9/14/2024

青森旅行10(龍泉洞)

2024/9/14 (Sat)
今回の旅行の最後のイベントは、岩泉町の鍾乳洞「龍泉洞(りゅうせんどう)」
龍泉洞は、山口県の「秋芳洞」、高知県の「龍河洞」と並んで、日本三大鍾乳洞の一つとされ、また洞内に棲むコウモリと共に国の天然記念物に指定されている
洞内総延長は、知られている所で4,088mで、見つかっている地底湖は8つあり、そのうち3つが公開されており、700mの行程となる
8/12に上陸した台風5号の大雨で、地底湖の水位が上がり、洞内を見学する通路が水没し閉鎖となってしまい、その後いつ水位が下がるのか、地底湖の透明度はどうかと心配したが、無事に訪問することができた
いざ進入
一口飲むと3年長生きするという古い言い伝えにちなんで名付けられた長命の泉だが、一口飲みたくても手が届かない

龍泉洞の中には、ウサギコウモリをはじめとした5種類のコウモリが生息していおり、1つの洞内に5種類ものこうもりが生息しているのは、日本では珍しいとされている

平成23年に、全ての照明をLEDに変えたという
それまでは、ライトの熱により、洞壁に頻繁に藻が発生していたが、LEDに変える事でかなり藻の発生は抑えられたという
それでも月に一度は龍泉洞スタッフが地底湖にボートを浮かべ、水中ライトを引き上げ、掃除をしているそうだ


平たい亀の甲の形に似た亀岩は、地盤の強い龍泉洞では珍しく、落盤によってできた自然の造形物
洞穴ビーナスは、石灰でできた石柱ですね


水深38mの第2地底湖




水深98mの第3地底湖










観光コースの中で最も高い位置にある三原峠は、地底湖の水面からの約35mの高さ

水深35mの第1地底湖が上からのぞける展望台
洞窟の天井からぶらさがっている白い鍾乳石「つらら石」

鍾乳石の先端から落ちてくる水滴に含まれる石灰分が集積し、洞床から上に伸びた「石筍(せきじゅん)」で、フローストーンは流れ石ともいい、流れ落ちた水に含まれる石灰分が結晶して洞壁を覆ったもの





















龍泉洞を出て、清水川をハイク
歩く人は少なく、奥入瀬よりも自然に浸れる













龍泉洞と川を挟んで両岸に位置する洞穴は、昭和42年の県道拡幅工事により発見され、かつて龍泉洞とひと続きだった可能性が非常に高い「龍泉新洞」
この洞穴は鍾乳洞がよく発達している事や、水流の痕跡が残っていて学術的に貴重な事から、洞窟そのままを科学館とした、世界で初めての自然洞穴科学館「龍泉新洞科学館」
この洞穴からは、大昔の動物の骨や骨で作ったクシや縄文時代の土器や石器がたくさん見つかっており、縄文人がこの洞穴に住んでいたあかし
縄文人は、風雨や寒さから身を守る天然の住居として、水の便の良い洞穴を利用していたのであろう
ひょっとして、水洗便所も使っていた?


洞窟内はGPSが利かなかったようで、記録はあいまい

全ての行程を無事終え帰路に就いたが、北上山地を縦貫する国道340号線の浅内ー茂市間は難所だった
すれ違い不可能な崖っぷちを通ったと思えば、2車線で直線の大きなトンネルが現れ、そしてまた山道
両側を細い山道で閉ざされた間に、どれだけの重機を送り込んで立派なバイパスを作り上げたのだろうか?
茂市から盛岡への国道106号線は、内陸と三陸沿岸を結ぶ横断軸の1つとして東日本大震災の復興支援道路に位置付けられて重点的な整備がなされ、地域高規格道路の宮古盛岡横断道路となっており、跡切れ跡切れに旧道になりはするものの、無料の高速道路状態で楽ちん
盛岡からは東北自動車道を使い、宮城県から福島県に入った国見サービスエリアで夕食
シーフードは避けて、しっかりした厚みの仙台牛タンが4枚乗った冷麺と、
がっつりソースかつ丼
魚介類が好きでも、そう続けられないと悟りました
龍泉洞から約550 kmを走り切り帰宅
4泊5日の全工程の走行距離は1800 kmを超え、平均燃費は21.91 km/Lでした

0 件のコメント:

コメントを投稿