5/15/2022

2022/5月の散歩(宇都宮)

2022/5/15
宇都宮市の遺跡の広場へ
5~6千年前の古代縄文時代遺跡を復元した広場です
こんなに立派な施設を作りながら、周辺に案内板もなく、駐車場の入り口すら示されていません
とっても魅力的な栃木県なのに、アピール下手で損をしていると思います
あれ、オキナグサがもうこんなに白髪に

園内の土手には、ニッコウキスゲが群生しています
正しくは、ゼンテイカ(禅庭花、ニッコウキスゲ(日光黄萓)、H. dumortieri var. esculenta)だそうです
エゾカンゾウの変種とか、ヒメカンゾウの変種とされ、出生は明確ではないようです
葉がシャガのように広がり、カサスゲに似ていたことから、「日光の黄色いスゲ」となったようです
エゾカンゾウの別名が、エゾゼンテイカなのもうなずけますが、混乱しますね
また、スゲの漢字「萓」はカンともよみ、ヤブカンゾウ(藪萱草)と書くそうで、どうやら複雑な関係性のようです
ちょうど下野新聞の記者さんが、撮影に来ていました
古代遺跡とゼンテイカが絵になります
遺跡の方ですが、隣接する墓地公園の開発にあたり、予想もしなかった縄文前期の大集落跡が発見されたため、当初の墓園計画の一部を変更して、「根古谷台遺跡」として現状保存することにしたそうです(宇都宮市HP)
バブルの時代に復元され、現在の財政で管理維持するのは、大変だと思われます
そこから南方に200mの丘陵に、犬飼(いぬかい)城、別名根古屋城(ねごやじょう)跡があります
比較的新しい看板が整備されており、遺跡とは大違い
城跡は私有地となっており、しかも複数の地権者が所有しているそうなので、地元の方たちの力なんでしょうね
城門は岡の南側にあります
城に関する伝承はほとんど残っていないため憶測だが、宇都宮氏が戦国時代に防備拠点の1つとして築いたと考えられている
二の丸を抜け、本丸だが、モウソウチクで埋め尽くされており、展望はきかない
本丸の中に井戸跡とされる窪地がある
私有地のため文化財指定はされておらず、根古谷台遺跡との一体整備も、市と私の間で進められそうにない

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