7/31/2026

信濃旅行(美ヶ原高原)

2026/7/31 (Fri)

白馬村のLodgeから松本城を見学し、「美ヶ原高原」に来た
道の駅 美ヶ原高原前の、広い駐車場
併設の「美ヶ原高原美術館」によると、ここの標高が2,000mと謳っているが、せいぜい1,930mでしょう
到着時から黒い雲に覆われたが、周りの空は明るいので、この雲が去れば問題ないでしょう
八ヶ岳中信高原国定公園内を歩く
トイレ脇の道路を横断すると、さっそくハクサンフウロ(白山風露)の出迎えを受ける

先ずは、牛伏山(うしぶせやま)の山頂を目指す
怪しげな天気だが、涼しくてよい
ヤマハハコ(山母子)の蕾だろう
白馬でさんざん見てきた、タカネマツムシソウではなく、基本種の
マツムシソウ(松虫草、山蘿蔔、Scabiosa japonica、スイカズラ科マツムシソウ属の多年草、日本固有種)
10分ほど丘を登れば、牛伏山山頂(標高1,990m)
天気が良ければ、360度の眺望が楽しめるという

ヤマハハコ(山母子)の蕾
標高が2,000m近いので、ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
ハクサンフウロの丘

ツメクサと同じ、マメ科シャジクソウ属の、
シャジクソウ(車軸草、カタワグルマ(片輪車)、アミダガサ(阿弥陀笠)、ボサツソウ(菩薩草)、Trifolium lupinaster、マメ科シャジクソウ属の多年草)


見晴らしがよければ、気持ちのいい高原だろう

牛の放牧場の中を歩く

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
ノアザミ(野薊)
見慣れた形と大きさの、ミヤマウツボグサ(深山靫草)
山本小屋前の駐車場からの眺望


マルバダケブキ(丸葉岳蕗)は、小田代ヶ原以来か?
タンポポと同じ、舌状花を咲かせる
美ケ原高原や霧ケ峰高原周のものはすべて、
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子、Dianthus superbus L. subsp. superbus、ナデシコ科ナデシコ属の多年草)だという


王ヶ頭の電波塔
天気も予想通り回復してきた
「美しの塔」

がく片の間の湾入部がふくらみがあるので、
ヤマホタルブクロ(山蛍袋、Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草、日本固有種)
コウリンカ(紅輪花、Tephroseris flammea subsp. glabrifolia、キク科オカオグルマ(キオン)属の多年草)の舌状花冠は、だらりと垂れているものらしい
王ヶ頭が近い
頭花に短い柄がありそうなので、
ウスユキソウ(薄雪草、Leontopodium japonicum、キク科ウスユキソウ属の多年草、高山植物)

王ヶ頭ホテル脇の、ヤナギラン(柳蘭)

キバナノヤマオダマキ(黄花の山苧環)は、榛名山でも見た
ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
ホテルの裏手にある、「御岳神社」の奥の院
キク科シカギク属のカモミール
王ヶ頭(おうがとう)、美ヶ原の最高峰(標高2,034m)に到着
日本百名山の第69座「美ヶ原」、その最高峰に来たのだから、百名山登頂として良いだろう
この先に「王ヶ鼻」という展望台があるのだが、この空では何も見えないだろう
帰路は、整備された道ではなく、登山道をおりてみる
早速ヒメシャジンの変種で、美ヶ原の名を冠した、
ウツクシシャジン(美し沙参、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)だというが、観光目的だとしたら、種名の乱立は避けていただきたい

ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)
ウスユキソウ(薄雪草)
ヒメシャジンの品種で、萼裂片が披針形で全縁のものを、ミヤマシャジンとして分離するかどうか、平凡社の「日本の野生植物」では、ヒメシャジンと同じものであるという見解だそうだ
私がバイブルとしている北隆館の「原色高山植物大図鑑」では、分離していたので、この植物は、
ミヤマシャジン(深山沙参、Adenophoranikoensis var. stenophylla、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草)とします
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)


葉が互生なので、コオニユリ(小鬼百合)

コウリンカ(紅輪花)
こちらのルートの方が、格段に楽しい
淡紫色の花を集散状に多数つけ、細い鐘状になる4枚の萼片の先端は反り返る、クサボタン(草牡丹、日本固有種)の花は初めて見た
葉は1回3出複葉で、長い葉柄をもち茎に対生し、ボタン(牡丹)に似る
小葉は長さ4-13cmの卵形で3浅裂し、先端は鋭くとがり、縁は不ぞろいなあらい鋸歯がつく
羽毛状の実は、那須塩原市の布滝近くで見たことがある
花はハンゴンソウに近いが、葉の特徴が一致せず、キオンの花とも少し違う、花弁が垂れているのはコウリンカに似るが色が違う、と思ったら、
キバナコウリンカ(黄花紅輪花、Tephroseris furusei、キク科オカオグルマ(キオン)属の多年草)というのがあった
ヤナギラン(柳蘭)の群生
ハクサンオミナエシ(白山女郎花)の実は茶臼岳で見ていたが、花は初めて
エゾカワラナデシコ(蝦夷河原撫子)
いつの間にか、良い天気

こう見ると、キオン(黄苑)だなあ
手前から、キオン、コウリンカ、エゾカワラナデシコ
山肌の出ている上側を、通っていくルートだ

コウリンカ(紅輪花)の群生は、あまり見栄えがしません
ヤマホタルブクロ(山蛍袋)
花が多いと、途端に時間がかかる
ハナチダケサシ(花乳茸刺)
ススキの若い穂のようだ
先ほど見えた崩落地の上に「烏帽子岩」という見晴らし場所がありました



また次の展望スポット

イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)は、「八方尾根自然研究路」で逢いました
芳香があり、日本に自生する唯一の「日本のタイム(Thyme)」で、別名は「百里香」
ネバリノギラン(粘り芒蘭)も「八方尾根自然研究路」で逢いましたが、こちらの方が良く撮れていますね
岩に地衣類
美ヶ原牧場まで戻ってきたら、また曇り
霧発生時に登山者に位置を知らせるために造られたという「美しの塔」
美ヶ原を愛した自然詩人・尾崎喜八氏の「美ガ原溶岩台地」の詩
山本小屋の手前の草原で、「クマはいないかなあ」と探しながら歩いていたらシカを発見
ニホンジカの夕食時間ですね
またしても雲が出てきたので、早く車に帰りましょう
マツムシソウ(松虫草)のいいお顔
滅多にお目にかかれないという、
シロバナハクサンフウロ(白花白山風露、Geranium yesoense Franch. et Savat. var. nipponicum、フウロソウ科フウロソウ属の多年草)
歩行時間、距離、Up/Downのどれも大した記録ではないが、標高2,000m級の山は、今年に入り、6月の「白根山弥陀ケ池」、一昨日の「唐松岳第3ケルン」に続き「美ヶ原王ヶ頭」で3座となった






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