8/19/2009

○ 2日目

標高5000フィート、約1700mのキャンプ地の朝は冷え込んだ。
昨夜のキャンプファイヤーの残り火に薪をくべ、暖を取る。
今回薪木は持参したが、キャンプ地内の倒木は自由に使ってよい。
そしてセコイア、シュガーコーン等の大木の倒木は、いたるところにある。
ただしこれらの木は、幹の内部に空気の小部屋がたくさんあり、乾燥した倒木はあっという間に燃え尽きてしまう。
山火事が起こった場合、これらの気泡が断熱効果をして、樹木を守っているのだろうか。

朝食後はキャンプ地からつながる、短いハイキングに出かける。
高地だけあり、ベイエリアではとっくに枯れてしまった野草たちが、まだ所々残っている。それでもピークは過ぎており、6月か7月頭ごろに来れたら、もっとたくさんの高山植物にお目にかかれたのではなかろうか。
 
[下の写真] Bigelow's Sneezeweed
[左下] California Goldenrod[右下] Horse-mint
[下の写真] 調査中
[下の写真] 調査中
[下の写真] 調査中
[左下] 調査中[右下] 調査中
[左下] Indian Paintbrush[右下] Pinedrops(パインドロップス)
Yellow Stone NPで見たSnow plantとなんとなく似ていると思ったら、どちらも死物寄生の植物。
ちょっと気持ちの悪い響きだが、”死物寄生”とは、生物が他の生物の死体・排泄物(はいせつぶつ)などを栄養源として生活することだそうで、死物 寄生植物は自らの養分を合成しない。それらは、菌類のように死んで腐りかけた植物体にとりついて生きているから、菌従属栄養植物とも言われるようだ。
[下の写真] Meadow Lupine

午後は一旦国立公園を離れ、お隣のセコイア National Forestにある、Hume湖までドライブ。
ここは水遊びのできるレイクとして、多くの若者でにぎわっていた。
(キリスト)教会のサマーキャンプ地となっているようだ。






夕食はお決まりのカレーライス。
ジャガイモ、たまねぎ、人参を持参し、お肉は昨夜のハンバーガーとホットドックの残りを使う。
ライスは今回初利用の、インスタント乾燥ライス。
沸騰したお湯に入れて火を止めて5分待つだけ。今回カレー用ということで長粒米を持参したが、これは簡単でカレーにはぴったり。






テント設営地の隣は小さな湿地帯となっていたが、夕方2頭の子供をつれたミュールディアが、食事に来ていた。
キャンプ地内に大型の落し物を散見するし、ブラックベアも、来るんだろうな。

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