2025/9/10 (Wed)
大進坊の朝は、出羽三山神社への「朝の勤行」で始まる
お清めを受けた後、宿泊者一人一人の健康、家内安全、諸願成就を、神殿にて御祈祷していただける宿泊者と一緒に、独特の抑揚で歌い上げる
仏壇にも見えますが、神様の神棚で、習合をよく表している朝食も当然精進料理
左下は、栃餅のあんかけで、全てが程よい薄味で、美味しい
ゴボウ
栃餅
お味噌汁がまた美味しい
銅板葺入母屋造りの本館は、土台、柱、その他の骨組みが、三百数十年前の創建当時のまま
宿泊客の女性一人が庄内生まれで、産直所を聞いて訪れたが、特に収穫は無し
大きな休憩所、土産物屋、兼バス券販売所
羽黒山神社と月山神社は山頂に本宮があるが、湯殿山の山頂へは、積雪期しかアクセスができず、本宮は山の谷間にある
大鳥居から本宮入口までは、バス(片道200円)か徒歩(20∼30分)でいくが、登りはバスを選んだ本宮までの参道沿いに、末社が山のようにあるようだが、危険に付き立ち入り禁止だ
湯殿山の本宮が丑年に開山されたため、神の化身として牛が崇められているようだ
神仏習合の時代、出羽三山とは羽黒山、月山、葉山(月山の東17kmにある標高1,462m)であり、三山を抖擻(とそう)する修行を「三関三渡」といった
羽黒山は観音菩薩(現在)、月山は阿弥陀如来(過去)、葉山や薬師岳は薬師如来(未来)とされ、それらの加護と導きにより現在・過去・未来の三関を乗り越えようとした
その先に三関を超越した湯殿山があり、大日如来(三関を超越した世界)の宝窟に安住し、即身成仏(生きたまま悟りを開く)の妙果を得るというものであった
神社となって以降、祭神は大山祇神(オオヤマツミ、イザナギ、イザナミの神産みの国津神)、大己貴命(オオクニヌシ、国津神の主宰神)、少彦名命(スクナビコナ、カミムスビ(天地開闢の別天津神)の子)ミゾソバ
元の出羽三山だった葉山(村山葉山)がなぜ切り捨てられ、湯殿山にその地位を奪われたのか?
元の出羽三山だった葉山(村山葉山)がなぜ切り捨てられ、湯殿山にその地位を奪われたのか?
お祓いを受けてから、入場しますが、その先に御朱印、祈祷所、おみくじ、お守り等に現金と御朱印帳は持ち込みましょう
以前は御宝前、神仏分離以降はご神体から御神湯が沸き出ており、直接ご神体に触れながら祈りをささげられるが、足元は滑ることもあるため、足腰や歩行に問題のある方は、どうするのだろう?
裸足になってご神体に登拝するのは、大日如来と一体になって感得することだという
その後先祖を供養することができ、帰路には足湯が解放されており、神域から俗世に戻ってくる
黄色い花は、キオンやハンゴンソウに似ているが、葉がフキのような、
オタカラコウ(雄宝香、Ligularia fischeri (Ledeb.) Turcz.、キク科メタカラコウ属の多年草)
黄色く花弁に見えるのは、タンポポのような舌状花で、メタカラコウの頭花の舌状花が3個程度であるのに対し、オタカラコウは8個程度だというので、オタカラコウに違いない
ミヤマシシウド(深山猪独活、Angelica pubescens var.matsumurae、セリ科シシウド属の多年草)だろう
葉の先端が切れ込み、頂裂片は尾状にとがり、頂裂片はしばしば鋸歯縁になるという、同じ特徴を持つカメバヒキオコシより花冠筒部が長く、新潟県から東北地方南部の日本海側で見られる、イヌヤマハッカの変種、
タイリンヤマハッカ(大輪山薄荷、Isodon umbrosus var. excisinflexus、シソ科ヤマハッカ属の多年草)
ヤマハッカ属には、ほとんどの種間に自然雑種が多いという
バス停まで降りてきて、梵字川の渓谷から望む、西の山々下りはゆっくり、徒歩で降りると、キツリフネ
ゲンノショウコ
イタドリの実
ミゾソバ
オタカラコウ
ゴマナ(胡麻菜、Aster glehni Fr. Schm. var. hondoensis Kitam.、キク科シオン属の多年草、日本固有種)
オタカラコウの花は、下から先に咲き始める
むかし、湯殿山の滝からきらきら光る梵字がいくつもいくつも流れて来たので「これはまぶしくて邪魔だ」と、湯殿山にいた山姥が流れて来る梵字に、蕗の葉っぱをかぶせて封じてしまった
川下に流れて来たその葉っぱをふしぎがってあけてみた弘法大師が「これは大日様がおられるのだな」と、山へやって来て、山姥を法力で封じ、それが姥ヶ岳の名前のはじまりになったのだソウナ
だとするとオタカラコウは、山姥の化身か?
右の崖の上が薬師岳、中央奥が湯殿山山頂と思われる「三関三渡」の薬師如来がいらしたという葉山や薬師岳は、この山の上なのか?聞いちゃダメか
湯殿山の額がかかるが、丹生水上神社の鳥居
ヒメジョオンかハルジオン
大鳥居脇の湯殿山参籠所の日帰り温泉は、丹生鉱泉から引いているそうだ
梵字川にかかる橋には、名前が無いのでしょうか?聞いてはダメかな?
源泉温度18度の二酸化炭素冷鉱泉(丹生鉱泉)が滾々と湧き出ている
アキノキリンソウヒメジョオンかハルジオン
大鳥居脇の湯殿山参籠所の日帰り温泉は、丹生鉱泉から引いているそうだ
梵字川にかかる橋には、名前が無いのでしょうか?聞いてはダメかな?
正面の山は、仙人岳のようだ
現在でも修行僧は梵字川をさかのぼり、湯殿山へ入るそうだ
イタドリの実
ウド?
キンミズヒキ
薬師岳
崩壊している
大鳥居の手前にあった、玉姫稲荷神社
シロソウメンタケ(白素麺茸、Clavaria fragilis、シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属の小型のキノコ)
現在でも修行僧は梵字川をさかのぼり、湯殿山へ入るそうだ
イタドリの実
ウド?
キンミズヒキ
薬師岳
崩壊している
大鳥居の手前にあった、玉姫稲荷神社
仙人沢の霊域において即身成仏の修行に挺身された鉄門海上人が、守り神として帰依をされていた
祭神は宇迦之御魂命(ウカノミタマ、スサノオとカムオオイチヒメとの子)
木の手前に、何か白いものがシロソウメンタケ(白素麺茸、Clavaria fragilis、シロソウメンタケ科シロソウメンタケ属の小型のキノコ)
胞子は直径が5~7μm×3~4μmで、それより胞子が小さいものは「シロソウメンタケモドキ」と判定されるらしいが、知るか!
夏から秋にかけて、広葉樹林や針葉樹林などの雑木林内の地上に多数束状、または群生するという
湯殿山参籠所
日帰り入浴より、昼飯にありつくことを選ぶ
さて大鳥居
夏から秋にかけて、広葉樹林や針葉樹林などの雑木林内の地上に多数束状、または群生するという
湯殿山参籠所
日帰り入浴より、昼飯にありつくことを選ぶ
さて大鳥居
「語るなかれ」だからなのか、Netでも情報が少ないが、平成5年(1993)竣工で高さは18mだという
羽黒山大鳥居が、高さ24m、幅15m、最上部幅32mなので、こちらが小さいはずだが、大迫力だ
ちなみに鹿沼市の古峰神社の大鳥居は、24.6mもあるらしい
出羽三山巡りを終え、現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」をして気付いたことは、生まれ変わるのは私ではなく、先祖の魂だということ
ちなみに鹿沼市の古峰神社の大鳥居は、24.6mもあるらしい
出羽三山巡りを終え、現在・過去・未来を巡る「生まれかわりの旅」をして気付いたことは、生まれ変わるのは私ではなく、先祖の魂だということ
供養の済んでいない霊が羽黒山に集まり、供養によりツクヨミの待つ月山へと登り、最後に湯殿山で暖かいご神体に触れ、再び生まれ変われるのではないか?
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