5/12/2012

ヒトリシズカ

先週の裏磐梯のペンションにてオーナーから、庭に芽を出していた野草を一束、お土産にといただいた。
翌日、鉢に入れて我が家の一員となった。

3日目、葉が開いて、隠されていた白い花が良く見えるようになってきた。

5日目、背の低かった芽にも花が開いた。

12日目、花の茎が垂れてきて、葉っぱの下になってきた。

この後、どうなるのだろう。
そろそろ地植えにしてやろうかな。
で、地植えにしたら、葉っぱはどんどん大きくなり、種を付けた茎はさらに垂れ下がり。
来年も元気に、可憐な白い花を咲かせてくれるでしょうか。

5/03/2012

おいしい山野草

GWにはさまれた、カレンダー上の平日に、1泊2日で会津方面へ旅行に出かけた。
犬連れOKということで予約したペンションの食事は、地産地消をモットーとした、季節の山菜が主体の和食。

いただいたお料理は、(中央右から)フキの味噌和え、フキの醤油炒め、カンゾウの酢味噌、大根と昆布の煮物、これに虹鱒の塩焼きと茶碗蒸し。
そして天ぷらは右からコゴミ、しいたけ、その裏にナス、左手前がタラの芽、奥がフキノトウ。
フラッシュ無しにしたからうまく撮れなかったけど、おいしそうでしょ~

オーナーは地元の人のようですが、18年前にリターンしてきた方で、裏磐梯の山を知り尽くし、いつどこへ行けば何が採れるか、すべてご存知の様子。
われわれが追いかけている山野草の話も、「それはおいしいんだ」とか、「それには毒がある」とか、ついつい食べることが前提となり、、、

今回の旅行で見つけた、食べておいしいものを並べてみました。

フキノトウ
この時期、五色沼周辺の標高で、ちょうど食べごろのフキノトウがごろごろありました。
大きくなるとこんなフキになっちゃいます。
周りの煮干のようなものは、エゾエンゴサク。蜂もいますね。

カンゾウ
ヤブカンゾウとノカンゾウがあるそうです。夏にはユリ科の花を咲かせますが、花が咲かないとどちらかわからないので、どちらでもいいようです。道路わきにも普通に生えています。
葉だけのものを地中にナイフを入れて切りとります。
味はネギからあの辛味をとった、甘みだけのネギです。今回は茹でていただきましたが、朝の味噌汁もおいしかった。
ちなみに、漢方で言うカンゾウは、マメ科の植物だそうです。

タラの芽
ムース(ヘラジカと訳すのでしょうか)の顔のようです。ちょうど食べごろですね。
茎にはとげがあり、芽を取るときには注意が必要です。

ワサビ
これがあのワサビの葉と花なんですね。びっくり。
ちなみに山ワサビというのが、ホースラディッシュだそうです。アメリカではステーキの添え合わせ、生カキのソースなど、お世話になった味です。

ゼンマイ
ちょっと成長しすぎたかな。
ゼンマイ も最初の葉を左右にニョキッと広げます。
鳥が飛ぶかのようです。
このぐらいが食べごろでしょうか。

同じシダ系のコゴミを見たかったのですが、今回はだめでした。コゴミは食用に出来る芽の時代の名前で、成長するとクサソテツという、うまくなさそうな名前になります。
ゼンマイの茎はまん丸ですが、コゴミは内側にまるまっており、その先端が白い筋のように見えるので、見分けるのは簡単だと教わりましたが、一つ一つ見て歩くわけにも行かず。
だって、見てください。山にはシダ類が似たような形でいたるところにあり、そのほとんどは食用に適さないものだそうです。
毛むくじゃらで茎の左右にたてがみの様に毛が生えているのは、、、なんだろ。

カタクリ
時期は終わりましたが、今回もわずかながらのカタクリに会えました。
隣に咲く白いアズマイチゲは、毒草だそうです。
 根っこは片栗粉になるくらいですから、これも食用草です。

フクジュソウ
季節外れのフクジュソウが、わずかながら残っていました。
この野原を覆いつくすほどに群生するフクジュソウは、猛毒を持つそうです。

キケマン
これはミヤマキケマン。深山の黄ケマンという意味でしょうが、キケマンも毒植物ということです。
 でもムラサキケマンは毒草とは書いていない。難しいですね。

他にも食べられるもの、食べてはいけないものをたくさん目にしているのでしょうが、現代人の私が素人判断するのはたいそう危険を伴います。
家では、お店に売っているものを食べさせてもらいたい、と言うのは危険な発想かもしれませんね。

とはいえ、この旅行では、「行者ニンニク」、「コゴミ」、「ウド」を買ってきました。
今日はウドの天ぷらが食べられるかなあ?

山菜を出荷するのに、放射能汚染の問題が、農家には大きな大きな問題としてのしかかっているようです。ペンションのオーナーも語ってくれましたが、福島県の風評被害は甚大で、死活問題になっているそうです。
これ以上のコメントはあえて避けますが、何とかできないものでしょうか。


惚れたぜ

GW初め、犬と一緒に近所の川の土手を散歩した。
それは、偶然の重なりだった。

車を停め川を下って散歩したが、橋が架かっていなかったために引き返してきた。
車の場所まで戻ると、さらに上流に白く輝く一群が見えたため、そこまで50mほど歩くうちに、その白い一群がおじいさんになったタンポポの群れであることがわかり、がっかりとしたその時、足元にあるかわいい白い花に目を奪われた。

お天気は下り坂で陽が弱く、しかも夕暮れが近づいていたためと思われる、半開きのその花は、下校を急ぐユリ科オオアマナ学園に通うお嬢様方、しかも家は都内山手の旧邸で、お母様はピアノの先生でいらっしゃる。

私は声も掛けられず、そのときは遠くから盗み撮りをするくらいしか出来ませんでした。
小さい。もっとズームパワーだあああ。うわ、ピンボケ~
・・・、いや、これではいけない。盗み撮りなど卑怯なやり方だ。報道されたときに胸を張っていられなくなる。
私は自分自身を奮い起こし、閉じかけようとするその一輪に声を掛けた。
「あの、おお、お写真撮らせていただきませんか?」まずい、かんでる。
びっくりして振り向いた数人の振り向きざまを激写!
「なんだよ、おっさん」
「あ、あのぉ、貴女の花言葉はですね、『純粋/潔白』なんですね」
「訳わかんね。写真撮っただろ」
や、やばい。家族や大切な人を傷付けることになるぅ。つかまるわけには行かない。
えいや、と、真下から見上げる角度で、ではなく真上から見下ろす角度で、思いっきり接写して逃げろ!

その日の出会いを家族に告げると、是非お会いしてお話を伺いたいということになり、お天気がよい日の朝に、お会いすることが出来た。

その姿を見て、想像できたことではあれ、なんだかがっかりとしてしまった。
あの日の夕刻の、あなたのあの恥じらいはどこに。
しかし、今やピアノの先生になられた貴女(タイリンオオアマナ)は、幼稚園と小学校に通うかわいい娘さんをたくさんお持ちのお母様になられていたのですね。
法律やルールに触れないようにしますので、是非娘さんの写真を撮らせてください。
パシャ

今まで、品位を保ってBlogを書いてきたのに。


5/02/2012

2012/5月の散歩(大内宿)

2012/5/2
裏磐梯への旅行帰路に、会津藩の江戸への宿場町として作られた大内宿へ寄ってきた
磐梯山の風景3枚


大内宿