2009/8/12 (Wed)
3日目はセコイアの大木を見に、国立公園を南下し、先ずはCrescent Meadow Loopへ向かう。駐車場から2つの湿地帯の縁をハイクする。
公園内のトレイルは、ペット禁止のため、Teddyはママとお留守番。
Tunnel Log
ハイシーズンだというのに、いくつものトレイルが通行止めになっている。
そのたびに迂回して行き、思いのほか長時間のトレイルとなってしまった。
Crescent Meadow
樹齢2000~3000年のジャイアントセコイヤの森の中、いくつもに分かれたトレイル。
Crescent Meadowから、High Sierra Trailへ
お休み中のシカのベット。
動きたくないようだったが、
行ってしまった。
熊の顔した木にも、出会えた。 |
Eagle View pointから、Castle RocksとParadise Peak
そして駐車場にたどり着く直前に、ブラックベアの子供に出会った。
くまの子供はカブと呼ばれるが、それでも体長はTeddyの倍はある。
写真を撮ろうと、カブの先回りをしたところ、正面からばったりと出くわしてしまい、びっくりした。
幸いあちら様が方向を変えてくださったが、向かってこられたらかなり悲惨なことになっていただろう。
次にMoro Rockという、一枚岩に登頂。
遥か東には、アラスカのマッキンリーを除くアメリカ最高峰ホイットニー山を有する4,000 m級のハイシエラが望める。
岩には階段と手すりが付いており、約400段の階段を上ると、4,000 ft(1,300 m)の谷の上にぽつんとたたずめる。
6,725 ft (2,050 m)からの絶景
私と絵里は、Teddyとお留守番
Lodgepole Visitor Centerで昼食後、世界一の容積を持つという、General Sherman Treeへ。
ここも犬は入れず、かわいそうなので私もTeddyとお留守番
すでにトップ部分は枯れてしまって、身長は伸びないそうだが、今後も太り続けるというから、容積は増えてゆくそうだ。
General Sherman Tree
地球上で最も大きな生命体でもあると考えられ、樹齢はおよそ2200年だという
地面の位置での最大直径 11.1m、周囲 31.1mだというが、数字にしてしまうとぴんとこない。巨樹の根元に立つ人間と比べてみましょう。
セコイアの実は鶏の卵大の硬い松ぼっくりであるが、木から落ちるときは笠があいていない。
朝のメドー散策時に、セコイアの実の落下攻撃にあったが、頭を直撃されたら運が悪ければ死ぬよ。
落下した実は次第に乾燥するが、山火事で最終的に笠を開き種を放出するという。
セコイアの生誕には山火事が必要だという、なんとも自然界の懐の深さというか、長期計画というか、人間の小ささをまたひとつ学びました。今日は良く歩きました。
最後の晩餐後のデザートは、s'more
拾ってきた長い木の枝を削ってステッィクを作り、マシュマロを刺して焼く。
マシュマロが溶けて来たらHershey'sのミルクチョコレート(板チョコ)と一緒にGraham Crackerで挟むだけ。
マシュマロを焦がさず、ほどよく溶かし、挟むチョコレートもいい感じに溶ける状態がベストだそうだが、3人はチョコ入りマシュマロをあぶってみたり、いろいろ挑戦して楽しんでいた。
キャンプ最後の夜は、天体観測。
大木に囲まれているため、視界はそれほど広くは無いが、それでもはちきれんばかりの星たちが全天を覆っている。
小さな流星群が通過したのか、次々と流れ星が現れては消えてゆく。
長男はなんとしても流れ星を写真に撮ろうと、長時間シャッターをセットするが、ついぞひとつもカメラで捕らえることはできませんでした。
その観測の最中、近くのキャンパーたちがなべを叩いたり、笛を鳴らしている。
熊が出たに違いない。幸いなべ叩きの音がこちらのグループのほうに移動して来ないので、熊はこちらに向かってはいない、だろう・・・。
夜中2時半に突然Teddyが起きだし、トイレの催促かと外へ連れて行ったが、トイレに行こうとしないで、じっと草むらを見つめている。
するとその草むらには大きな黒い影。バッファローかと思われるような大きさだったが、たぶんクマ。
鼻はあまり利かないし目も良くないけれど、耳そして物の気を感じたようだ。
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