7/09/2024

群馬旅行1(水澤観世音)

2024/7/09-1 (Tue)
香川の讃岐、秋田の稲庭と並び、日本三大うどんの一つと言われる、群馬の水沢うどんを食べに、水沢うどん街道へ
目指したお店が火曜定休日で、向かいの「始祖 清水屋」へ
推古天皇期(592~628)水澤寺の創建に尽くした高句麗の高僧が、粉と塩と水だけの素材で打つうどんの製法も伝授し、江戸時代にはこの古刹を訪れる「水沢参り」が習慣化され、僧侶たちが門前で参拝客を手打うどんでもてなしたのが、水沢うどんの始まりとされている
明治19年には、当時の伊香保御用邸でご静養中であった有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)がご来店したのをご縁に宮内庁御用達を拝命し、昭和天皇、秩父宮様、高松宮様などがお立ち寄りになったという、老舗の清水屋
17代目が店番をする中、中国読みで饂飩(うどん)と呼ぶうどんを注文
17代目がしきりに勧めるので、本日のおすすめの「とうもろこしの精進揚げ」と
「グリーン茄子の精進揚げ」をいただく
なんとどちらも美味しいこと!
「水沢の名水」で作られるうどんは、なめらかで腰もある「ざるうどん」
白ごまと出汁とかえしで作るごまだれをつけても良いが、うどんだけで食べても、甘味があってとてもよろしい
ざるうどんは小盛を選んだ

うどん街道の先には、天台宗 五徳山 無量壽院 水澤寺(水澤観世音)

元禄年間に建立された仁王門


天板には龍の絵
こちらは、狩野探雲の絵
阿吽の仁王の背面には、風神と
雷神
楼門となっている仁王門の上に登ると、釈迦三尊(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)
元の釈迦三尊は、釈迦堂に奉られているらしい
仁王門脇の子安大明神
石段を登ると左手に市の天然記念物「水沢の観音杉」


正面の本堂(観音堂)は、元禄年間に建立、天明7年に三十三カ年の大改修、1994~1997年の大修復を終え、今に至る
水沢の地は、江戸、日光(東照宮)、善光寺の中心に当たるとされる
坂東三十三観音第16番札所でもある
国司高野辺家成公の三女、伊香保姫のご持仏であったと伝わる十一面千手観世音菩薩は、秘仏として釈迦堂に移っているので、こちらは前立か
天女と龍の天井絵、3枚


本堂左手の水子地蔵と石仏

本堂同様に元禄年間の建立、天明の大改修、1994~1997年の大修復を終えた六角二重塔(六角堂、地蔵堂、輪蔵)
地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間界、天人界の六道を守る地蔵尊と、二階には大日如来を祀る
関東百八地蔵尊第33番霊場でもある




鐘楼も、本堂や六角堂と同時期に造られた

龍王辨財天
写真では透明すぎて見えにくいが、池には清水が流れ込んでおり、水沢山の山頂近くの名水を引いているようだ

オオバジャノヒゲ(大葉蛇の鬚、Ophiopogon planiscapus、ユリ科(キジカクシ科)ジャノヒゲ属の常緑多年草)
納札堂
大駐車場側には、出店が出ている
自分土産に、住職監修水澤観音漬(こんにゃく鉄砲漬)を購入

雨が降ってきたので、引き返す

と思ったが、飯縄大権現を登る

古くから水沢観音をお守りいただいている鎮守様
ここから水沢山(1,194m)への登山道があるが、今日はやめておく
ウバユリ(姥百合、蕎麦葉貝母、Cardiocrinum cordatum、ユリ科ウバユリ属の多年草)




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