なんでテロなんかするんだ、馬鹿野郎。
あ、するまえに捕まっちゃったのか。
これを察知していたとは、恐るべしシャーロック・ホームズ。
おかげで大西洋の向かいの国でも、めちゃくちゃなことになっている。
明日朝早くに東海岸(アウェーです)から大陸中央まで行かなきゃならないというのに、この様子では果たして飛べるかどうか。
飛んだとしてもいつ着けるやら。
テロが発覚する前に、日本を飛び立った8人の勇者たちは、シカゴの空港で立ち往生を食らっている。シカゴから目的地へのフライトをひたすら待つ羽目になった。すでに予定の出発時刻の4時間遅れがアナウンスされている。これ以上遅れるとキャンセルになっちゃうだろう。そうしたら8人の勇者のためにシカゴにホテルを取らねばならない。彼らだけでチェックインまでこぎ着けるだろうか。
勇者たちは、芋焼機の設置作業のため、はるばる日本から飛んできた。
8人(プラス我々現地スタッフス)が、1週間ほどかけて組み立てる。その後約1カ月がかりで芋の焼け具合を検査して設置完了となる。
ものすごう大変な仕事なのです。
ところで、アウェーの出先からさらに出張するというのは、結構大変なものである。
家にいるのと違い、衣類をまとめるのに選択肢が無い。まとめる以前に持ち出せる衣類が残っていない。先ずは洗濯から始めなくてはならない。
次に、残してゆく生活用品の置き場が無い。1週間の出張なので、ここのホテルは当然チェックアウトしてしまう。オフィスに持ち込むのも、遠いし明朝早いし空港は大混乱だし億劫だし。
結局会社の車、シボレーのピックアップトラックに入れて、車をホテルに乗り捨てることにする。空港まではタクシーを使えばいい。
ああ、なんて賢いんだ、私は。
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