2024/9/13 (Fri)
下風呂温泉をあとにし、恐山へ向かう途中の山道で、キオンかと思ったが、ハンゴンソウ(反魂草、Senecio cannabifolius、キク科キオン属の多年草)のようです
キオンの葉は切れ込まないのに対し、大ハンゴンソウのような葉の切れ込みを持つという
昨日仏ヶ浦でみた、エゾゴマナ
キオンの葉は切れ込まないのに対し、大ハンゴンソウのような葉の切れ込みを持つという
昨日仏ヶ浦でみた、エゾゴマナ
むつ市大字田名部字宇曽利山の、下北半島国定公園
この世と霊場を分ける三途川にかかる太鼓橋
地獄の風景と極楽の風景が広がる、あの世に最も近い場所、曹洞宗 釜臥山 菩提寺(恐山菩提寺)に到着恐山は元は宇曾利山(うそりやま)と呼ばれていたが、その地獄谷のような光景から「うそり」が「恐れ」となり、やがて恐山と呼ばれるようになったと言われている
総門をくぐり境内へ
右手に寺務所
左手が本堂
広々とした庭
立派な仁王門
手水鉢の脇に、子孫繁栄の石の亀
正面は地蔵殿(開山堂)
本尊の地蔵菩薩を祀る
比叡山・高野山とともに日本三大霊山(日本三霊山が正しい)といわれる恐山
念仏行者の臨終の際に、阿弥陀三尊が25人の菩薩と共に白雲に乗ってその死者を迎えに来て、極楽に引き取る「来迎(らいごう)の像」
霊夢により山形県の「山寺立石寺」を開山した慈覚大師円仁が、次いでこの地を訪れ、貞観4年(862)「恐山菩提寺」を開山したと伝えられる総門をくぐり境内へ
右手に寺務所
左手が本堂
広々とした庭
立派な仁王門
手水鉢の脇に、子孫繁栄の石の亀
正面は地蔵殿(開山堂)
本尊の地蔵菩薩を祀る
聖観音と十一面観音は、生涯に約12万体の仏像を彫ったといわれる円空作で、田名部海辺三十三観音(別名下北三十三ヶ所観音)霊場の33番札所である
振り返ると、山々が美しい
地蔵殿の脇から、地獄めぐりが始まる
先ずは無間地獄から、奥の院を目指す
だったが、すぐに到着
むき出しの不動明王
看板くらいは、立て直そうよ
いたるところから、ガスが噴出している
外輪山は、蓮華八葉と呼ばれ、剣山、地蔵山、鶏頭山、円山、大尽山、小尽山、北国山、屏風山の8つの火山からなりたつ
花期は6~7月だという、イソツツジ(磯躑躅、石躑躅、エゾツツジ、Ledum palustre subsp. diversipilosum var. nipponicum、ツツジ科イソツツジ属の常緑小低木、高山植物)だが、地熱のせいか9月でもちらほら咲いている
火山灰土壌や硫気口に近いところが、好みだという
慈覚大師堂の周りは、風車がたくさん供えられている
風車は輪廻の象徴で、死者の為にお花の代わりに手向けていくのだという
慈覚大師円仁が、飛んできた一羽の鵜に導かれ湖を見つけ、ウソリ湖と名をつけ、ウソレヤマを開いたのが、オソレヤマとなったという説
アイヌ語で、湾又は入江、くぼみを示す(ウソロ)を語源とする説もある
延命地蔵尊
大師説法之地
大きな山は、大尽山
大平和観音
賽の河原
幼くして亡くなった子供は父や母を不幸にしたという罪で地獄に落とされてしまいます。その罪を償うには、自分の背丈より高く石を積めば成仏できるといわれ、地獄に落ちた子供達は一生懸命に石を積むのです。なんとも痛ましく目頭が熱くなるお話ですがこの話には続きがあり、幼い子ども達が一生懸命に石を積んでいると地獄の鬼どもが現れ鉄棒で崩してしまいます。この為子ども達はいつまでたっても救われず苦しむのですが、そんな時に現れ地獄の鬼どもを追い払い子ども達を救ってくれるのが地蔵菩薩です。恐山のご本尊は「延命地蔵菩薩」ですので、この話に基づき地獄の賽の河原に見立てた境内に石を積み亡くなった子ども達を弔うという風習が根付いているようです。
死者はこの森(山)から八角堂に降りてるといわれ、お盆が近くなると下界でも不自由しないようにと、手ぬぐいが木々に結びつけられている
池の苔が変色して、赤くなる事もあるというが、まるできれいな血の池地獄
大尽山を背景に、宇曽利山湖(うそりやまこ)湖畔に建つ、東日本大震災慰霊塔
この湖水はpH3.5と酸性が強いので、ウグイのみが棲息しているとのこと
まるで南国のような、極楽浜
極楽浜で、祈りをささげる女性
あ、この写真を撮っていたんですね
地元では宇曽利湖(うそりこ)と呼ばれるらしい
標高209 m、直径約2 kmのカルデラ湖だが、湖面の水位変動が大きいようで、資料によりばらつきが大きい
金掘地獄
延命地蔵尊
大師説法之地
大きな山は、大尽山
大平和観音
地蔵菩薩
八角円堂は、死者が降りてくる場所といわれ、堂内には死者がいつ来てもよいようにと、遺族の方が納めた一揃えの服が納められている賽の河原
幼くして亡くなった子供は父や母を不幸にしたという罪で地獄に落とされてしまいます。その罪を償うには、自分の背丈より高く石を積めば成仏できるといわれ、地獄に落ちた子供達は一生懸命に石を積むのです。なんとも痛ましく目頭が熱くなるお話ですがこの話には続きがあり、幼い子ども達が一生懸命に石を積んでいると地獄の鬼どもが現れ鉄棒で崩してしまいます。この為子ども達はいつまでたっても救われず苦しむのですが、そんな時に現れ地獄の鬼どもを追い払い子ども達を救ってくれるのが地蔵菩薩です。恐山のご本尊は「延命地蔵菩薩」ですので、この話に基づき地獄の賽の河原に見立てた境内に石を積み亡くなった子ども達を弔うという風習が根付いているようです。
死者はこの森(山)から八角堂に降りてるといわれ、お盆が近くなると下界でも不自由しないようにと、手ぬぐいが木々に結びつけられている
池の苔が変色して、赤くなる事もあるというが、まるできれいな血の池地獄
大尽山を背景に、宇曽利山湖(うそりやまこ)湖畔に建つ、東日本大震災慰霊塔
この湖水はpH3.5と酸性が強いので、ウグイのみが棲息しているとのこと
まるで南国のような、極楽浜
極楽浜で、祈りをささげる女性
あ、この写真を撮っていたんですね
地元では宇曽利湖(うそりこ)と呼ばれるらしい
標高209 m、直径約2 kmのカルデラ湖だが、湖面の水位変動が大きいようで、資料によりばらつきが大きい
Yellow Stoneを上から見たみたい
重罪地獄とは?金掘地獄
実は恐山は、噴出する熱水が金鉱石を形成している、生きている金鉱床として有名で、爆裂火口の中にできた浅い熱水湖の沈殿物の中に見つかっている
金を含む沈殿物の地層が、ヘドロ状に形成されていおり、このようなメカニズムでできる金鉱床は、1989年にはじめて報告され、恐山型金鉱床と呼ばれる大変珍しいものと考えられているイオウゴケ(硫黄木毛、モンローリップ、ハナゴケ科ハナゴケ属の冷温帯や亜寒帯の硫黄泉の地上や樹皮上に生育する地衣類)
五智如来
五智如来
左から、北方世界の釈迦如来、西方世界の阿弥陀如来、中央の大日如来、南方世界の宝勝如来、 東方世界の薬師如来
右の台地型の山の左手は、下北半島最高峰の釜臥(かまふせ)山(標高879m)で、山頂に見える建物は、北朝鮮の核実験やミサイル発射にそなえて設置された、自衛隊のレーダーサイトだという
卒塔婆を納める塔婆堂
恐山10号泉(古滝の湯)は、溶存物質量4.306 g/kgの低張性ーpH2.2の酸性ー泉温65.5℃の高温泉
恐山11号4号混合泉(冷抜の湯)は、溶存物質量4.341 g/kgの低張性ーpH2.03の酸性ー泉温51.7℃の高温泉
実はもうひとつ、花染の湯が少し離れた場所にあったようだが、気づかなかった残念
宇曽利湖から唯一流れ出ている正津川のことを、三途川と呼んでいる
サンズが訛ってショウズになったとも
右の台地型の山の左手は、下北半島最高峰の釜臥(かまふせ)山(標高879m)で、山頂に見える建物は、北朝鮮の核実験やミサイル発射にそなえて設置された、自衛隊のレーダーサイトだという
卒塔婆を納める塔婆堂
恐山の境内には温泉があり、元来は境内に参拝する前に浴びる「清めの湯」で、昔は恐山に参拝に来ていた人は全員恐山温泉で入浴していたというが、お参り後に足だけ浸かってみる
恐山12号泉「薬師の湯」は、溶存物質量4.269 g/kgの低張性ーpH1.89の酸性ー泉温74.2℃の高温泉
酸性・含硫黄・鉄ーナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(硫化水素型)メタケイ酸・メタほう酸も含む
古滝の湯(左)と冷抜の湯(右)
酸性・含硫黄ーナトリウムー塩化物泉(硫化水素型)メタケイ酸・メタほう酸も含む
酸性・含鉄ーナトリウムー塩化物泉で、メタケイ酸・メタほう酸も含む
宇曽利湖から唯一流れ出ている正津川のことを、三途川と呼んでいる
サンズが訛ってショウズになったとも
恐山をあとにして、尻屋埼へ向かう
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