8/31/2009

Monkey Majik

私のiPodの中身は、子供たちの聞いている曲も入っており、ただでさえ「あれこんな曲聞いたこと無いな」状態に輪をかけて、「だれこれ?」状態である。

飛行機の中の退屈な時間は、iPodから流れる、そんな不思議な曲を聞き流している。
そのまま寝込んでしまうこともあるし、文字通り聞き流しているのだが、今回の出張で「おおっ」という曲に出くわした。
声の質は、こぶくろの黒田に似ており、英語がうまい。
だれだこれは?っと真ん中のボタンを押すと、Monkey Majikだ。
カナダ人のバンドで、息子が良い良いと言っていたやつだ。

日本での認知度は今ひとつのようですが、北米のアジア系を中心にかなり有名なバンドのようです。

こういう場合、ランダム演奏を止め、Monkey Majikの曲を次々と聴いてみたが、ほかの曲はどうと言うことは無い。最初の1曲だけが、いやにインパクトが強く、他の曲とは曲相も違っている。


歌詞をネットで調べ、コードは自分でコピーしたが、歌のメロディーラインが取り難い。
一番のメロディーと二番のメロディーが違うし、今時の曲は複雑やなあ。
ということで言い訳はいろいろあるが、約束を果たすために、恥を公開します。

このフォークギター、自分が中学のときに1万6千円で買って以来の付き合いです。
明後日の日本への船便に乗せるため、これがアメリカ最後の演奏になります。

8/27/2009

慣れない出張


珍しいことをすると、いやに緊張するものである。
今年になって3回目の出張が急遽決まり、支度をしていても何か忘れているようでいつもでも荷物がまとまらない。
今まで百万回使った空港に着いても、次はどうするんだっけと考えてしまう。
あ、靴も脱ぐんだったな、とか。。。

で、歯ブラシは持ってきたのだが歯磨粉を忘れた。
9/11以来、液体の機内持ち込み検査が強化され、歯磨粉も対象だったため、歯ブラシと別袋に入れていたのを忘れていた。
最初はダラスのホテルでマウスワッシュ液が付いていたので、それで歯を磨いたが、オースティンのホテルにはそれが付いていない。
明日はシャンプーで歯を磨くかな。

8/22/2009

○ 4日目

最後の日の最初の大仕事は、キャンプ地の撤収である。
これが設営よりむしろ大変なものだが、家族の協力でわりと順調だった。
次に荷物の搭載。長距離を高速利用で走るため、それなりに気を使うが、かなりいい加減に積んでいる。

セコイア国立公園(NP)はキングス・キャニオンNPと隣接しており、せっかくなので足を運ぶことにする。
途中ガソリン補給を試みるが、ハイオクガスが無く、Kings Canyon Lodgeという、めちゃ渋い場所での給油となった。時代物のガスタンクに給油口が鎖でつながれており、いかれちゃってる感じのおばちゃんに鍵をはずして もらう必要がある。しかも値段は格別に高い。この先国道の先端まで、15マイル(25km)スタンドは無い。
Kings Canyonにお出かけの際は、ガソリンに気をつけてください。










そのLodgeまでの山道はMonarch Divideと呼ばれる恐ろしいほどの渓谷を遥か上空から眺められる。
そして道路は一気にSouth Fork Kings Riverまでくだる。今度はこの渓流に沿って谷の奥へと向かってゆくと、ようやくキングス・キャニオンNPの入り口に到着する。
このNPに車で侵入できるのは、唯一この道路だけだ。
つまり、このNPを満喫するには、ハイクをするしかないということになるが、道路は3方を岩山に囲まれ、残る一方は帰り道というわけだから、ハイクといっても簡単なものではない。
行き止まりの道路先端には駐車場があり、ほぼ満車状態だったから、それだけの人がここからハイキングをしているということか。帰ってこない人も中にはいるんだろうな、などと冗談も言いたくなる。







車で観光する場所として唯一あるのが、Roaring River Fallsだ。
階段状の細い滝で、日本人にとってはなんでもない風景だが、その清流には目を見張る。

Kings Canyon NPはヨセミテに似た風景だが、俗っぽく観光地化されていない、本当の自然派国立公園だと見た。
もちろんヨセミテNPとて、観光者が入り込まない聖地はたくさんあるのだが、ここではメインの場所でも人工的ではない、という意味である。
セコイアNPと隣り合わせなのに、Kings Canyon NPではまったく違う顔を見せてもらった。


本日の道中見かけた野草をご紹介します。
Foxglove(ジキタリス/狐の手袋)
釣鐘状の花が下から上に咲く。ピンクと白がとりどりに咲いていた。ガーデンではよく見る花だが、野草で見たのは初めて。
ジギタリスの葉を陰干しした葉末が強心剤として古くから知られ、有効成分が合成されるようになった現在ではジギトキシン、ジゴシン、ラニラピドなどとして、心筋の収縮力を増強し心臓の拍出力を高めて心不全を改善する薬としてよく用いられている。
調査中





調査中
調査中
調査中


2台の車は来た道をひたすら戻り、ようやく人の気配を感じるようになると、セントラルバレーの果樹園の海原にでる。
本当にどこまでもどこまでも広がるフルーツの畑である。

荷物とTeddyを積んで疾走するDodge →

こうして今年の夏の旅行が終わった。
家に着くなりTeddyは庭を走り回り、子供たちは待望のシャワーにありついた。
やっぱり家が一番なのかな。

8/21/2009

○ 3日目

3日目はセコイアの大木を見に、国立公園を南下し、先ずは三日月湿地帯へ向かう。
駐車場から2つの湿地帯の縁をハイクする。公園内のトレイルは、ペット禁止のため、Teddyはお留守番。

ハイシーズンだというのに、いくつもの
トレイルが通行止めになっている。
そのたびに迂回して行き、思いのほか長時間
のトレイルとなってしまった。
おかげでシカのベット、


熊の顔した木、
きれいに食べられたシュガーパインの実、

遥か彼方のハイシエラ山脈
等を見ることができた。
そして駐車場にたどり着く直前に、ブラックベアの子供に出会った。

くまの子供はカブと呼ばれるが、それでも体長はTeddyの倍はある。

写真を撮ろうと、カブの先回りをしたところ、正面からばったりと出くわしてしまい、びっくりした。幸いあちら様が方向を変えてくださったが、向かってこられたらかなり悲惨なことになっていただろう。

次にモロ ロックという、一枚岩に登頂。
岩には階段と手すりが付いており、約400段の階段を上ると、4000フィート(1300m)の谷の上にぽつんとたたずめ る。遥か東には、アラスカのマッキンリーを除くアメリカ最高峰ホイットニー山を有する4000m級のハイシエラが望める。



昼食の後、世界一の容積を持つという、ジェネラル・シャーマン・ツリーへゆく。
すでにトップ部分は枯れてしまって、身長は伸びないそうだが、今後も太り続けるというから、容積は増えてゆくそうだ。

セコイアの実は鶏の卵大の硬い松ぼっくりであるが、木から落ちるときは笠があいていない。
朝のメドー散策時に、セコイアの実の落下攻撃にあったが、頭を直撃されたら運が悪ければ死ぬよ。
落下した実は次第に乾燥するが、山火事で最終的に笠を開き種を放出するという。
セコイアの生誕には山火事が必要だという、なんとも自然界の懐の深さというか、長期計画というか、人間の小ささをまたひとつ学びました。

キャンプ最後の夜は、天体観測。
大木に囲まれているため、視界はそれほど広くは無いが、それでもはちきれんばかりの星たちが全天を覆っている。
小さな流星群が通過したのか、次々と流れ星が現れては消えてゆく。
長男はなんとしても流れ星を写真に撮ろうと、長時間シャッターをセットするが、ついぞひとつもカメラで捕らえることはできませんでした。

その観測の最中、近くのキャンパーたちがなべを叩いたり、笛を鳴らしている。
熊が出たに違いない。幸いなべ叩きの音がこちらのグループのほうに移動して来ないので、熊はこちらに向かってはいない、だろう・・・。

8/19/2009

○ 2日目

標高5000フィート、約1700mのキャンプ地の朝は冷え込んだ。
昨夜のキャンプファイヤーの残り火に薪をくべ、暖を取る。
今回薪木は持参したが、キャンプ地内の倒木は自由に使ってよい。
そしてセコイア、シュガーコーン等の大木の倒木は、いたるところにある。
ただしこれらの木は、幹の内部に空気の小部屋がたくさんあり、乾燥した倒木はあっという間に燃え尽きてしまう。
山火事が起こった場合、これらの気泡が断熱効果をして、樹木を守っているのだろうか。

朝食後はキャンプ地からつながる、短いハイキングに出かける。
高地だけあり、ベイエリアではとっくに枯れてしまった野草たちが、まだ所々残っている。それでもピークは過ぎており、6月か7月頭ごろに来れたら、もっとたくさんの高山植物にお目にかかれたのではなかろうか。
 
[下の写真] Bigelow's Sneezeweed
[左下] California Goldenrod[右下] Horse-mint
[下の写真] 調査中
[下の写真] 調査中
[下の写真] 調査中
[左下] 調査中[右下] 調査中
[左下] Indian Paintbrush[右下] Pinedrops(パインドロップス)
Yellow Stone NPで見たSnow plantとなんとなく似ていると思ったら、どちらも死物寄生の植物。
ちょっと気持ちの悪い響きだが、”死物寄生”とは、生物が他の生物の死体・排泄物(はいせつぶつ)などを栄養源として生活することだそうで、死物 寄生植物は自らの養分を合成しない。それらは、菌類のように死んで腐りかけた植物体にとりついて生きているから、菌従属栄養植物とも言われるようだ。
[下の写真] Meadow Lupine

午後は一旦国立公園を離れ、お隣のセコイア National Forestにある、Hume湖までドライブ。
ここは水遊びのできるレイクとして、多くの若者でにぎわっていた。
(キリスト)教会のサマーキャンプ地となっているようだ。






夕食はお決まりのカレーライス。
ジャガイモ、たまねぎ、人参を持参し、お肉は昨夜のハンバーガーとホットドックの残りを使う。
ライスは今回初利用の、インスタント乾燥ライス。
沸騰したお湯に入れて火を止めて5分待つだけ。今回カレー用ということで長粒米を持参したが、これは簡単でカレーにはぴったり。






テント設営地の隣は小さな湿地帯となっていたが、夕方2頭の子供をつれたミュールディアが、食事に来ていた。
キャンプ地内に大型の落し物を散見するし、ブラックベアも、来るんだろうな。

8/18/2009

キャンプ


カリフォルニア州の東部にあるセコイア国立公園で家族キャンプをしてきました。

○ 1日目

1週間の休暇をとり、家族でキャンプに出かけた。
予約した時点で空きのあった、セコイア国立公園へ向かう。
サウスベイから車で6時間半もかかってしまった。
荷物と犬を乗せたピックアップトラックと、子供たち3人の乗るセダンの2台で国立公園へ向かう。

今まで訪れた国立公園は、カリフォルニア、アリゾナ、ネバダ、ワイオミングとテキサスで10個を超える。このほかにもNational Monument, National Forest, State Parkなどを入れると、数え切れない自然を堪能してきた。

目的地に着き、最初の仕事はテントの設営である。次に調理のための暖炉の火付けだ。
今までは全て親が行なってきたが、ようやく子供たちだけに任せられるようになった。
うれしい成長であり、これらのことができる人になってくれてよかったと思う。

キャンプ地はブラックベアの生息地であり、人間が熊のテリトリーにお邪魔させていただいている。だから熊の立場に立ち、食料、化粧品等の匂いのするものは全て、備え付けの専用ボックスに収めなければならない。

夜更けにテントの周りを移動する、獣の足音を聞く。
熊なのかシカなのか判断はできないが、我が家の獣Teddyは熟睡していた。

8/15/2009

PCスピーカー


ちょいと前の話だが、Boseのスピーカーをゲットした。
Boseの製品で Factory-renewed (工場再生)プログラムというものが始まり、新品価格よりかなりお得に購入できる。
要は返品物やOpen Boxと呼ばれる、法律で新品価格で販売してはいけない商品だと思われるが、新品と同じ保証をつけているところが上記名前のミソである。

購入したスピーカーは、すでにマイミクさんが品質確認しているので、安心して購入したが、購入金額はマイミクさんに悪くて書けないな。

ところでBoseのお店では、スピーカーやヘッドフォンの視聴ができる。
私のは左右にひとつずつの標準タイプだが、バススピーカーを追加して2.1chのもの、サラウンドシステムを内蔵したものがあり、それなりに素晴らしいが、値段もそれなり。
圧巻は高さ12.2cm、横幅6.5cmしかない、超小型2chスピーカー。
先ずはどうしてこんなに低音が響くのか、バススピーカーを探し、存在しないことで我が目と耳を疑う。

できるだけ小さなスピーカーで最高の音楽を聞きたい方で、さらにお金に余裕のある方に、絶対のお勧め。
こちらでは$399.95なのに、日本では39,480円で売ってるよ!!!

8/10/2009

人生の大きな節目


私の人生の節目は、25年周期で大きくめぐって来るようだ。
前回の節目は、転職と結婚だった。
今回は家族の自立がテーマかな。

子供たち3人は、それぞれの進路を決める必要に迫られている。
夫婦にとっても、新たな進路を決断する大きな一年になる。

来年の夏までの間に、家族に大きな転機が訪れるだろうが、皆それぞれがしっかりと乗り越え、また新たな生活を始めていることを、切に願う。

8/04/2009

今年は桃がうまい


庭の白桃が色づき始めました。
しかし、まだ完熟でないものが、ボトボト落ちてきます。
鳥たちはすでに試食を始めているようで、実が半分しかない桃がなっています。

そろそろ食べてみようかと、手でやわらかいものを探し、ひとついただきました。
ん~~~
んまい!!!

おひとついかが?


写真は5月24日の、赤ちゃん桃とお兄さん桃
そして今日の桃