11/28/2023

2023/11月のハイク(那須)

2023/11/28
那須高原の殺生石の先にある、八幡自然研究路へ
がらがらの駐車場で昼食中に、風にみぞれが舞い始めた
みぞれを気にせず、八幡ツツジ群落園地ハイクを開始
ツツジのシーズンは、環境省かおり風景100選・栃木県景勝100選に選ばれるほどの観光地だが、今日は何とRainbow


東側は那須野が原から八溝山まで見渡せます
標高1040mの八幡崎からの展望
道路の向こうには、廃墟と化した八幡温泉「絶景 一望閣」
栃木県立自然の家からつつじ吊り橋を目指す
苦戸川を渡る、県内2番目の長さの橋長130m、県内2番目の高さ38mを誇る無補剛桁歩道吊橋だそう(だから何?)
このあたりから、硫黄の香りがしてくる

寒冷前線が通過し、那須岳からの吹きおろしが強くなり、みぞれも激しくなってきたので引き返します
茶臼岳は雲の中

駐車場に戻ると、一瞬だけ茶臼岳が姿を見せてくれました

那須高原ビジターセンターは、観光客も寄り付きにくい場所にあります
那須温泉は、温泉発見において日本で32番目に古く、栃木県では塩原、日光を抑えて最古、同じ関東の熱海、修繕寺、草津、伊香保らとともに、古い歴史を持つ日本の名湯のひとつ
その那須温泉の象徴ともいえる「鹿の湯」にたどり着きました
入り口と湯船の間には、温泉湧き水の川に渡しが設けられている
渡し廊下の先に男湯と女湯が左右にある
こちらは女湯側
成分分析表は、読めない
江戸時代後期1812年(文化9年)から1817年(文化14年)の間に出版されたとされる「諸国温泉功能鑑」によると、東大関の上州草津の湯についで、野州那須の湯が東関脇に記されている(当時の相撲には横綱の格付けはなく大関が最高位であった)
霊泉鹿の湯の「入浴の心得」
かぶり湯はひしゃくで200杯
温泉効果を高める入浴法として、かぶり湯を行う
のぼせや吐気の防止、頭痛・肩こり・首のこりに適応とされるが、私の見た限りだれも実行していなかった
あぐらをかく人は、打たせ湯を浴びているところの絵
高温泉への注意書き
波って、熱いんですよね
一般注意書

脱衣所と湯船(内湯)だけで、洗い場は無く、石鹸は使用禁止
写真撮影禁止なのできちんと撮れないが、脱衣所と浴室の壁の影に、48度のかぶり湯がある
男湯には、41℃、42℃、43℃、44℃、46℃、48℃の6個の湯舟がある
48℃の湯舟は、片足を5秒入れて引き下がった
ちなみに女湯はかぶり湯と、41℃、42℃、44℃、46℃
一段下がったところにもう一つ42.5℃の計5個の湯船
源泉は、100%鹿の湯ではなく、行人の湯との混合泉で、湧出泉温53.7℃の高温泉、pH2.4の酸性湯、溶存物質量が975mg/kgなのでぎりぎり単純泉だが、ほぼ硫酸塩泉
そこで泉質としては、単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)(低張性酸性高温泉)となる
酸性の単純硫黄泉は、切り傷、慢性皮膚病、婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症などさまざまな効能があるとされるが、特に肌の漂白とシミ小じわへの効果が高いという
波多野成正という水彩画家が、那須高原の風景の一部として、鹿の湯を描いています
上の男湯よりも女湯のほうが、粋な感じ
いくつも飾られている色紙の中で、一番の大物はこの萩本欽一と前川清でしょう
さすが味のある良いお湯で、入浴料500円は価値ありだと思います
鹿の湯の北に、町の天然記念物の泉源地がありました

0 件のコメント:

コメントを投稿