8/21/2009

○ 3日目

3日目はセコイアの大木を見に、国立公園を南下し、先ずは三日月湿地帯へ向かう。
駐車場から2つの湿地帯の縁をハイクする。公園内のトレイルは、ペット禁止のため、Teddyはお留守番。

ハイシーズンだというのに、いくつもの
トレイルが通行止めになっている。
そのたびに迂回して行き、思いのほか長時間
のトレイルとなってしまった。
おかげでシカのベット、


熊の顔した木、
きれいに食べられたシュガーパインの実、

遥か彼方のハイシエラ山脈
等を見ることができた。
そして駐車場にたどり着く直前に、ブラックベアの子供に出会った。

くまの子供はカブと呼ばれるが、それでも体長はTeddyの倍はある。

写真を撮ろうと、カブの先回りをしたところ、正面からばったりと出くわしてしまい、びっくりした。幸いあちら様が方向を変えてくださったが、向かってこられたらかなり悲惨なことになっていただろう。

次にモロ ロックという、一枚岩に登頂。
岩には階段と手すりが付いており、約400段の階段を上ると、4000フィート(1300m)の谷の上にぽつんとたたずめ る。遥か東には、アラスカのマッキンリーを除くアメリカ最高峰ホイットニー山を有する4000m級のハイシエラが望める。



昼食の後、世界一の容積を持つという、ジェネラル・シャーマン・ツリーへゆく。
すでにトップ部分は枯れてしまって、身長は伸びないそうだが、今後も太り続けるというから、容積は増えてゆくそうだ。

セコイアの実は鶏の卵大の硬い松ぼっくりであるが、木から落ちるときは笠があいていない。
朝のメドー散策時に、セコイアの実の落下攻撃にあったが、頭を直撃されたら運が悪ければ死ぬよ。
落下した実は次第に乾燥するが、山火事で最終的に笠を開き種を放出するという。
セコイアの生誕には山火事が必要だという、なんとも自然界の懐の深さというか、長期計画というか、人間の小ささをまたひとつ学びました。

キャンプ最後の夜は、天体観測。
大木に囲まれているため、視界はそれほど広くは無いが、それでもはちきれんばかりの星たちが全天を覆っている。
小さな流星群が通過したのか、次々と流れ星が現れては消えてゆく。
長男はなんとしても流れ星を写真に撮ろうと、長時間シャッターをセットするが、ついぞひとつもカメラで捕らえることはできませんでした。

その観測の最中、近くのキャンパーたちがなべを叩いたり、笛を鳴らしている。
熊が出たに違いない。幸いなべ叩きの音がこちらのグループのほうに移動して来ないので、熊はこちらに向かってはいない、だろう・・・。

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