9/25/2023

2023/9月の散歩(下粕尾)

2023/9/25
鹿沼市下粕尾の真言宗 豊山派 瑠璃光山 常楽寺
東国花の寺百ヶ寺 栃木6番札所

今年のヒガンバナは遅れており、まだ芽が出てきたばかりの様子
代わりにソバの花が見頃です

ハギ属(萩、胡枝花、Lespedeza、マメ科ハギ属の落葉低木)だが、北米のハギ亜属 subgenus Lespedeza と、アジアのヤマハギ亜属 subgenus Macrolespedeza に分かれるという
種は、ヤマハギ(山萩、Lespedeza bicolor、マメ科ハギ属の顕花植物)と思われる

本尊は薬師瑠璃光如来
こちらのご住職であり、医師であった中野智元は、建久元年(1190)に没したとされることから、寺の創建はそのころだと思われる
江戸時代に野州安蘇郡粕尾郷から出た病気治療の名人、神の使いの医者として慕われた医師・中野智元(録事法眼)。世のため人のために尽くしたことから神格化し、「録事尊」の名で呼ばれ、常楽寺に祀られている。
中野智元は、後鳥羽上皇の病気を治癒させた功により、“録事法眼”の名を賜る
名医として有名となった智元のところへ、病に難渋する雷神がやってきて、お灸をすえて病気を治したと言われる
雷神はその御礼にと、この地域へ雷害が無い事を約束するとともに、雷神の神力による降雨により、思川の治水工事を完成させ、思川の川の流れや形が末代まで変らないようにさせたと言う
また雷神の神力により、雑草の生育がここでは悪く、特定の雑草は生育しないようになっているとの言伝えがある。なお、雑草の一種チチコグサがはびこった時は、洪水のサインになっているとの話も有る
さらに中野智元は、雷神より「龍起雷論」と言う医学書を賜ったと言う
クツワムシやスズムシの鳴き声が大きく、人の話が良く聞き取れないので、中野智玄がクツワムシ等に「うるさく鳴くな」と怒った所、これらの虫の鳴声が以後、他の地域より小さくなったと言う
なお「異変を知らせる為なら、大声で鳴いてもよい」と言い含めてあるとも言われている
上記のほかにも、ノミのたかった猫が居ない、とか、ウズラが鳴かない、といった「粕尾の七不思議」があるのだという


まだ1分咲きのヒガンバナに立ち寄る、カラスアゲハ


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