12/01/2009

足るを知る


よく「もう限界だ」という言葉を聞くが、「限界を超えずに、限界がわかるか」ということを、何十年も前に、どこかで誰かに聞いた。
もっともである。

しかし限界は超えてはいけないわけで、実際の限界はだれにもわからない。
宇宙の限界は、宇宙の内側からは見えないのと似ている。
おそらく宇宙にも限界があって、宇宙の外からは良く見えるのだろうと思う。

であるならば、自分を外から見たなら自分の限界が見えるか?
私には、他人を見てその人の限界は見えないから、きっと自分の限界も見えないのだろう。

「果報は寝て待て」
かなりPassiveな言葉である。
本来の意味は、「全力を出し切ったのだから、結果はどうでも良いではないか」、と仏教的に解釈できる。

「足るを知る」も、「現状で満足でございます。努力はいたしません」という意味ではない。
自分の器を知った上で、はじめて「足るを知る」ことができるのである。

あなたは、自分のやりたいことを、知っていますか?


人生80年として、もうそんなに残されてはいませんよね。

自分は何をなすべく、この世に生まれてきたのか、そろそろ答えを出したいものです。

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