2025/11/05 (Wed)
今度こそはと、那須朝日岳登山を予定していたが、二日前に積雪があり、これにビビッてクマがほとんどいないという茨城へ
朝5時過ぎに家を出て、奥久慈県立自然公園の関東百名山第45座、日本百低山でもある奥久慈男体山へ
奥久慈男体山の登山ルートは、南側から入る「大円地コース」と北東からの「持方コース」があり、断崖絶壁を避けて「持方コース」を選択
平家の落人集落、常陸の秘境とも言われる持方集落へは、奥久慈グリーンラインなる武生(たきゅう)林道が開通していたが、Naviが古いためえらく狭い林道を走ってしまった可能性は、サラシナショウマ、イヌショウマ、オオバショウマあたりか?
サラシナショウマは根出葉が3回3出複葉で花に花柄があり、イヌショウマは根出葉が2回3出複葉で花に花柄がない、オオバショウマは根出葉が1回3出複葉で花に花柄が無い、というが、葉の損傷が激しく同定できないが、花期でいえば、8-9月のイヌショウマ、オオバショウマより、8-10月のサラシナショウマだろう
駐車場から300mほどで大円地越への分岐があったようだが、標識が無く通過し、舗装路が途切れたところから登山道に入り、すぐに分岐がある
真っすぐ進んでも良いようだが、ここは標識に従い左折
杉並木の中を登ってゆく
山頂への電信柱に沿って、尾根道を登る
南面と西面と比べ、穏やかな傾斜だそうだが、どっこい
倒木もある
集塊岩とも呼ばれる、約1,200~1,300万年前の男体山火山角礫岩がむき出しの地層を削り、階段を掘った場所が、数カ所ある
杉並木の中を登ってゆく
山頂への電信柱に沿って、尾根道を登る
南面と西面と比べ、穏やかな傾斜だそうだが、どっこい
倒木もある
集塊岩とも呼ばれる、約1,200~1,300万年前の男体山火山角礫岩がむき出しの地層を削り、階段を掘った場所が、数カ所ある
同時期に黄色の花が咲くヤクシソウは、葉の基部が茎を抱き、花が密集してつき、花弁先端がギザギザに切られたように見える
山頂が近づくと、八溝山地と多賀山地に挟まれた久慈山地が見渡せる
南南東の先には筑波山
標高634mにある説明版
東海原発と思われる建物の先に、太平洋が見える
山頂への最後の急登
山頂の祠が見えた
標高653.9mの奥久慈男体山登頂
南側の展望は素晴らしいが、北側は樹木で見晴らせない
男体山系は茨城百景にもなっている
男体神社奥宮は、伊邪那岐命を主神と仰ぎ、女体山と呼ばれる長福山に伊邪那美命を奉斎し、両方一体となって麓の男体神社で祀られているのは、筑波山神社と同じ形態
男体山を成す角礫岩に比べ、脆い砂質岩が差別侵食作用により深く削られ、稜線の西~南面は断崖をなしているという
奥の院の脇の断崖の上から、精いっぱいの山の写真
奥久慈男体山山頂から見る、筑波男体山と、日光男体山、高原山、那須連山
山頂が近づくと、八溝山地と多賀山地に挟まれた久慈山地が見渡せる
南南東の先には筑波山
標高634mにある説明版
東海原発と思われる建物の先に、太平洋が見える
山頂への最後の急登
山頂の祠が見えた
標高653.9mの奥久慈男体山登頂
南側の展望は素晴らしいが、北側は樹木で見晴らせない
男体山系は茨城百景にもなっている
男体神社奥宮は、伊邪那岐命を主神と仰ぎ、女体山と呼ばれる長福山に伊邪那美命を奉斎し、両方一体となって麓の男体神社で祀られているのは、筑波山神社と同じ形態
男体山を成す角礫岩に比べ、脆い砂質岩が差別侵食作用により深く削られ、稜線の西~南面は断崖をなしているという
奥の院の脇の断崖の上から、精いっぱいの山の写真
奥久慈男体山山頂から見る、筑波男体山と、日光男体山、高原山、那須連山
翼のある短い葉柄をもつのは、アキノキリンソウと同じだが、花弁先端がギザギザに切られたように見えるヤクシソウは、同時期に黄色の花が咲くので、ややっこしい
山頂直下に、鎖場が連続する絶壁登りが楽しめる「健脚コース」との合流点がある山頂で出逢った今日一人目の登山者が、茨城にこんなとこがあるなんてと、鎖場を堪能してきた様子
我々は男体山の北の尾根を、ぐるっと回るので、ここは直進
秋の山を堪能できる
クマもシカもイノシシも人間も、気配すらない
コアジサイの実のようだ
今度は谷を下る
葉の基部が茎を抱いていないので、アキノキリンソウ
妊活中のミヤマフキバッタ(仮)
我々は男体山の北の尾根を、ぐるっと回るので、ここは直進
秋の山を堪能できる
クマもシカもイノシシも人間も、気配すらない
コアジサイの実のようだ
今度は谷を下る
葉の基部が茎を抱いていないので、アキノキリンソウ
妊活中のミヤマフキバッタ(仮)
フキバッタ類は翅が退化し飛べないため個体の移動範囲が狭く、地域毎の分化が進んでいてその境界が不明瞭なことから、種の特定が大変難しく、そもそも何種に分類されるべきかも確定していないらしい
モミジハグマの葉は、オクモミジハグマと比べ、より深く切れ込むというので、定性的だがオクモミジハグマだろう
この森の気持ちよさは、写真には写せない
ナスビ系の花だと思ったが、どうやら先端が折れてしまった、
モミジハグマの葉は、オクモミジハグマと比べ、より深く切れ込むというので、定性的だがオクモミジハグマだろう
この森の気持ちよさは、写真には写せない
長円形の赤い実を付ける樹木は、那須岳の日の出で見たヒロハヘビノボラズと違い、長い鋭い刺がないので、ガマズミ属の日本固有種、オトコヨウゾメだろう
ナスビ系の花だと思ったが、どうやら先端が折れてしまった、
ヤマハッカ(山薄荷、Isodon inflexus、シソ科ヤマハッカ属の多年草)のようだ
山形月山でも見た、ゴマナかな
なかなか休憩する場所が無く、ようやくとピークの一つでお弁当
谷の方から、落ち葉を踏みしめる獣の気配
山形月山でも見た、ゴマナかな
なかなか休憩する場所が無く、ようやくとピークの一つでお弁当
谷の方から、落ち葉を踏みしめる獣の気配
イヌヨモギ(犬蓬、Artemisia keiskeana、キク科ヨモギ属の多年草)
アキノキリンソウ
この時期のヤクシソウとの見分けには、葉が茎を抱くかどうかが、簡単なようだ
ヤマハギやマルバハギの葉は葉は3出複葉なので却下
下唇の喉部に黄色い斑点2個が確認でき、葉先が丸いので、ミヤマママコナですね
北周りの縦走路は、何度もUp/Downを繰り返す
さっきはゴマナといったけど、筒状花の周囲に毛の様な冠毛が有るのがノコンギクで、冠毛が無いのがヨメナだという
アキノキリンソウ
この時期のヤクシソウとの見分けには、葉が茎を抱くかどうかが、簡単なようだ
ヤマハギやマルバハギの葉は葉は3出複葉なので却下
下唇の喉部に黄色い斑点2個が確認でき、葉先が丸いので、ミヤマママコナですね
北周りの縦走路は、何度もUp/Downを繰り返す
さっきはゴマナといったけど、筒状花の周囲に毛の様な冠毛が有るのがノコンギクで、冠毛が無いのがヨメナだという
冠毛は見えないので、ノコンギクは落ちる
ヨメナとカントウヨメナは、花や葉からは見分けられる知識が無い
最初のゴマナを含め、カントウヨメナかもしれない
一カ所だけ、道なき崖をトラバースする場所があった
またもやピークを越える
アザミ属の若い草だろう
キク科オニタビラコ属のオニタビラコとヤクシソウ
またもやピークを越える
叩くと胞子を煙のように飛ばす、
オオハナワラビ(大花蕨、Botrychium japonicum、ハナヤスリ科ハナワラビ属のシダ植物)アザミ属の若い草だろう
キク科オニタビラコ属のオニタビラコとヤクシソウ
オニタビラコは全体にやわらかく細かい毛があり、茎や葉を切ると白い乳液を出し、茎の上部の葉は少なく、小型で少し褐紫色を帯びることが多く、茎の先に直径7~8㎜の黄色の頭花を散房状に付ける
ヤクシソウは全体に無毛で、茎を切ると白い乳液を出し、茎葉は互生し長楕円形または倒卵形で、ふちには浅い鋸歯があり、基部は後方に大きくはりだして茎を抱き、花は枝先や上部の葉腋に黄色の頭花を数個ずつつける
これには毛があるようには見えず、残っている葉は茎を抱いており、ヤクシソウだろう
センニンソウの葉は羽状複葉、小葉は大半5枚、ほぼ卵形、先は細まり鈍角、鋸歯はないので、写真のとおり
ナギナタコウジュ
奥久慈グリーンラインに合流し、駐車場まであとわずか
山頂の景色は素晴らしかったけど、下山中の紅葉林が気持ちよかった
ナギナタコウジュ
奥久慈グリーンラインに合流し、駐車場まであとわずか
山頂の景色は素晴らしかったけど、下山中の紅葉林が気持ちよかった
単独登山者2名
お昼に下山してしまい、せっかくなので袋田の滝へ
黄葉はしてるんだけど
茨城県久慈郡大子町袋田の四度瀧(よどのたき)不動明王
実は袋田の滝の滝つぼ脇に、高低差が大きい崖に、長い柱の上に建物を建てる「懸造」(かけづくり)という建築方法で江戸時代に造られた四度瀧不動尊奥の院があり、不動尊の本尊は奥の院にあり、そちらが本殿なのだが、危険なので立入禁止だという
お昼に下山してしまい、せっかくなので袋田の滝へ
黄葉はしてるんだけど
日本三名瀑、日本の滝百選の袋田の滝
こんなもんかなあ茨城県久慈郡大子町袋田の四度瀧(よどのたき)不動明王
実は袋田の滝の滝つぼ脇に、高低差が大きい崖に、長い柱の上に建物を建てる「懸造」(かけづくり)という建築方法で江戸時代に造られた四度瀧不動尊奥の院があり、不動尊の本尊は奥の院にあり、そちらが本殿なのだが、危険なので立入禁止だという


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