大杉神社から利根川を渡り千葉県に入る
道の駅 オライ・はすぬまで、見慣れぬ魚に見とれていると、隣のお客さんが「背黒イワシってこの辺では言うのよ。ごま酢漬けが一般的ね」
セグロイワシとはカタクチイワシの別名で、九十九里では大き目のカタクチイワシが採れるらしいそこでスタンプラリーを発見
さっそく一つ目のスタンプをGet
九十九里浜を南下すると、サーフボードShopや、Hamburg Shopが点在しており、若者の町を感じられる
いすみ市岩船の岩船地蔵尊へ立ち寄る
第91代御宇多天皇の建治元年(1275)時の中納言藤原兼貞が、ご本尊および75柱の霊神を奉じ、東国辺土遊航の途中台風に遭い、船中で一心に尊像を念じたところ、当時の小千谷村釣師(つるし)海岸に漂着し、一漁夫の助力により上陸することが出来たという風雨が静まると、船は大きな岩の船と化して海上に浮かび、また尊体安置を示唆する霊岩も同時に出現したので、兼貞はその奇瑞(ふしぎなめでたいしるし)に感じて里人と相談し、この地に堂宇を建立したといい、この時から、小千谷村は岩船村と呼ばれるようになったという
下野岩船地蔵尊(岩船山高勝寺、2023/5/9と2024/9/23に訪問)・越後岩船地蔵尊とともに日本三岩船地蔵の一つで、長野県中野市岩船や鎌倉岩船地蔵、神奈川県平塚市の霊山寺も数えられることがあるという
また関東百八地蔵霊場の78番となっている
現在は岩船山 東陽寺の境外仏堂として管理されている
ご本尊は寄木造りの地蔵尊、像高33cm、室町期の作(市指定文化財)
ツワブキの花が、たくさん咲いている
岩船地蔵尊から南に一つ岬を超えた先に、漂着した釣師海岸がある
当地周辺に、七十五神を祀ったと伝える神社が多くあるという
昔、75座を供応した故事にちなみ、岩船でとれた食事の材料を各戸から出し合い、75膳を用意して神殿に供える儀式(町無形文化財)が近くの岩船八幡神社に伝わっているという
本来はこれが岩となった船だろうか?
天気も回復せず、日暮れも早いので、今日の残り予定を返上し、御宿・勝浦・守屋・鴨川を通過し、最初のお宿鴨川市太海浜の江澤館へ
夜景のため見えにくいが、大正ロマン風なたたずまいの落ち着いたお宿
溶存物質1.158g/kg低張性・pH不明弱アルカリ性・15.2℃冷鉱泉
現在は岩船山 東陽寺の境外仏堂として管理されている
ご本尊は寄木造りの地蔵尊、像高33cm、室町期の作(市指定文化財)
ツワブキの花が、たくさん咲いている
岩船地蔵尊から南に一つ岬を超えた先に、漂着した釣師海岸がある
当地周辺に、七十五神を祀ったと伝える神社が多くあるという
昔、75座を供応した故事にちなみ、岩船でとれた食事の材料を各戸から出し合い、75膳を用意して神殿に供える儀式(町無形文化財)が近くの岩船八幡神社に伝わっているという
本来はこれが岩となった船だろうか?
天気も回復せず、日暮れも早いので、今日の残り予定を返上し、御宿・勝浦・守屋・鴨川を通過し、最初のお宿鴨川市太海浜の江澤館へ
夜景のため見えにくいが、大正ロマン風なたたずまいの落ち着いたお宿
314.7mg/kg Na - 358.8mg/kg 炭酸水素 - 311.4mg/kg 塩化物泉 - 53.6mg/kg メタケイ酸
加水、加温、循環、塩素消毒すべてありありのお湯
タンクローリー車で10km輸送してくるのだから、仕方ないよね
温泉では売りが無かった鴨川温泉だが、料理はスゴイ
アカヤガラ(赤矢柄、Fistularia petimba、トゲウオ目ヤガラ科の海水魚)は、鴨川近海の定置網にかかるそうだ
上半分の白身がヤガラで、淡白だが噛みでがあり、美味しい
加水、加温、循環、塩素消毒すべてありありのお湯
タンクローリー車で10km輸送してくるのだから、仕方ないよね
温泉では売りが無かった鴨川温泉だが、料理はスゴイ
アカヤガラ(赤矢柄、Fistularia petimba、トゲウオ目ヤガラ科の海水魚)は、鴨川近海の定置網にかかるそうだ
上半分の白身がヤガラで、淡白だが噛みでがあり、美味しい
下半分はアジ、カンパチ、サバの刺身
白身魚のカルパッチョも美味しい
右下のピーナッツが、巨大だが柔らかくて、さすが千葉県
海老とホタテと白身魚の、なべ蒸し焼き
これぞ江澤館自慢の「荒磯料理」
体長1m程だが、刺身になるのは1/3程なので、高級料理らしい
2024/11/21 (Thu)
雨も上がり、お天気は期待が持てるが、昨夜から海風がかなり強い
仁右衛門島に打ち寄せる太平洋の荒波
泊めていただいた部屋は、2階の右側。下は海
1階の三角部屋が浴室なので、浴室の窓からすぐ海だ
裏山の名前は、聞きはぐった
太海漁港周辺Map
江澤館は「画家ゆかりの宿」でもある
白身魚のカルパッチョも美味しい
右下のピーナッツが、巨大だが柔らかくて、さすが千葉県
海老とホタテと白身魚の、なべ蒸し焼き
これぞ江澤館自慢の「荒磯料理」
体長1m程だが、刺身になるのは1/3程なので、高級料理らしい
2024/11/21 (Thu)
早朝の客間からの眺め
部屋からの日の出は、ちょうど正面の仁右衛門島(にえもんじま)に隠れている仁右衛門島は、源頼朝や日蓮の伝説で知られ、千葉県では最も大きな島かつ、唯一の有人島で、県指定名勝となっているほか、新日本百景にも選ばれている
治承4年(1180)石橋山の戦いに敗れた源頼朝が安房に逃れた際、島主の仁右衛門に助けられ、夜襲を避けて潜伏したとされる洞窟が残る
また、安房国長狭郡東条郷片海(現在の千葉県鴨川市)の漁村で誕生した日蓮が、朝日を拝したと伝えられる神楽岩があり、正一位福女稲荷大明神が祀られているが、島に渡って観光する時間的猶予はなかった
太海漁港の正面のお宿雨も上がり、お天気は期待が持てるが、昨夜から海風がかなり強い
仁右衛門島に打ち寄せる太平洋の荒波
泊めていただいた部屋は、2階の右側。下は海
1階の三角部屋が浴室なので、浴室の窓からすぐ海だ
裏山の名前は、聞きはぐった
太海漁港周辺Map
江澤館は「画家ゆかりの宿」でもある
日本近代洋画家の先駆者と言われる浅井忠が、房総旅行の途中で波太海岸を先駆的にスケッチしたのが、写生地としての波太海岸の歴史の始まりだという
その後、石川寅治と中川八郎が波太海岸の、当時造船所を経営していた江澤館に泊まり、海の作品を描き、その絵が絵画展で受賞したことで、波太海岸は画家の注目の写生地となった
そんな絵が、壁じゅう所狭しと掛けられた食堂でいただく、海の家の朝食
食後、主人が案内してくれたのは、「昭和6年の夏、江澤館に滞在した安井曽太郎画伯は、4階の一室からの眺望を好み、人も近づけずにこもり、眼下の海景を写生した」というその部屋
食後、主人が案内してくれたのは、「昭和6年の夏、江澤館に滞在した安井曽太郎画伯は、4階の一室からの眺望を好み、人も近づけずにこもり、眼下の海景を写生した」というその部屋
安井画伯の風景画では代表作の「外房風景」は、まさにその部屋の窓から見える景色そのもの
民家は新しくなり、対岸の山も石出しで切り崩されたものの、左手の松の木や松の下の祠も、窓から見える風景に残っていた
「外房風景」の実物は、岡山県倉敷市の大原美術館に展示されているという
また、戦後の混乱期に発生した、大量毒殺事件である「帝銀事件」の犯人として逮捕され、死刑囚となった平沢貞通は、二科展に3回、文展に16回、光風会には毎年入選したほどの、一流の画家だったというが、その彼もまた、江澤館の客であったという
最高の荒磯料理と温泉、さらに画家たちの説明を受けた江澤館前にも、ツワブキの花とアロエの花が、きれいに咲いていた今日は昨日周れなかった鴨川へ戻り、楽しむよ
0 件のコメント:
コメントを投稿