「鳥は空を自由に飛べていいなあ」というのは、ひょっとすると思い違いかもしれない。
すずめのような小型の鳥は、重力と一生懸命戦っているのではないだろうか。
木に止まるときも太目の枝ではなく、小枝が密集していて大型の鳥では羽が邪魔になって入ってこれないようなところを選んでいるように思う。
ここからでは自分が飛び立つにも小枝が邪魔なので、いったん枝が少なくなる下に「落ちる」。
確かに止まり木争いのような光景も目にする。大きな鳥が強いのである。
カラスが堂々と電線や木のてっぺんに止まれるのも、自分たちを襲うものが少ないからであろう。
で、鷹たちである。
彼らこそが空を自由に操っている。
彼らには風が見えているとしか思えない。
ああやって空をただよえたら、絶対気持ち良いに違いない。
なまこの次は鷹になりたい。
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