11/29/2009

秋茄子は嫁に食わすな


ひどい諺である。

と思っていた私は、浅はかだったかもしれない。
「秋茄子」のように美味いものを、とすればひどい話であるが、ナスは体温を下げると言うことから、嫁を気遣った意味だと言う説もあるらしい。
それも、体調を壊せば「丈夫な子が生めなくなる」だとすれば、やはり封建的なにおいがしてくるが。
私流の桃色路線で解釈すれば、また別の解釈もできるというものだが、止めておく。

『夫木和歌抄』という鎌倉時代の和歌集に、
”秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも”
という歌があり、わささ=若酒=新酒、よめ=夜目=ネズミであり、
”秋茄子は新酒の粕漬にし棚にしまい、ネズミに注意しろ”
から近代的な諺になった、という説もあるらしい。

いずれにせよ今の時期、ナスがうまい。
明日も工場地区にお泊りのつもりだが、小料理屋でうまいナスに出会えたらいい、と思う。

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