6/22/2025

利尻島旅行(Day 1)

2025/6/22 (Sun)

早朝5時台に石橋駅を出て、品川乗り換えで羽田空港へ
札幌/新千歳空港で利尻島行きに乗り換えるのだが、利尻島強風のため欠航の可能性が高いという
隣のカウンターでも、利尻島へのお客が同じ状況で、発券できない様子
こちらは発券はできそうだが、預け荷物が札幌引き取りと言われ、欠航の場合は仕方ないがなんとか利尻まで繋いでくれと頼みこみ、うまくいった
とはいうものの、欠航の場合はどうしよう
札幌で5泊6日はしたくない
稚内に出て、フェリーで行くか?でも飛行機が飛ばない時でもフェリーって出るのかしら?
それでは稚内へ行く理由が無いから、どうせなら北海道の山でも歩くか?
そこで気付いた!利尻礼文の離島にはクマがいないとの情報から、熊鈴を持ってきていない!
離陸後、あっという間に筑波山上空
あいうえおと言う間に札幌到着
利尻行きのフライトは飛ぶには飛びそうだが、引き返す可能性ありという条件付き
しかしどのフライトだって、急な天候変化での途中着陸や引き返すのが当たり前で、わざわざ言われなくても散々経験済みですよ
山の名前がわかる「AR山ナビ」アプリは、現在位置と方角だけで、こんなこともできる
強風にあおられながらも、無事利尻空港に着陸のとたん、乗客全員から拍手喝さいが起こり、Vacationに来た感覚が沸き上がる

地上に降り、強風を目の当たりにして、再度Pilotに拍手を送りたい!
利尻島のシンボル利尻山(利尻富士)は、山頂を隠している
アイヌ語で高い島=リイ・シリが語源だという利尻(りしり)島
夢の浮島 利尻島とは、こんなところ


時代に合った情報出しは、できているようだ



予約していたレンタカーを空港で受け取り、空港脇の草原で、野草たちが色鮮やかに迎えてくれる
これからじっくり観察してあげるからね


Check Inより1時間早いが、荷物だけ預かってもらおうと宿へ立ち寄り、そのまま車で時計回りに島めぐり
利尻礼文国定公園から格上げされ、日本最北の国立公園となった「利尻礼文サロベツ国立公園」内の、姫沼にあったヨツバヒヨドリは、ヒヨドリバナの変種で、亜種名にあるsachalinenseはサハリンを意味するというから、この辺が本拠地だ
葉が180度に対生するヒヨドリバナに対し、90度に4輪生するヨツバヒヨドリ
利尻島観光推進協議会が主催する、スタンプラリーのCheck Pointでは、QRコードを読み取ることでポイントが得られるようだが、ここ姫沼は携帯電波外で繋がらないよ!

水面に映る逆さ利尻富士が売りの姫沼だが、風のない日があるのか?
ヒトリシズカの実のようですが、うちにあったやつの10倍大きい
島の東からは、利尻富士が山頂まではっきりと望めたが、停車スペースが無く南岸のオタトマリ沼(アイヌ語で「砂のある入り江」を意味)まで来たら、山は全く見えなくなってしまった
利尻島最大の湖沼の畔にあったお店で、ホッケ入りカマボコを焼いてもらうが、ジューシーで美味いのなんの!
北海道の銘菓「白い恋人」のパッケージに描かれているのは、ここから眺めた利尻富士で、プロポーズ証明書を発行してくれるという「白い恋人の丘」だが、利尻富士のこの姿は期待できないので、通過

マグマの水蒸気爆発でできた火口跡(マール)の沼浦湿原の一部である、オタトマリ沼の、周囲約1.1 kmの遊歩道を一周
昨年以前のオオウバユリの残骸
今年の新芽だが、すでにデカい
マイヅルソウの実が、赤くなってきている
マイヅルソウの実は、緑~黄~赤に変わってゆく

鮮やかなオレンジの花は、
コウリンタンポポ(紅輪蒲公英、エフデギク、Fox-and-cubs、Orange Hawkweed、Pilosella aurantiaca、キク科タンポポ亜科コウリンタンポポ属の多年草、帰化植物)
戦後サハリンから侵入したものとみられており、ブルーリストでA2「生態系等へ大きな影響を及ぼしており、防除対策の必要性について検討する外来種」に指定されているが、島内のいたるところで見かける
多数の花が集まった頭花を作るが、タンポポの名が示す通り、花弁に見える一枚が一つの花(舌状花)だという

最初に頂端の1つが咲き、その後周辺の花が次々と咲くという
オオハナウドは、アイヌ語名ピットㇰ(pittok)を持つほど、北海道にはなじみの植物で、アイヌ文化では、食用・薬用としたほか、ヒメザゼンソウと並び「神の野草」として重要視され、儀式の際の供物とするらしい
カムチャッカ地方では茎の皮を剥いで乾燥させ甘味材にするとか、ロシアでは草の汁をヴォッカの材料とするとか

トウヒ属の針葉樹の新芽のようですが、ウラジロモミかなあ
イソツツジ(磯躑躅・石躑躅、Ledum palustre subsp. diversipilosum var. nipponicum、ツツジ科イソツツジ属の常緑広葉樹小低木、高山植物)が正式和名のようだが、ここではエゾイソツツジ(蝦夷磯躑躅、ツツジ科の常緑小低木、北海道の固有種)
「エゾツツジ」と言うところを誤って、「イソツツジ」と伝えられ、一般的に「エゾイソツツジ」と呼ばれている、というのが北海道庁建設部まちづくり局都市環境課の主張です
長い雄しべが特徴的
Wikipediaも、「エゾ(蝦夷)ツツジ」が誤って、または転訛して「イソツツジ」と伝えられたとされる。エゾツツジの東北訛りだともいわれ、海岸の磯に生えているわけではない。とする

先ほどのコウリンタンポポの近縁種、
キバナコウリンタンポポ(黄花紅輪蒲公英、Hieracium pratense Tausch.、キク科タンポポ亜科ヤナギタンポポ属の多年草、帰化植物)
葉は、根際に集まりロゼット状になり、茎葉全体に剛毛を密生する
カイガラムシの一種の、
ワタアブラムシ(Aphis gossypii Glover、カメムシ目アブラムシ科に属する昆虫)の卵嚢とおもわれ、冬芽の近くに産み付けられた卵で越冬、春に孵化し、新芽や若葉で吸汁加害する顕著な害虫
相当量を見かけたけど、駆除しなくていいのかな
オオダイコンソウ(大大根草、Geum aleppicum、バラ科ダイコンソウ属の多年草)
茎の上部につく葉は3個の小葉からなり、先はとがり基部はくさび形で、7~9月に茎先に径15~20mmの黄色の花を1個ずつつける

ハマナス(浜茄子、ハマナシ(浜梨)、Rosa rugosa、バラ科バラ属の落葉低木)
上向きに咲いていれば、リシリアザミだろうが、下向きなので
チシマアザミ(Cirsium kamtschaticum、ナンブアザミ節チシマアザミ亜節チシマアザミ列)だろう
西海岸の沓形(くつがた)岬公園

ハナウドは本州に限られているらしいので、オオハナウド

利尻富士は大きな雲の中
日本海とオホーツク海の境目で、礼文島が見える
利尻富士を駆け上った風が下降し、波打つように再上昇するとできるレンズ雲ができている
海に沈む夕日で有名な場所

ゼンテイカ(禅庭花)はニッコウキスゲのほか、エゾゼンテイカ、センダイカンゾウ、ヤマガンピョウ、オゼカンゾウとも呼ばれ、ここではエゾカンゾウと呼ぶ
花弁は見た目は6枚だが、うち3枚は萼が変化した物で、実際は3枚花弁
朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花だという
エゾニュウの柄の基部は膨らみ、筋肉のよう

筋肉から生まれた、花と葉
ハマナス

沓形埼灯台
利尻富士を見ながらさらに北上
富士野園地沖にある、ポンモシリ(小さい島)島
ウミネコが集団でコロニーをつくっているという
ふつうの「萩」は秋に咲くが、蔓性ではなく直立したセンダイハギは、黄色い花を利尻では6月上旬頃に咲かせる

島の北側は良いお天気だが、風は相変わらず強い
富士野園地に咲くエゾカンゾウは、今年は多く咲いているという


鴛泊(おしどまり)港隣のペシ岬上空のレンズ雲

キバナコウリンタンポポ

レンタカーを鴛泊港に返すと、その車で宿まで送ってくれた
ペンション群林風(グリーンウインドウ)は、かなり広い敷地を持つ(と思われる)
群林風のオーナーは、北海道アウトドア山岳ガイドの資格を持ち、利尻富士町観光協会の会長でもあられる

6時からの夕食を主に担当されるのは、オーナー夫人
一品一品にこだわりを持たせた、素敵な夕食

初日に、価格急騰と言うバフンウニをいただきました
トロリとして、味が濃く、甘みのある、世界一のウニでした

ごちそうさまでした

Day 2へ続く

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