2026/8/01 (Sat)
昨夜は諏訪市内のHotelに泊まり、朝一で出発する直前に思い出した「今日は週末だ!」
SNSによれば、「駐車場には7時前に着いた方が良い」とあるが、すでに7時である
向かうのは、昨日に続き「八ヶ岳中信高原国定公園」内の日本百名山第70座「霧ヶ峰」
車山肩駐車場はすでにほぼ満車で「長時間駐車禁止」の看板があり、ビーナスラインの反対側にあった有料駐車場(1日千円)を使う
計画では、ここで小ハイクをして、車を移動し「八島ヶ原湿原」を歩いて家に帰る、だったが、長時間駐車が可能なので、ここから八島ヶ原湿原まで周回するコースに変更
山歩きの時は、軽い昼食を持ってゆくのだが、今朝はコンビニによるのを忘れていた
観光地でもあるし、途中で食べられる店もあるだろうと、出発して数分
山小屋「ころぼっくる」の前に、9時の開店を待つ長い行列
モーニングで絶大な人気を誇るのは、じっくり煮込まれた「ボルシチ」と、こんがり焼かれた「厚切りバタートースト」だというが、今から列に並べば昼食時には食べられるか?
車山への登山口横に「霧ヶ峰(車山)湿原」があるが、先ずは山頂を目指す
右手方向に、中央アルプスの山々が連なっている
砂利の敷かれた、なだらかな登山道
葉の全体に黒点がみれるので、イワオトギリ(岩弟切)
ハッカかと思ったが、車状の仮輪が数段できる、
クルマバナ(車花、Clinopodium chinense subsp. grandiflorum、シソ科トウバナ属の多年草)
この草原は、7月初旬はニッコウキスゲで覆われていたようだ
南アルプスの、鳳凰三山~甲斐駒ヶ岳~仙丈ヶ岳なども見渡せる
さらに富士山も
Super Zoom Cameraの登場
ツリガネニンジン(ハクサンシャジン)
美ケ原高原や霧ケ峰高原周のものはすべて、エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
八ヶ岳連峰の南端「編笠山」裾野から見える「富士山」
左端の富士山から、南アルプス~雲を被った木曽駒ケ岳を含む中央アルプス
遠景写真と、接写の切り替えが忙しくなる
左から、蓼科山~八ヶ岳、中央に富士山
萼片の間に反り返る付属片が無く、膨らんで見えるので、ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
美ヶ原と同じく、ウスユキソウ(薄雪草)
結構身近に出会える花なんですね
昨日の「美ヶ原」と今日の「霧ヶ峰」は、日本百名山でも最も楽な山だと思う
今年のコバイケイソウは、数年に一度の「当たり年」となり、各地で記録的な大群落が見られたそうだ
ナンテンハギ(南天萩)
ウスユキソウ(薄雪草)
天気は上々、気温も丁度いい
車山山頂の気象レーダー観測所と、南斜面に突き出したスカイテラス
日本百名山第70座「霧ヶ峰」の最高峰、
車山山頂(標高1,925m)に到着
登頂というよりは、到着の感じ
車山で隠れていた北東側には、浅間山が現れた
私の頭の左上が、浅間山
山頂に御柱を建てた神社がある
天空の杜「車山神社」
「雲外蒼天」は、ここまで登ってきた人を励ましているのか、当たり前の天候自然現象を書いたにすぎないのか?
祭神は、大山津見神(
オオヤマツミ、山の神)、諏訪大社の建御名方神、八坂刀売神
ここの御柱は、山から滑り落とすのではなく、山頂へ引きずりあげるというから、それも大変だ
一之御柱に付く御幣(大木が神(御神木)に変わるための最も重要な神具)は、上社二宮と同じく八ヶ岳の方向を向いているというよりは、微妙に富士山方向のような
登りの道で、えらくチャラい服装の人達とすれ違ったが、そうか白樺湖からリフトで来た人たちだ
蓼科山に向かって車山をくだる
車山湿原内の散策路が何本も見える
ここを登るとしたら、かなり大変そうだ
コウリンカ(紅輪花)
コバイケイソウと蓼科山
ヤマハハコ(山母子)
八方で見かけた、キバナカワラマツバの白色亜種、カワラマツバ(河原松葉)
ひょろひょろと背丈が増すと、こんな感じになる
「車山乗越」から左に折れ「蝶々深山」を目指す
あの坂を登っていく、まさに「天空へ続く道」
霧ヶ峰エアコンのCMって、こんな風景じゃなかった?
国指定天然記念物だというが、車山湿原は乾燥化が進み、湿地性植物に限らず、花はほとんど見られない
ころぼっくるひゅってへの分岐点で小休止
葉が対生か輪生かはっきりしない、ヒヨドリバナ(鵯花)
さあ天空へ、登りましょう
蝶々深山(ちょうちょうみやま)標高1,836mに到着
オオヨモギ(大蓬、ヤマヨモギ、Artemisia montana、キク科ヨモギ属の多年草)
蝶々深山から、「物見岩」へ向かう
ササやタケの仲間は、一般的に20〜60年、ものによっては120年に一度しか、花を咲かせない周期の長い植物
後方に、先ほどの「蝶々深山」、その先に「車山」の観測所が見える
「物見岩」に到着
ここからくだって、正面の平坦地「八島ヶ原湿原」を目指す
葉に黒点が目立たないので、シナノオトギリ(信濃弟切)
美ヶ原にもあった、マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
後方に群れを成している
葉が輪生と見えるので、ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)
ワラビ(蕨)
急坂を下り、「八島ヶ原湿原」入口に着き、いきなり植物の宝庫になった
しぼんだ花がオレンジ色に変色しているので、マツヨイグサ(待宵草)
ハクサンフウロよりも一段と色が濃い、鮮やかな濃紅紫色をしている、
アサマフウロ(浅間風露、Geranium soboliferum var. hakusanense、フウロソウ科フウロソウ属の多年草)
日本産のフウロソウ属の中で、もっとも大輪で鮮やかな花を咲かせるという
ところ変われば、花も変わるものだな
キンミズヒキ(金水引)
ノリウツギ(糊空木)
マルバハギ(丸葉萩)
ハナチダケサシ(花乳茸刺)
アサマフウロ(浅間風露)
イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
ハッポウは付かない、ワレモコウ(吾亦紅/吾木香)
白い、ハナチダケサシと、赤い、シモツケソウの高山型変種、
アカバナシモツケソウ(赤花下野草、Filipendula multijuga var. ciliata、バラ科シモツケソウ属の多年草)
赤い色の感じからすると、八方でのシモツケソウは、みなアカバナシモツケソウで良さそうだ
アサマフウロの花後かな?
八島ヶ原湿原には、まだ池が残っている
ノリウツギの若木に囲まれて
ここから駐車場まで、結構遠いし、登りが続きそうだ
アカバナシモツケソウの蕾
ちょっと開いて
満開
シシウド(猪独活)
すっと立っているのは、クガイソウ(九蓋草)
葉の大きさが良く見えないが、蕾はまるで、マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
こちらも葉が見えないが、コオニユリ(小鬼百合)でしょう
ウド(独活)
アキノキリンソウの固有変種で、霧ヶ峰の高層湿原に自生する、
キリガミネアキノキリンソウ(霧ヶ峰秋麒麟草、Solidago vigaaurea f. paludosa、キク科アキンキリンソウ属の多年草)かと思ったが、今蕾ということは基本種の、アキノキリンソウ(秋麒麟草)だ
葉は三角形で基部はほこ形に張り出しているのは、筑波山でも見た、ハバヤマボクチ(葉場山火口)
キンミズヒキ(金水引)
クルマバナ(車花)
マルバダケブキ(丸葉岳蕗)
シシウド(猪独活)
タチギボウシ(立擬宝珠)
ヤナギラン(柳蘭)
カワラマツバ(河原松葉)
「イブキトラノオ(伊吹虎の尾)
シラヤマギク(白山菊)
八島ビジターセンターが近づくと、銘板が出てきた
ヤナギラン(柳蘭)も多いな
コオニユリ(小鬼百合)
ホザキシモツケ(穂咲下野)
ボタンヅル(牡丹蔓、女萎、Clematis apiifolia、キンポウゲ科センニンソウ属の落葉つる性半低木、有毒植物)の蕾
コオニユリ(小鬼百合)とシシウド(猪独活)
クガイソウ(九蓋草/九階草)の果穂/実
コオニユリ(小鬼百合)
茎の先端に黄色の花が輪になって咲くのは、アキノが付かないキリンソウの、
ホソバノキリンソウ(細葉の麒麟草、ナガバノキリンソウ, ミヤマキリンソウ、Phedimus aizoon (L.)'t Hart var. aizoon、ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草)
ちょっと待って、アサマフウロじゃないの?よく見ると色が薄い、
タチフウロ(立風露、Geranium krameri、フウロソウ科フウロソウ属の多年草)
オミナエシ(女郎花、Patrinia scabiosifolia、オミナエシ科オミナエシ属の多年草)
コウゾリナ(顔剃菜/剃刀菜/髪剃菜、カオソリナ顔剃り菜、タンポポナ、Picris hieracioides subsp. japonica、キク科コウゾリナ属の越年草(二年草)または多年草)
ミツモトソウ(三本草/狼牙、ミナモトソウ水元草、Potentilla cryptotaeniae、バラ科キジムシロ属の多年草)
ナンバンハコベ(南蛮繁縷、ツルセンノウ、Cucubalus baccifer var. japonicus、ナデシコ科ナンバンハコベ属の多年草)の花後
八島湿原展望台に着いた
国の天然記念物「八島ヶ原湿原」の別名を「七島八島(ななしまやしま)」と言うらしい
ビジターセンター前から車を停めた「車山肩」まで、バスでも帰れるようだが、あと2時間半待ちだ
それだけあれば、歩きで帰りつくだろう
ということで、昼食は、隣の「八島山荘」へ
バスを待つより、歩きましょう
ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)とアサギマダラ(タテハチョウ科)
ヤナギラン(柳蘭)
レブンキンバイソウは見たが、
キンバイソウ(金梅草、Trollius hondoensis、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草)
ウド(独活)
ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
ヤナギラン(柳蘭)
ノコギリソウ(鋸草)
オミナエシ(女郎花)
イタドリ(虎杖)
オタカラコウに似るが、オタカラコウの頭花の舌状花が8個程度であるのに対し、1個から3個程度の、
メタカラコウ(雌宝香、Ligularia stenocephala、キク科メタカラコウ属の多年草)
サラシナショウマ(晒菜升麻)の蕾
と葉
八島ヶ原湿原を抜け、ヒュッテ御射山まで来て、「旧御射山社」
現在は、建御名方命を祀る「霧ヶ峰本御射山神社」として上桑原牧野組合が管理しているが、諏訪人的には「やはり御柱がなくては淋しい」ということになり、御柱を建てたという
クサフジ(草藤)
ここから先は、八島ヶ原湿原まで下った分、登り返さなければ車にたどり着けない
アサギマダラは、夏から秋にかけてはフジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどのキク科植物の花によく集まり、吸蜜するという
車山肩への最後の急登に入る
あそこまで行けば、駐車場、か知らんけど
左遠方に、八島ヶ原湿原が見える
最後の坂を登り切ったら、駐車場はガラガラ
歩行時間は、惜しくも4月の山梨「三方分山」に、13分足らずの今年第2位
距離では、同じく4月の栃木「花瓶山」に0.5km足らず、Olympic N.P.の「Hurricane Hill」と同率今年2位だった
最後の登りは、斜度はさほどではなかったが、ザレ道、ガレ道できつかった
良く歩いたが、これから栃木まで運転が待っている