5/09/2024

2024/5月の散歩(富弘美術館)

 2024/5/09 (Thu)
前日光の方塞山~三枚石~井戸湿原ハイクの予定が、霧雨、気温6度のため中止
あと1時間待てば天候回復の予定だが、待ってられず粕尾峠から足尾へ向かう
峠道をたらたら走り、ツツジなどが楽しめた
足尾から南へ降りて、群馬県みどり市の「富弘美術館」
今年4月28日に呼吸不全のため逝去された、詩画作家 星野富弘氏の作品を展示している
1946年、群馬県勢多郡東村(現みどり市東町)に生まれ、1970年、中学校の教諭初年度にクラブ活動の指導中頸髄を損傷、手足の自由を失う
9年間の入院生活中に、口に筆をくわえて文や絵を書き始め、1991年、生まれ故郷の勢多郡東村に村立富弘美術館を開館、詩画や随筆の創作を続けながら、全国で「花の詩画展」を開いていた
作品はどれも、あたたかく穏やかで、草花への愛情を感じ、文字にも気持ちが込められており、ベットに横になった姿勢で筆をくわえて描いたとは思えぬ作品ばかりだった
美術館は渡良瀬川の堰止湖の草木湖に面し、周囲の穏やかな景色に囲まれた素晴らしい場所にある



ヒトツバタゴ(一つ葉タゴ、一つ葉たご、ナンジャモンジャ、Chionanthus retusus、モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉広葉樹の高木)
ウツギ(空木、卯木、ウノハナ、Deutzia crenata、アジサイ科ウツギ属の落葉低木)または
ヒメウツギ(姫卯木、チョウセンウツギ、ヤマウツギ、ヒロハヒメウツギ、ハナヒメウツギ、オオヒメウツギ、Deutzia gracilis、アジサイ科ウツギ属の落葉低木)

渡良瀬川支流の流れ
ƒ/16、1/5、28 mm、ISO 800、手持ち
ヒメウツギかな

足尾に戻り、渡良瀬川橋梁(大黒橋)の袂に祀られる波之利(はしり)大黒天
前回、2023/3月に足尾を散策した際に、洩れてしまった訪問地だ
勝道上人が日光開山を祈願した折、大黒天が中禅寺湖の波の上に現れて勝道の願いを叶えたことに由来するといわれる「波之利」
毎年穂をくわえて日光中宮祠に現れる白ネズミはどこから来るのかを確かめるため、勝道上人がこの白ネズミの足に紐(緒)を結わえて放ったところ、現在の足尾の村落に至ったことから、それ以来この村落を「足緒」と呼ぶようになり、白ネズミが入った洞穴を修験の場に選び大黒天とネズミを祀ったという場所
帰路は日光から鹿沼へ
途中見つけたキリ(桐、Paulownia tomentosa、キリ科キリ属の落葉広葉樹)
ƒ/5.6、1/320、135 mm、ISO 100、手持ち


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