6/16/2025

2025/6月のハイク(キスゲ平~赤薙山・丸山)

2025/6/16 (Mon) 

2025/5/26 (月) 茶ノ木平
2025/6/02 (月) 高山~戦場ヶ原、(6/7 那須沼ッ原~南月山・白笹山
2025/6/09 (月) 千手が浜~西ノ湖~赤沼、に続き6週連続日光ハイクで、
朝8時、快晴の赤薙山(あかなぎさん、中央奥)と丸山(右手前)
早朝でレストハウスが使えず、トイレは第3駐車場を使えとのこと
来てみるとシャッターが閉まっていて屋根には24時間オープン
よく見るとシャッターカバーに「シャッターを開けてご利用ください」と
天空回廊ではなく、丸山へ登り小丸山から赤薙山を目指す予定だったが、午後の天候が不安だったため、先ずは天空回廊から赤薙山を目指す
 標高1,345mのレストハウス前から、1445段の天空回廊を登ります
ヨツバヒヨドリは、蕾前

オオナルコユリがたくさんの花を吊り下げている




花が風鈴のような形で紅色の筋が入り、更紗模様に似ている、
サラサドウダン(更紗灯台、更紗満天星、フウリンツツジ、Enkianthus campanulatus、ツツジ科ドウダンツツジ属の落葉低木)

ユキザサ(雪笹)の花



サラサドウダンの花が落ちている

見上げれば
ムシカリ(オオカメノキ)の葉と若実

丸山は、体力が残っていれば、帰路に寄ってみよう

カラマツソウ(落葉松草、唐松草)の蕾はピンク
第2ステージ
縦じまのあるサラサドウダンと、全体が赤く染まったベニサラサドウダンの中間的な感じ?
縞は見えるねえ

レンゲツツジ

アカハネムシが踏まれちゃったのかな?
ありゃ、霧降高原になってきた

標高500m以上の低山帯から亜高山帯で普通に見られ、森林地帯に生息する、
ヤマキマダラヒカゲ (山黄斑日陰蝶、Neope niphonica、タテハチョウ科ジャノメチョウ亜科のチョウ)
ナナカマド(七竈)のようです
更紗模様が無いですね
こんな時期に、ミズキでしょうか?
天空回廊のゴールです
ヘビイチゴでしょう
素晴らしい、霧の中です
葉の形から、
ミヤマニガイチゴでしょう
獣除けの柵を越え、獣エリアに入ります
すぐに小丸山頂上(標高1,601m)に到着
小丸山までは、2023/7/10(月)に登ったが、その先は未踏破エリア
ヘビイチゴ、キジムシロ、ミツバツチグリあたりでしょう
花弁の隙間が広く、葉が小さいですね


西(左手)から吹き上げる霧を避けて、稜線の右を歩く

イタドリの新芽でしょうか?

ユキワリソウがぶら下がっている


一瞬で霧が吹きつけます


ミヤマニガイチゴが、風を避けて洞窟に

ヒメハサミツノカメムシの雄
花弁の中心のオレンジ斑と葉の形から、
エチゴキジムシロ(越後雉子筵、越後雉筵、Potentilla togasii、バラ科キジムシロ属の多年草)
これは何でしょう?
ツガザクラ(栂桜、Phyllodoce nipponica Makino、ツツジ科ツガザクラ属の常緑矮性低木、日本固有種)の実でした
栂は葉でわかるが、サクラ?しかもこれで樹木?
高さ30cm以下の低木を「矮性低木」と呼ぶらしい
焼石金剛(1,850m)というガレ場に到着
レストハウスから比高500m登り、そろそろ雲の上に出そうな気もするが
毛虫の名前は、わかりません
ササ(笹、篠、筱、筿、小竹、イネ科タケ亜科)が花を咲かせるのは、60年から120年周期
黄色い部分が雄蕊で、褐色の部分に雌蕊があるらしい

そろそろ笹原から樹木の中に入る
今年はシロヤシオの年だ
何カ所で何回見たことだろう
斜度が上がり、木の根が頼り

霧は晴れそうにない
シロヤシオ
赤薙山登山のお目当てに遭遇

ヒメイワカガミ(姫岩鏡、Schizocodon ilicifolius、イワウメ科イワカガミ属の常緑多年草)
赤薙山への最短ルートから外れ、岩場を登ると、あっちにもこっちにも





薄紅色のものもある

場所により、ツガザクラも密集している
こちらはさらに小さな花だ

ピンクも良いが、純白も美しい
これはつい先日、那須南月山で見かけたヒメイチゲ(姫一華)の実だ
葉はいたるところにあるのに、ようやく見つけたマイヅルソウ

間もなく山頂、雲の上
山頂直下に、バイケイソウ



もう一息のはず
ウロコハナゴケ(鱗花苔、Cladonia squamosa (Scop.) Hoffm.、ハナゴケ科ハナゴケ属の開口群)のようだ

赤薙山(標高2,010m)栃木百名山第43座登頂

日光二荒山神社の摂社、赤薙山神社があり、少彦名命(スクナビコナ)が祀られている
マイヅルソウの蕾
山の同定が難しいので、AR山ナビというアプリを使ってみた
濃霧の中でも使えることが、わかった。。。
山頂で弁当を広げ、荷物を置いて女峰山側へ、もう一山登ってみた
崖を降りると、ヒメイワカガミだらけ
こりゃスゴイや
もう少し足をのばせば、朱色のイワカガミの草原が広がっているはずだが、天気もあり今日はここまでとする


赤薙山山頂へ戻り、気になる植物を発見
なんという花だろう

なんとこれは、ヒメイワカガミの花後の姿でした
来た道を引き返す
コメツガの新緑が美しい
しかし眺望は霧のみ
焼石金剛あたりで、多くのユキワリソウに出会った






キスゲ平方面はガスが晴れてきた

雲の上には出られなかったが、雲の下に出たということか
それでは丸山にも行ってみるか

小丸山で分岐を左に
ありゃ、丸山も結構きついよ
標高1,689mの丸山山頂
また霧に閉じ込められたので、さっさと下山
計画と逆方向に、丸山からゲストハウスを目指すが、なんかえらくきつい
八平が原まで降りてきたが、こちらから登らなくて正解だ

その先も、山あり谷あり、湿度あり苔ありで、結構な難路

小さな花には目もくれず、ひたすら下山

と言いつつも、何だこれ
クルマバソウ(車葉草、Galium odoratum、アカネ科アカネ亜科ヤエムグラ属の多年草)
花は1~2mm程だ
ゲストハウス前のニッコウキスゲに出迎えられる







本日であった動物;
人間のみ


下山メシは、鹿沼市末広町の「やぶそば」
飲み物を頼まなくても、突き出しが出てくる
冷やしたぬき蕎麦
冷やしニラそば