7/16/2023

2023/7月の散歩(上三依植物園)

2023/7/16
鬼怒川の奥、日光市中三依の「十割蕎麦 古代村」は、ちょっとした山の中
店の名の通り、十割そばと、蒸しそばが有名です
江戸時代、そば粉だけで作る蕎麦は、茹でると切れやすく、蒸していたそう
店内は20人ほどで満席、天気が良ければ、外のベンチでも食べられます
こちらは茹でた十割そばと、採りたておろしたてのワサビ
茹でと蒸しのセット
塩で食べると、なるほど。蒸したそばがきと同じですね
そばつゆはかなり甘い。だからワサビを入れて、ちょうどよい。蕎麦との相性が、ばっちり、なのだが、後半は甘さが目立つようになる。
そこで蕎麦湯が出てくる。割っていただくと、これがまた良い。
店員の女性に伝えると、「甘かったですか。毎日違うんで~」
店主のこだわりは、HPによると;
天候が毎日毎瞬違うように、自然界の生き物はすべて、その瞬間とってもいい顔をしています。
同じ畑で育った蕎麦でも、毎年違います。
以前は毎日同じ蕎麦を打とうと努力しましたが、もうやめました。
蕎麦は生きています。打ち手の私も生きています。その日その日のそばを楽しんでいます。
食べるお客様も生きています。
お口に合いましたらそれは、蕎麦、私、お客様が、健康であったと言うそのことに感謝いたします。
天ぷらも、天日干しで作っているという塩が合いますね
古代村の駐車場で見つけた、イヌハッカ(犬薄荷、チクマハッカ、キャットニップ、Nepeta cataria、シソ科イヌハッカ属の多年草でハーブ)かな?
ラベンダー
ホソバウンラン(細葉海蘭、Linaria vulgaris、ゴマノハグサ科ウンラン属)
三連休中日の今日の避暑地に選ばれたのは、メインの観光地ではない「上三依水生植物園」
駐車場の目の前に、クサギの花が、開花寸前
タマゴタケ
ウツボグサ

植物園の入り口手前に、七滝があります




コシキジマシライトソウ(甑島白糸草、コシキシライトソウ、Chionographis japonica ssp. yakusimensis var. koshikiensis、ユリ科シライトソウ属の多年草)
鹿児島県の甑島列島の固有種が、こんな雪深い場所で、生きていかれるのだろうか
ギンバイソウ(銀梅草、Hydrangea bifida、 アジサイ科アジサイ属の多年草)の青花種
葉の先端は2つに深く裂け、裂片の先端は尾状に尖る
花は装飾花(中性花)と両性花があり、装飾花は、がく片が3枚だけ
両性花は、がく片と花弁がそれぞれ5枚で、おしべがたくさんあり、めしべは1個

茎の先に散房花序を出し、10個から20個の花をつける




キレンゲショウマ(黄蓮華升麻、Kirengeshoma palmata Yatabe、アジサイ科キレンゲショウマ属の多年草)の蕾
レンゲショウマはキンポウゲ科であり、別物

ツリフネソウ
キバナクリンソウ(黄花九輪草、キバナクリンザクラ(黄花九輪桜)、Primula smithiana、サクラソウ科サクラソウ属の多年草)クリンソウと違い、常緑で越冬する


こちらは普通のクリンソウか?

ノコギリソウ(鋸草、ノコギリバナ(鋸花)、ハゴロモソウ(羽衣草)、ゴコウソウ(蜈蚣草)、ユウエンソウ(蚰蜒草)、Achillea alpina L.、キク科ノコギリソウ属の多年草)
葉にノコギリ歯がある
タイマツバナ(ベルガモット、モナルダ、英語: oswego tea、Monarda didyma、シソ科ヤグルマハッカ属の多年草)
カラマツソウ属だろうか?

ヘメロカリス(デイリリー、Hemerocallis、カンゾウ類(ノカンゾウ、ヤブカンゾウなど)を元として、品種改良で生まれた多年草)



シモツケソウ


フウロソウ科フウロソウ属フウロソウという草は無く、ゲンノショウコだろうか?
シラサギカヤツリ(白鷺蚊帳吊り、シラサギスゲ、Rhynchospora colorata (L.) H.Pfeiff.、カヤツリグサ科ミカヅキグサ属の多年草の水生植物)
ヘラオモダカ(箆面高、Alisma canaliculatum、オモダカ科サジオモダカ属の多年草で湿生植物または抽水植物)
数ミリの小さな花

葉、茎はこんな感じ


ミズギボウシ(水擬宝珠、Hosta longissima Honda var. brevifolia F. Maek.、キジカクシ(ユリ)科ギボウシ属の多年草)
クサレダマ(草連玉、イオウソウ(硫黄草)、Lysimachia vulgaris var. davurica、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草)
花弁は5枚、葉は3枚が輪生しているが、2枚~4枚がありうる


ヒメワタスゲ(姫綿萓、Scirpus hudsonianus、カヤツリグサ科ワタスゲ(ホタルイ)属の落葉性多年草)は、寒冷地の湿原に自生

カライトソウ(唐糸草、Sanguisorba hakusanensis Makino、バラ科バラ亜科ワレモコウ属の多年草)
ミソハギ(禊萩、Lythrum anceps、ミソハギ科ミソハギ属の多年草)
葉の付き方が、エゾミソハギと異なる



コウホネ(河骨、川骨、Nuphar japonica、スイレン科コウホネ属の水生の多年草)


ベニコウホネ(紅河骨、紅川骨、Nuphar japonica var. japonica f. rubrotincta、スイレン科コウホネ属の水生の多年草)

ホタルブクロ(蛍袋、チョウチンバナ、ツリガネソウ(釣鐘草)、アメフリバナ、Campanula punctata var. punctata または Campanula punctata、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草)

シモツケ

サワギキョウ(沢桔梗、Lobelia sessilifolia、キキョウ科ミゾカクシ属の多年草)毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物

モモバキキョウ(桃葉桔梗、モモノハギキョウ、カンパニュラ・パーシシフォリア、Campanula persicifolia、キキョウ科ホタルブクロ属の宿根多年草)キキョウ属ではなく、耐暑性が弱い

蕎麦屋古代村の駐車場で見た、ホソバウンラン(細葉海蘭、リナリア・ブルガリス、Linaria vulgaris、ゴマノハグサ科ウンラン属)
ここではリナリアの看板が立っていた

マツモトセンノウ(松本仙翁、Lychnis sieboldii、ナデシコ科センノウ(リクニス)属の多年草)は、江戸時代に一旦失われた古典植物で、花弁は5個、先端が2浅裂し、さらに不規則な歯牙がある

ヒメツキミソウ(姫月見草、Oenothera perennis、アカバナ科オエノテラ(マツヨイグサ)属の多年草)

ヒメタカサゴユリ(姫高砂百合、Lilium formosanum、ユリ科ユリ属テッポウユリ亜属の多年草)は、タカサゴユリの矮性変種


ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草、Oenothera speciosa、アカバナ科マツヨイグサ属の常緑多年草)
花弁の数は4枚で、8本の雄蕊と、先端が十字型をした雌蕊がある

コマクサ(駒草、カラフトコマクサ(樺太駒草)、Dicentra peregrina、ケシ科ケマンソウ亜科コマクサ属の多年草の高山植物)
花の形が馬(駒)の顔に似ていることに由来
薄ピンクも
チングルマ(珍車、稚児車、Geum pentapetalum、バラ科ダイコンソウ(チングルマ)属の落葉小低木の高山植物)

コケモモ(苔桃、Vaccinium vitis-idaea L.、ツツジ科スノキ属の常緑小低木)
亜高山から高山の針葉樹林、岩礫地などに自生し、実は食用できる

アポイギキョウ(あぽい桔梗、、キキョウ科キキョウ属)は、北海道の様似町にあるアポイ岳5合目付近などに自生
矮性園芸種のようだ
クサキョウチクトウ(草夾竹桃、フロックス・パニキュラータ、宿根フロックス、Phlox paniculata、ハナシノブ科フロックス属の多年草)

ゼンテイカ(禅庭花、ニッコウキスゲ(日光黄菅)、エゾゼンテイカ、センダイカンゾウ、キスゲ亜科の多年草)
フクロツルタケ(袋鶴茸、Amanita volvata、テングタケ科テングタケ属に属する猛毒キノコ)

ジャコウソウ(麝香草、Chelonopsis moschata、シソ科ジャコウソウ属の多年草)

鮮やかな朱色のガクアジサイ



ヤナギラン(柳蘭、Chamerion angustifolium、アカバナ科ヤナギラン(アカバナ)属の多年草)

植物園内にある熊野堂神社

大イチョウは、日光市指定天然記念物



ツチアケビ(土木通、ヤマシャクジョウ(山錫杖)、土通草(どつうそう)、Cyrtosia septentrionalis、ラン科腐生植物)は高さ1mに達するという



モミジガサ(紅葉笠、紅葉傘、シドケ、シトギ、モミジソウ、Japonicalia delphiniifolia、キク科コウモリソウ属の多年草)の花
茎先の葉がまだ展開しないものは、山菜として食用できるらしい

達谷窟毘沙門堂と小田代ヶ原で見かけたウバユリの蕾が、開き始めた
ヤマアジサイ(富士の滝)


ヒペリカムとしているが、Hypericumはオトギリソウ属のラテン名です
植物名はキンシバイ、ビヨウヤナギなどをまとめて、ヒペリカムと呼ぶようです
植物園は学術名を使うべきで、園芸種名を使うことに、大変違和感を覚える
蕾、花、実の3点セットが撮れたのに
七滝で遊ぶ子供
植物園を出てすぐの山道の先に、道祖神がある


カサブランカ(Lilium ‘Casa Blanca’、オランダで改良されたユリ科ユリ属の栽培品種)かな?
駐車場の少し先まで歩いてみると、一里塚が残っていた






ここでも気温が30℃ありましたが、麓はもっと暑いのだろう

帰路、三依(みい)と呼ばれている人口300人ほどの小さな集落があり、昔隠れキリシタンの里であったという
表向きは子育て地蔵だが、これらの地蔵にはそれぞれどこかに十字架が彫られているという
さらに下った先にある、独鈷沢わさび園
男鹿川の清流を眺めるカウンター
弘法大師空海が独鈷を突き立てて、湧き出した水が「独鈷清水」
その聖水で育てたワサビをトッピングした、Premium Vanilla Softcreamは、絶品です
お店の反対側にある、金花猫大明神

いわれは云々あるようです

イワガラミ(岩絡み、Schizophragma hydrangeoides、アジサイ科イワガラミ属のつる性落葉木本)が、国道沿いの壁に生えていた
装飾花は白色で、萼片が1個

夕食を買い込み、帰宅

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