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11/22/2025

2025/11月のハイク(月居山~袋田の滝)作成中

2025/11/22 (Sat)

巷は三連休初日だが、晴天予報のため、茨城県袋田の滝の南にある、月居山(つきおれさん)へ
連休+紅葉で読みが浅く、到着した朝8時半前で、橋の手前の無料駐車場は満車
駐車場からは登山者姿のグループやカップルが、続々と現れてくる
後で聞いた話だが、3日前にBS朝日の「そこに山があるから」という番組で、南野陽子さんが月居山を訪れていたらしい
連休+紅葉+TV放映直後では仕方がない
隣の温泉施設駐車場に駐車料金300円で車を停め、橋の袂から登山開始
イノシシが派手に掘り返した登山道を行く
七曲と呼ばれるジグザグ道を登る
七曲の上はアスレチック
我々が手を入れているの里山で、この状態ができたら、直ちに撤去される


一端月居隧道へ出て、100mほど林道を歩く
葉の形と黄葉することから、
ダンコウバイ(檀香梅、ウコンバナ、シロヂシャ、Lindera obtusiloba、クスノキ科クロモジ属の落葉低木~小高木)だろうか?
実がなっていないので、雄株なのだろう
月居隧道から登山道へ入る
次第に赤色が増え始めた
モミジガサの花に似るが、葉が掌状に5∼7裂ではなく、三角形のコウモリソウとも違う円腎形なので、日本固有種のカニコウモリ
総苞片が3つだとカニコウモリ、5つだとオオカニコウモリ(ニッコウコウモリ)だそうだが、総苞片というのがどれだか、良くわからない
葉柄の基部が茎を抱くのは、ミミコウモリ
ヤマユリの実でしょうか?
月居山は、北にある月居山前山(標高不詳)と、後山とも呼ばれる月居山(404m)の二つのピークを持つ双耳峰で、その鞍部が月居峠で、元治元年(1864)の元治甲子の変の古戦場だという
幕末のすったもんだから、水戸藩内外の尊王攘夷派(天狗党)が筑波山で挙兵し、全国規模で展開された一連の争乱だという
月居峠の四差路から、先ずは月居城のあった月居山(後山)へ


この美しさを写真に収める技量が無い

月居峠に生えるイチョウが、光り輝いている


花はチチコグサモドキに似ているが、葉の形状が異なる
ロープ場も数カ所あり、登り降りの人で渋滞が起きる


月居山山頂に到着すると、この景色
山頂には月居城(つきおれじょう、袋田城)があったそうだ
築城は、応永年間(1394~1425)といわれ、領主であり常陸守護である佐竹氏の庶家・北酒出氏の分家にあたる袋田氏により築城され、後に袋田氏が佐竹氏一門の小田野氏を相続することになり、袋田氏はその血脈を伝えながら断絶、主なき月居城は一時廃城となった
その後、永正元年(1504)月居城は再び、佐竹領北方の要衝として再興、佐竹氏庶家の高柿氏らを在番衆として置いた
関ヶ原の戦いで態度をはっきり示さなかったため、慶長7年(1602)佐竹氏は秋田転封となり、城主 野内氏もこれに随行したため廃城となり、その後も一国一城令の施行もあり、再建されることはなかった
月居城主であった野内氏は秋田転封後に出羽国大館に移封されたが、旧城の名である月居氏を称するようになったという
写真の月居城跡碑は、昭和58年(1983)に野内氏一族(野内氏・月居氏)が浄財を出し合って建てたという
山頂の北部に三角点があり、ここが最高地点(標高404m)だが、主図根点は林野局または林野庁が国有林の測量のために設置した標石で、4等三角点と同等らしい
奥久慈男体山側からの登頂口は、素晴らしい景色になっていた
帰宅後に南野陽子さんの番組を見逃し配信でチェックしたが、ロケが早すぎたのだろう、この素晴らしさは無かった
今年一番の紅葉風景に、写真を連写










山頂の景色を満喫し、下山開始
一端月居峠まで戻り、正面の前山へ向かう
光の弱い場所では、黄色くならずにクリーム色の低木
月居峠のイチョウ
前山に向かうとすぐに、月居観音堂(天台宗 月居山 光明寺 観音堂)の鐘楼台がある
本堂は幕末の天狗党の乱の際に、焼失してしまったとのこと
月居隧道あたりから、時折鐘の音が聴こえたのは、登山者がこの鐘を打っていたためだ
響きのいい、良い鐘の音だ
鐘楼の少し上に観音堂がある
平安初期の大同2年(807)に建てられ、中には運慶作と伝えられる観世音菩薩が安置されているそうだが、現在のものは平成13年に修復されたもの
八幡太郎(源)義家がここにお籠りしたという
下山後の駐車場の人によると、「建てたはいいけんど、維持すんが大変なんだよ」

ムラサキシキブの実
向かいが月居山
前山の山頂から、那須連峰が見える
山頂で一休み
麓の町が袋田の滝周辺のお店で、正面の山は登山難易度の高い、生瀬富士(なませふじ、標高406m)
前山から袋田の滝へ下山
リュウノウギク(竜脳菊、Chrysanthemum japonicum (Makino) Kitam.、キク科キク属の多年草)だろう
葉は長さ4~8cm、おおよそ楕円形で三つに浅く裂けて、さらに粗い鋸歯がある

生瀬富士
中腹で分岐があり、生瀬滝へ向かう
帰りは同じ道を戻るしかないが、結構な急坂だ
生瀬滝が林越しに見えた
滝川の河原に出た
ここは生瀬滝の滝上にあたる

上から滝をのぞき込むには、かなり危険な場所まで進む必要があり、この辺で雰囲気を味わう





生瀬滝を後にして、来た道を分岐まで戻る
対面の生瀬富士側から、さかんに「ヤッホー」の声が聞こえる
御嶽神社で見た、センボンヤリ
今度は袋田の滝へ降りる



途中、生瀬滝展望台から「国の名勝」「茨城百景」の生瀬滝


今度は「日本三名瀑」のひとつ、袋田の滝(四度(よど)の滝)が見えてきた