5/14/2025

2025/5月のハイク(霧降高原~大山~霧降の滝)

2025/5/14 (Wed)

今週はどこへ出かけるか?
季節がら、シロヤシオが見れるところがいいと思い、茨城の奥久慈男体山、日光茶ノ木平も候補にあがったが、霧降高原大山に決定
車でのハイクでいつも問題となるのが、出発点と終点の問題
ここのルートでHikingとなると、霧降の滝(750m)から大山を経て霧降高原(1,350m)へ、標高差600mを登り続けるか、逆ルートで下り続けるか
霧降滝と高原間は、バスで車に戻る
下りハイクを選べば、滝から高原への終バスは15:37。これを逃すと歩いて登らなければ、車に戻れない
このリスクを回避するため、車は滝に停め、先にバスで高原に行き、のんびりゆっくり時間を気にせず降りてくることにした。
滝から高原への朝のバスは9:10では早すぎるので、次の10:37を計画したが、7:50に家を出て霧降の滝に9:20に着いてしまった
1時間以上バス待ちをするのは時間の無駄なので、予定を変更して高原に車を停め、早めの行動で15:37分発の終バスまでに滝までくだることにした

ミミナグサ(耳菜草、Cerastium fontanum Baumg. subsp. vulgare (Hartm.) Greuter et Burdet var. angustifolium (Franch.) H.Hara、ナデシコ科ミミナグサ属の越年草、ときに多年草)
今日の行程はここが標高最高点の、霧降高原駐車場から見上げる、丸山と赤薙山
トウゴクミツバツツジが全盛期
ハルリンドウは、1本の茎に1つの花をつけ、ロゼット状の根生葉が目立つが、フデリンドウは、1本の茎に複数の花をつけ、根生葉はロゼット状にならない
ハルリンドウだと思うんだけどな


クマザサの路を、徐々に降りていく
ミツバツツジ系の新葉は、まさに三つ葉
アカヤシオ、シロヤシオの新葉は、五葉
胸に下げたカメラバッグは、お気に入り


今にも咲きそうなヤマツツジ(山躑躅)
シロヤシオの花が、残っていました
写真ではわかりづらいですが、土砂崩れ後のガレ場です
迂回ルートはコース内最大の難所、と言っても問題なく通過
5月の中旬に、カタクリの花を発見
シロヤシオ
立派なタチツボスミレ
ガレ場下の渓流までくだる

沢の対岸への登りは、シロヤシオがあちらこちらに



裾野のような大地に出ると、スタート時点より標高も下がり、ヤマツツジが咲き始めている
ツツジは鹿にとって毒性が高いため、食害を免れるという

下草やササが無いのは、なぜだろう?
バラ科リンゴ属のズミの蕾かな?
イヌリンゴ(犬林檎、ヒメリンゴ、Malus prunifolia、バラ科リンゴ属の落葉高木)も近いけど?

ピンクの蕾がかわいい

ヤマツツジの木

花冠の上側内面に濃色の斑点があり、雄蘂は5本
高原林を抜け霧降高原牧場に入ると、赤薙山と女峰山が、背後に現れる
左手には男体山も見える
最高な眺めだ


昨日時点では晴天のはずだったが、今日の予報は曇り、午後は急な雷雨の可能性あり
太陽光が、上空の氷の結晶によって屈折されることで発生するハロの元で、大絶景を味わう
牧場の頂点が、大山(標高1,158m)
ここでおにぎりを頬張る
背後の三角地帯がかつての霧降スキー場で、キスゲ平と呼ばれる場所
そのリフト乗り場からここまで下ってきた

休憩後、大山から牧草地をくだる
浅く3裂する葉を持つカエデの一種で、枝の先に総状花序を下垂させ、花柱は2裂し、先端は外曲するという、
ウリハダカエデ(瓜肌楓、瓜膚楓、アオカエデ、Acer rufinerve、ムクロジ科カエデ属の落葉小高木ないし落葉高木、雌雄異株まれに同株)

メギ(目木、コトリトマラズ、ヨロイドオシ、Berberis thunbergii DC.、メギ科メギ属の落葉低木)
さらに標高が下がり、植物の季節が進んだようだ
トウゴクミツバツツジとヤマツツジの競演

ズミの花も増えた




猫ノ平への路


ズミの花が満開になった
こうして標高ごとに変化がみれるハイクも、楽しいものだ




猫ノ平に到着
牛の放牧は、平年5/15から始まるとあるが、明日じゃん
赤薙山が雲に隠れてしまった

マツクラ滝へ向かい、比較的急な下り
霧降川へ出た
立派なカキドオシ
霧降隠れ三滝のうちの一つマツクラ(マックラ)滝は、すぐ先にある
見えてきた

向かって左手の崖がかなり崩落しており、これ以上近づかずズームで対応
セントウソウは、葉の形に様々な変異があり、特に細いものは変種のミヤマセントウソウと呼ばれる
ニリンソウの名残のようだ
綿毛のついた種子を風に飛ばしている、イヌコリヤナギ(犬行李柳、Salix integra、ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木)と思われる
フタリシズカの芽が、あちらこちらに
シダ植物は気持ちが悪いが、開き終わり寸前のオシダ

ウワミズザクラもまだ咲いている

鹿が食べないクリンソウの蕾

咲き始めの株もあります


蕾の姿は、初めて見ました
学名はPrimula japonicaといい、日本固有種です
関東地方の個体群は、体側面に赤色と黒色の斑紋が交互に入る、有毒種の、ヤマカガシ(赤楝蛇、山楝蛇、Rhabdophis tigrinus、ナミヘビ科ヤマカガシ属の毒ヘビ)
ヤマビルも多い場所だったのだが、全く気にせず水場に近づいていたが、被害が無くてよかった
オオバコ科のクワガタソウ(鍬形草)
シソ科のラショウモンカズラ(羅生門葛)の野生種は初めて見た
ミヤマハコベ(深山繁縷、Stellaria sessiliflora、ナデシコ科ハコベ属の多年草)だろう
14:30前に霧降の滝バス停に到着したので、予定より1本前の14:47分発バスで霧降高原へ戻れた
大山へのチョイ登りはあったが、基本下る一方のハイクだったが、これはこれで膝、腰、背中に来た
本日出会った動物;
ハイカーの団体を含め、人間は相当多数なのに、サルもシカも出会わず

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