3/16/2009

お花見街道


本日は曇り空で時折雨がぱらつくお天気。
2月後半からベイエリア付近の街路樹が、白やピンクの花をつけ始めます。

パッと見は桜なのですが、時期が少し早いし、なんとなく日本人のなじみの桜と違うような気がします。あんたもアメリカに長いんだろ、そりゃ変わるよな、と言ってもいられません。

バラ目バラ科サクラ属である日本のサクラですが、サクラ属の英語名はPrunus、プルナスつまりプルーン属なのです。
サクラの英名はCherryですが、この種属を表すのに、CherryよりPruneが一般的だったのでしょう。
と言うことはPruneまたはPlumの木や花は、そうですサクラそっくり。




さらにアンズ(アプリコット)、もも(ピーチ)、変り種ではアーモンドも仲間です。
梅も当然仲間ですが、梅の英語をプラムとしたのはチョーヤかどうか知りませんが、その学名はPrunus mumeということです。混乱しません?

San Joseの真北、Antiochから4号線を少し南東に行ったところのBrentwoodという町に、果実畑が山ほどある。ここでアーモンドとサクラの違いが確認できることを期待し、車を走らせる。
いざ果樹園に来てみると・・・、果物のシーズンではないのでスタンドは閉まっているのは仕方がないが、日曜なので作業者もいない。
サクラ属の花はたくさん咲いているが、どれが桃でどれがプラムでどれがアーモンドなのか、看板などあるはずもなく、まったく手がかりなし。

試しにそれぞれをWikipediaやGoogle Photo等で調べてごらんあれ。
混乱が増えることはあっても、クリアーにわかるものではない。
じっと実のなるのを待つとしようか。

日本に咲くサクラだけでも百種類以上あるんですって。
白かったりピンクだったり、一重だったり八重だったり。
冬に寒かったほうがきれいな花をつけると聞きます。

でも春一番や雨が降ると、すぐに散ってしまうのですよね。
そのはかなさ、侘び寂は、アメリカのアーモンドやプラムにはありません。

 私も久しぶりに、ゆっくりと季節の移り変わりを味わっています。
そして着実に月日は流れていますね。

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