10/25/2023

2023/10月の散歩(会津下郷)

2023/10/25
奥日光や那須高原の紅葉シーズン真っ盛りの中、人込みを避けて2週連続福島県
裏那須ともいえる南会津郡下郷(しもごう)へ
途中、白河ICからR289にあった、西白河郡西郷村の「座頭ころばし展望台」からの眺望
ここから見える範囲では、紅葉は始まったばかり

さらに西に進んだ「剣桂展望台」で、少し紅葉が進んだ感じ

アワコガネギク(泡黄金菊、キクタニギク(菊谷菊)、イワヤギク(岩屋菊)、アブラギク(油菊)、Chrysanthemum boreale、キク科キク属の多年草)




下郷町に入ると全山紅葉の風景が続くが、停車スペースがないので、車中より

ようやく、甲子(かし)温泉への分かれ道に駐車して、甲子峠周辺を撮影

車から降りたとたんに、雲の影が山にかかってしまった



トンネルを抜けると下り坂で、紅葉エリアを過ぎるところで、道の駅しもごう
中国人バスツアーも来ており、道の駅は大賑わい
最初の目的地、日暮の滝を目指し、観音沼まで来た
再び紅葉ゾーンに入ってきた
雲は多めで、光り輝く紅葉写真が、なかなか撮れそうにない



ところがなんと、日暮の滝への1本道が、今日に限って通行止め!
ここから歩くと、片道50分
あっけなく滝をあきらめて、観音沼(みたらせ沼)を散策
沼の周囲はかなり紅葉が進んでおり、見頃と言ってよいだろう
陽が当たれば、良い絵になるのだが



大型カメラと三脚をかついだ、長靴姿の写真愛好家が、30人はいたと思う

人出はそこそこあるものの、奥日光、那須岳に行かずに、正解だったと思う







立ち枯れの木の幹

大人の平日クラブポスター
ウグイスカグラ、ヤマウグイスカグラ、ミヤマウグイスカグラのどれかだと思う












沼を半周ほどしたところに、子安観音
昭和後期に、個人による願掛け
天然木ではなく、彫り物ですね

そこから森に入ってゆく


見晴台を目指す



見晴台に到着
なかなかの見晴らしです




見晴台から山を下ってゆくと、今度は展望台があるらしい
展望台に到着
観音沼と反対側の展望が開けている




ここへは、登る価値大です
山を下ります

その山道がまた、陽射しを受けて素晴らしい








沼のほとりに出る
山を歩いたので、沼の北岸を戻ってみる






「御蔵入」とは、南会津郡全域から栃木県藤原町の五十里湖までの、「南山御蔵入領」という江戸時代の幕府直轄領のことだそうで、「御蔵入三十三観音」を含む、会津三十三観音、会津ころり三観音、町廻り三十三観音、猪苗代三十三観音などを統合した「会津の三十三観音めぐり」が、日本遺産に登録されているという
ということで、日本遺産の「会津の三十三観音めぐり」のうちの、「御蔵入三十三観音」の第十三番札所、嶽(だけ)観音堂
延暦13年(794)、東北地方を中央政権に取り込むための征討軍として、征夷大使大伴弟麻呂、征夷副使坂上田村麻呂による蝦夷(東北地方が蝦夷と呼ばれていた)征伐が行われた
東征の際に戦いに参加した人馬を弔うため、延暦16年(797)坂上田村麻呂が観音山の洞窟内に聖観世音菩薩を祀ったのが始まりと伝わる
この仁王門は天保13年(1843)建立
観音山の洞窟が、1659年の地震による山崩れにより、現在地に移転したという
本尊は聖観音菩薩
真言宗 豊山派 任運山 学円寺の付属のお堂だという
本堂は明治25年(1892)の建立

境内からの景色も、素晴らしい







嶽観音堂でUターン

同じような景色だが、どうしても写真を撮りたくなる





最後に湖畔(沼畔?)の雷神社
滝には行けなかったけれど、かなり満足の軽ハイクでした
路肩で売っていた「会津みしらず柿」をお土産に購入
名前の由来は、徳川時代、時の会津藩主が将軍に献上した際、 「未だかかる美味なる柿を知らず」と賞賛されたことが命名の由来とも言われる渋柿を、焼酎につけて渋抜きしたもの
標高差は135mでした
下郷には大内宿もあるのですが、今回は初めての「塔のへつり」へ
「へつり」とは、会津地方の方言で「険しい断崖」を意味しており、100万年もの歳月にわたり浸食と風化を繰り返して生まれた岩壁が、塔のように並んでいることから「塔のへつり」と呼ばれるようになりました
「岪(へつり)」は、山の弗(ほとけ)なので、奇岩を仏さまと見立てた当て字でしょうか
全長200mにわたって搭状の奇岩が並んでおり、それぞれ屏風岩、烏帽子岩、護摩塔岩、九輪塔岩、櫓塔岩、獅子塔岩、鷲塔岩などと名前が付けられている
紅葉が進むと、岩を取り囲むようになるそうだ


阿賀川にかかるつり橋を渡る

つり橋の先は、人がすれ違えないほどの細道で、手すりもないため簡単に川に転落してしまう
日本の観光地で、Self Responsibilityな場所を、初めて見た気がする
807年に坂上田村麻呂が創建したという虚空像菩薩






クサノオウは、春~夏の花だと思ったが、今咲いているのは何だ?

帰路は白河へ戻らず、南会津町~三依~鬼怒川温泉を通り、鹿沼で早い夕食は、CoCo壱番屋
ハンバーグカレードリア
マッサマンスパイスカレー、ほうれんそう乗せ

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