベリーを一生懸命につぶし始めました。これは期待できそうと、ミントを浸しただけのお水をいただきしばし。最後はシェーカーにかけて、絶品スムージーの出来上がり。
これはその時のミント水を、上三川で再現したもの。
庭のミントを摘んで、ギュッと茶こしに入れたものに水を注ぎ、冷蔵庫で冷やしただけ。
暑い今の時期には、お勧めですよ。

ペンションのある烏帽子地区と遠刈田地区の間には、御釜から流れ出る濁川と、烏帽子岳側から流れる澄川が合流した松川が流れており、遠刈田地方の特色を持つ(昨日習った)こけしの欄干をもつ、こけし橋がかかっています。
こけし橋から松川の上流方面には蔵王連山が見えます。

魅力あふれるFB夫婦とお会いでき、楽しかった遠刈田を後にして、エコーラインを使い蔵王を抜けて山形側に下りてゆきます。
米沢あたりで昼食時刻となり、米沢牛ではなく喜多方ラーメンを検索しましたがヒットせず、赤湯ラーメンというご当地ものがあるようです。人気店らしい2軒のラーメン屋に行ってみましたが、どちらも店外に長い行列があり、それだけでめげてしまいました。
2件目のラーメン屋のはす向かいに蕎麦屋があり、そちらに行くことにしました。

米沢の東南の山の入り口にあるのは、蕎麦屋「北澤」
頼んだのはもりそば2枚、天ぷらとイカげそ上げ。
ソバ粉から自分の畑のソバを使い、100%自家製のお蕎麦は香りもありこしはもちろん、なかなかのものです。
天ぷらは、驚きの青梗菜(ちんげんさい)の一枚あげ。ご自分の畑の野菜だそうで、こちらもGood.
イカげそ上げは、さすがに自分の海ではないでしょうが、塩気もありこちらもGood.
絶品はこちらのお漬物。ナスもさるものながら、きゅうりにしみ込んだぬかのおいしいこと。
これを二人分いただけるのは、幸せという物でしょう。
これまたおどろきの甘辛さの大根。これは作れないな。

山形では味付けが甘いらしく、「北澤」さんの味もかなり甘めでしたが、それが土地の味という事で、OKではないでしょうか。

宮城で軒並みお店の並ぶ「桃」を買った後、山形では「ぶどう」がシーズンを迎えようとしていました。
新種のPortlandというマスカットのブドウを買い、いよいよ家に戻りましょう。

ところが東北道は渋滞マーク。昨日から始まったという帰京ラッシュです。
福島からの東北道上り線は、会津若松帰りの車+那須高原帰りの車+日光帰りの車ということで、宇都宮まで40㎞の渋滞のよう。
予想された渋滞のため、さっさと磐越道~常磐道~北関東で上三川へ向かうことに。

しかし、福島~二本松間が渋滞しているため、東北道には乗らずに裏道で磐越道のICを目指します。途中にある川俣町の道の駅で、ちょっと一息。
この114号線を行くと、「浪江町」「北相馬郡」の標識が出る。
さらに山道をゆき、磐越道に乗った我々。「高速料金って、どこを通ろうが均一なんだよね」「今日は上三川に帰る理由はなんだっけ?」「水戸に泊まろうか」ということで、急きょ水戸の別宅を目指すことに。

毎度ながら行き当たりばったりの人生です。

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